他のワークシート上のセルを参照する場合、次の形式を使用します。
"ワークシート名"![セル座標]
それぞれの場合に応じて参照式を設定します。
I 単独のセルを参照したい場合
■操作
【例】A3のセルに、A2とSheet3のB2のセルの合計を表示します。
A3のセルに、次の計算式を入力すると、計算結果550が返ります。
=A2+"Sheet3"!B2
II 範囲を参照したい場合
■操作
【例】A3のセルに、Sheet3のB1:B3の範囲の合計値を表示します。
A3のセルに、次の計算式を入力すると、計算結果1000が返ります。
=Sum("Sheet3"!B1:B3)
III 複数のワークシートの同じセル座標の和を求める場合
■操作
複数のワークシートを一括して計算対象にする場合、串刺し範囲を使用します。
串刺し範囲とは、行・列に加えて複数のワークシートを対象にした3次元のセル範囲をいいます。
【例】串刺し計算で1年間の集計をします。
- 1月から12月までの集計を別々のワークシートに作成します。
12枚のワークシートはすべて共通形式にし、年集計をする項目が各ワークシート内の同じ座標に配置されるようにします。
- 月別集計ワークシートの最後の位置にあるシートタブを選択してから、[挿入-シート-後ろに挿入]を選択します。
集計の対象となるワークシートの後ろに、13枚目のワークシートが追加されます。
- 追加した13枚目のワークシートのC3のセルに、串刺し計算の数式を入力します。
【例】1月のワークシートの名前がSheet1、12月がSheet12、合計の計算項目がC3の場合、次のように入力します。
=Sum("Sheet1":"Sheet12"!C3)
13枚目のワークシートに、C3の項目の1年間の合計値が表示されます。 - C3のセルに入力した数式を、すべての集計項目の位置にコピーします。
コピーされた相対セル座標は自動的に補正され、年集計表ができます。