X Window System起動時にATOKのクライアントを自動的に起動するためには、次のように設定を変更します。
※Update Kit 2またはUpdate Kit 3が適用されていないTurbolinux 10D/F では動作しません。
Update Kitを適用していない場合は、Update Kit 2、Update Kit 3、またはそれ相当のアップデートモジュールを導入後*、ATOK for Linuxのインストールを行ってください。
*弊社では、Update Kit 2およびUpdate Kit 3 を適用した環境で動作確認を行いました。
※xinitrcパッケージが 6.0-43 以上の場合は、以下の操作は行う必要はありません。そのままATOK for Linuxをご利用ください。
それぞれの場合に応じて操作します。
I OSインストール以降、/etc/X11/xinit/xinitrc を変更していない場合
■操作
- rootユーザーでログインします。
- /opt/atokx2/sample/client_patch/client_patch.turbo10f を実行します。
- ログアウトします。
- 任意のユーザーでログインします。
ATOKが使用できるようになります。
II OSインストール以降、/etc/X11/xinit/xinitrc を変更している場合
以下は、OSインストール直後の xinitrc に対する変更を記述しています。
■操作
- rootユーザーでログインします。
- /etc/X11/xinit/xinitrc をテキストエディタで開きます。
- 以下のように内容を変更します。
(前略)
if [ -f ~/.xim ]; then
. ~/.xim
elif [ "${LANG%%.*}" = "ja_JP" ]; then
# 以下の3行を追加します。
if [ -f /var/lock/subsys/atokx2 ] &&
[ -x /opt/atokx2/bin/atokx2_client.sh ]; then
. /opt/atokx2/bin/atokx2_client.sh
# 以下の2行を#を記載してコメントアウトします。
# if [ -f /var/lock/subsys/atokx ] &&
# [ -x /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client ]; then
# 以下の2行を追加します。
elif [ -f /var/lock/subsys/atokx ] &&
[ -x /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client ]; then
. /usr/lib/im/locale/ja/atokserver/atokx_client
elif [ -f /var/lock/subsys/wnn7 ] &&
(後略)
- /etc/X11/xinit/xinitrc を上書き保存します。
- ログアウトします。
- 任意のユーザーでログインします。
ATOKが使用できるようになります。
III こんなときは
上記手順を行った後、[Ctrl]+[スペース]キーを押しても、ATOKがオンにならない場合、次のFAQを参照してください。