デジタルカメラなどで撮影した写真は、高品質な出力が求められるため、非常に大きなピクセル数でデータが保存されています。
データをそのまま花子に挿入すると、編集時の画像サイズは非常に大きなものになり、また、保存時のファイルサイズも同様に大きくなります。
画質を落としてもよい場合は、画像枠挿入時に解像度を小さくして、データサイズを小さくします。
花子上の表示領域は変わらずに、ピクセル数やデータサイズだけが変化します。
プレビューで、画質を確かめながら解像度を設定できます。
[ツール-オプション]で、任意の大きさ以上の画像の場合にだけ、メッセージを表示して解像度を落とす設定へ進むようにすることもできます。
※例えば、1280×1024ピクセルのモードで撮影した写真の場合、通常の画面の解像度は96dpiなので、33.87×27.09cmの表示領域が必要になります。
この画像枠を縮小しても表示領域が小さくなるだけで、ピクセル数やデータサイズは変化しません。狭くなった領域内に、同じピクセル数を収めるために、表示上の解像度だけが高くなります。
表示上の解像度を下げることで、データが間引かれ、ピクセル数・データサイズが下がります。
■操作
- [挿入-画像枠の作成-作成]を選択するなど、イメージデータを画像枠として貼り付けます。
[ツール-オプション]の設定に応じて、[画像枠のデータサイズを縮小]でファイルサイズを小さくするか確認するメッセージが表示されます。
- [はい]をクリックします。
[画像枠のデータサイズを縮小]ダイアログボックスが表示されます。
- [設定解像度]で、解像度を設定します。
画像情報(変換前→変換後)の数値を参考に、変更後の解像度を調整します。
[プレビュー]には、設定した解像度に変更したときの画像が表示されます。
[任意]を選択して解像度を設定した場合は、[プレビューで確認]をクリックすると、設定した解像度のプレビューを確認できます。 - 設定内容を確認したら、[OK]をクリックします。
設定した解像度の情報が埋め込まれます。
※画像枠を選択し、右クリックして表示されるメニューの[画像枠のデータサイズを縮小]を選択するのも同じ機能です。
※[ツール-オプション]の設定により、メッセージが表示される基準などは異なります。
次のデータは対象外です。
- GIF・WMF・EMF
- 256色以下のBMP・PNG
- 縦・横の解像度が10dpiより小さい画像
●こんなときは
- 画像枠を挿入するときの、データサイズ縮小のメッセージを表示する基準などを設定する
[ツール-オプション]の[操作環境-操作環境]で、メッセージを表示する基準を選択できます。
[画像枠挿入時にデータサイズ縮小のメッセージを表示する]で設定します。
[常に表示する]/[表示しない]のほか、一定の大きさ以上の場合に表示する設定が選択できます。
ふだん利用している画像データに合わせて、基準などを設定します。