ATOK for LinuxにWindows版のATOK17やMacintosh版のATOK17で使用していた辞書を移行するには、次のように操作します。
それぞれの場合に応じて操作します。
I ユーザー辞書を移行する
■操作
- 移行する辞書ファイルを使用するユーザーで、セッションをフェールセーフにした後、ログインします。
- Windows/Macintosh環境から辞書ファイルをLinux環境の下記フォルダへコピーします。
/var/opt/atokx2/users/<ユーザー名>/
※コピー先のフォルダにも同じ名前の辞書ファイルがある場合、上書きコピーすると辞書の内容はすべて消えてしまいます。コピー先の辞書ファイルを残したい場合は、あらかじめ、別ディレクトリへ移動しておきます。
※Windows版ATOK17、Macintosh版ATOK17のユーザー辞書のフォルダやファイル名については、それぞれのマニュアル・ヘルプを確認してください。
- 辞書ファイル名の拡張子が大文字(*.DIC)になっている場合は、半角小文字(*.dic)に変更します。
- コピーした辞書ファイルの属性を次のように変更します。
所有者:辞書ファイルを使用するユーザー
グループ:所有者が所属するグループ
アクセス権:600 - フェールセーフモードをログアウトします。
- 移行する辞書ファイルを使用するユーザーアカウントでログインします。
- ATOKパレットの
をクリックして、基本のメニューから[プロパティ(環境設定)]を選択します。
- [辞書・学習]シートに切り替え、[学習]の[詳細設定]をクリックします。
[学習・登録詳細設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [ユーザー辞書]の右側の[参照]をクリックします。
[辞書ファイルの参照]ダイアログボックスが表示されます。
- ファイルの一覧から手順2.でコピーしたユーザー辞書を選択し、[OK]をクリックします。
[学習・登録詳細設定]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックします。
[辞書・学習]シートに戻ります。
- [OK]をクリックします。
II ダウンロードした辞書や専門用語辞書、自分で作成した辞書などを移行する
■操作
- 移行する辞書ファイルを使用するユーザーで、セッションをフェールセーフにした後、ログインします。
- Windows/Macintosh環境から辞書ファイルをLinux環境の下記フォルダへコピーします。
/var/opt/atokx2/users/<ユーザー名>/
※コピー先のフォルダにも同じ名前の辞書ファイルがある場合、上書きコピーすると辞書の内容はすべて消えてしまいます。コピー先の辞書ファイルを残したい場合は、あらかじめ、別ディレクトリへ移動しておきます。
- 辞書ファイル名の拡張子が大文字(*.DIC)になっている場合は、半角小文字(*.dic)に変更します。
- コピーした辞書ファイルの属性を次のように変更します。
所有者:辞書ファイルを使用するユーザー
グループ:所有者が所属するグループ
アクセス権:600 - フェールセーフモードをログアウトします。
- 移行する辞書ファイルを使用するユーザーアカウントでログインします。
- ATOKパレットの
をクリックして、基本のメニューから[プロパティ(環境設定)]を選択します。
- [辞書・学習]シートに切り替え、[辞書セット一覧を表示]を
にします。
- [辞書セット一覧]で、手順2.でコピーした辞書を追加する辞書セットを選択します。
- [追加]をクリックします。
[辞書の追加]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧から追加する辞書を選択します。
[その他]をクリックすると、辞書ファイルの一覧を参照できます。
- [追加]をクリックします。
選択した辞書セットに、辞書が追加されます。
- [OK]をクリックします。
◆補足
1つの辞書セットに設定できる辞書の数は、最大10個までです。すでに辞書が10個設定されている場合は、使わない辞書を削除してから追加します。