電子署名付き文書
[ファイル-電子署名-署名を追加して保存]で、電子署名を付けて保存した電子署名セキュリティ形式の文書(*.jtsd)です。
次のような特長があります。
- 通常の文書と同じように[ファイル-開く]などで開いて内容を確認することができます。
- 文書を開くと、タイトルバーの文書名のうしろに「<署名済み>」と表示されます。
- 開いた文書は編集が禁止された状態になります。ただし、データのコピー・印刷などは行えます。
- 一太郎2004以降のバージョンの一太郎、または一太郎ビューア3.0以降のバージョンの一太郎ビューアで開くことができます。
※XMLテンプレート文書を開いて、XMLテンプレートの入力モードで[ファイル-署名を追加して保存]で保存した文書(*.jtdx)も電子署名付き文書です。
こちらは、「電子署名セキュリティXMLテンプレート文書」と呼ばれ、一太郎2005以降のバージョンの一太郎、または一太郎ビューア3.0以降のバージョンの一太郎ビューアで開くことができます。一太郎の[ファイル-開く]で開くと文書の編集が禁止された状態で開きますが、データのコピー・印刷、テンプレートに配置された[送信]ボタンからのメール送信、[保存]ボタンからの保存などは行えます。
暗号化した文書
[ファイル-電子署名-暗号化して保存]で、暗号化して保存した文書です。
広い意味では、[ファイル-電子署名-署名を追加して保存]-[暗号化して保存]で電子署名付きで暗号化した文書も含みます。
次のような特長があります。
- 通常の文書と同じように[ファイル-開く]などで開いて内容を確認することができます。
- 文書を開くと、タイトルバーの文書名のうしろに「<暗号化>」*1 と表示されます。
*1電子署名付きで暗号化した文書の場合は「<署名済み・暗号化>」と表示されます。
- 開いた文書は編集が禁止された状態になります。ただし、データのコピー・印刷などは行えます。
- 一太郎2004以降のバージョンの一太郎、および一太郎ビューア3.0以降のバージョンの一太郎ビューアで開くことができます。
※暗号化した文書は、電子署名セキュリティ形式の文書(*.jtsd)です。
電子署名付きで暗号化した文書
[ファイル-電子署名-署名を追加して保存]-[暗号化して保存]で、電子署名を付け暗号化して保存した文書です。
次のような特長があります。
- 通常の文書と同じように[ファイル-開く]などで開いて内容を確認することができます。
- 文書を開くと、タイトルバーの文書名のうしろに「<署名済み・暗号化>」と表示されます。
- 開いた文書は編集が禁止された状態になります。ただし、データのコピー・印刷などは行えます。
- 一太郎2004以降のバージョンの一太郎、および一太郎ビューア3.0以降のバージョンの一太郎ビューアで開くことができます。
※電子署名付きで暗号化した文書は、電子署名セキュリティ形式の文書(*.jtsd)です。
証明書
ここでは、電子商取引などで使われる、電子的な身分証明書を指します。
中に情報を暗号化するための「公開鍵」を持っており、そこに記載された「利用者」が鍵の持ち主であることを証明する役割を持っています。
鍵を使うと、情報をのぞき見されるのを防ぐことができます。
このとき、証明書の中に入れて自由に配布する鍵を「公開鍵」、自分が保管する特別な鍵を「秘密鍵」と呼びます。
証明書の利用者名
一太郎では、証明書の「利用者(Subject)の 一般名(CN)」のことです。
認証局
証明書を発行する機関です。
証明書ストア
Windows上で証明書を保持・管理する場所です。
Internet Explorerの場合、[ツール-インターネットオプション]の[コンテンツ]シートで、[証明書]をクリックすると、証明書ストアに登録されている証明書を確認できます。
利用可能な証明書
一太郎で電子署名や暗号化に使うことのできる証明書は、次の条件を満たしているものだけです。
- 文書に電子署名を付けるのに使う証明書
- 証明書ストアの「個人」に含まれるもの
- 末端(エンドエンティティ)の証明書であるもの
- 証明書として有効なもの
- 拡張領域の「キー使用法(Key Usage)」が「重要(Critical)」で、「デジタル署名(digitalSignature)」が記載されているもの *1
- 公開鍵と対になる秘密鍵を持っているもの
- 文書を暗号化するのに使う「作成者」の証明書
- 証明書ストアの「個人」に含まれるもの
- 末端(エンドエンティティ)の証明書であるもの
- 証明書として有効なもの
- 拡張領域の「キー使用法(Key Usage)」が「重要(Critical)」で、「暗号化keyEncipherment)」が記載されているもの *1
- 公開鍵と対になる秘密鍵を持っているもの
- 文書を暗号化するのに使う「受取人」の証明書
- 証明書ストアの「ほかの人」に含まれるもの
- 末端(エンドエンティティ)の証明書であるもの
- 証明書として有効なもの
- 拡張領域の「キー使用法(Key Usage)」が「重要(Critical)」で、「暗号化keyEncipherment)」が記載されているもの *1
*1ただし、「キー使用法」が重要と定義されていな場合や「キー使用法」自体が存在しない場合も表示されます。