ブックやワークシートの一部または全部に対して、データ入力そのものができないようにします。この機能を利用すると、大切なブックやワークシートの内容を誤って変更してしまうことを防ぐことができます。
ワークシートの一部分だけ、データを入力できないようにする場合、以下のように操作します。
■操作
- 入力可能な状態で残しておきたい部分を範囲指定します。
- [ツール-編集禁止-編集許可範囲の設定]を選択します。
- [編集許可範囲]で[編集許可を設定する]を選択します。
- [編集禁止設定]をクリックして
にし、[同時にシートの編集禁止を設定する]を選択します。
- [OK]をクリックします。
- パスワードを入力するダイアログボックスが開くので、必要に応じてパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
特にパスワードを設定する必要がない場合は、そのまま[OK]をクリックします。
パスワードを設定しておくと、編集許可範囲内にデータを入力できるよう戻すときに、パスワードの入力が必要となります。※パスワードは、全角・半角問わず15文字以内で入力します。パスワードを設定した場合、正しいパスワードを設定しなければ編集禁止を解除することができません。パスワードは、絶対に忘れることのないように注意してください。
編集中のワークシートが、最初に指定した編集許可範囲以外にはデータ入力できないようになります。
●こんなときは
- 編集ができない部分のセルの色をグレーにする
[ツール-編集禁止-編集禁止範囲グレー表示]を選択します。
オンに設定しておくと、編集できないセルがグレーで表示されるため、入力・編集できる範囲が一目でわかります。設定すると、画面上ではグレー表示されますが、印刷には影響ありません。※編集禁止のグレー表示を解除するには、[ツール-編集禁止-編集禁止範囲グレー表示]を選択します。チェックマークがはずれ、元の表示に戻ります。
- ワークシートの編集禁止を解除する
シートの編集禁止が設定されているワークシート上で、[ツール-編集禁止-シートの編集禁止]を選択すると、[シートの編集禁止]のチェックマークがはずれ、ワークシートの編集禁止が解除されます。
ワークシートを編集禁止にしたときにパスワードを設定していた場合には、パスワードの入力を要求するダイアログボックスが表示されます。その場合は、パスワードを入力して[OK]をクリックします。 - 編集禁止になっているワークシートの一部だけを入力可能にする
- 入力や編集が可能な状態に変更したい部分を範囲指定します。
- [ツール-編集禁止-編集許可範囲の設定]を選択します。
- [編集許可範囲]で[編集許可を設定する]を選択し、[OK]をクリックします。
1.で設定した範囲が入力可能になります。
下の表のように編集禁止範囲を設定することもできます。- A1セルからD6セルを範囲指定します。
- [ツール-編集禁止-編集許可範囲の設定]を選択します。
- [編集許可範囲]で[編集許可を設定する]を選択します。
- [編集禁止設定]をクリックして
にし、[同時にシートの編集禁止を設定する]を選択します。
- [OK]をクリックします。
- パスワードを入力するダイアログボックスが開くので、必要に応じてパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
- B2セルからC5セルを範囲指定します。
- [ツール-編集禁止-編集許可範囲の設定]を選択します。
- [編集許可範囲]で[編集許可を解除する]を選択し、[OK]をクリックします。
- パスワードを入力するダイアログボックスが開くので、必要に応じてパスワードを入力し、[OK]をクリックします。