一太郎のインストールや起動ができない場合、ご使用のパソコンに十分なSWAP領域があるかどうか確認します。
- SWAP領域を作成していない場合
SWAP領域を作成したあとで、インストールや起動を試します。
- SWAP領域を作成している場合
SWAP領域の容量が十分確保されているかどうかを確認します。
※容量の目安は、物理メモリが256MB以上の場合は同程度、256MB以下の場合は物理メモリの2倍以上の容量をおすすめします。
■操作
以下の手順で、SWAP領域を確認します。
- 日本語を表示できるターミナルを起動します。
- Red Hat Linux 9の場合
メニューから[システムツール-ターミナル]を選択します。
- Turbolinux 10 Desktopの場合
メニューから[プログラム-システム-コンソール]を選択します。
※上記以外の環境でお使いの場合は、お持ちのディストリビューションのマニュアル・ヘルプを確認してください。
- Red Hat Linux 9の場合
- 次のコマンドを入力し、実行します。
less /proc/meminfo
- SwapTotal の値を確認します。
- 手順3.の値に応じて、SWAP領域を増やします。
◆補足
SWAP領域の作成は、以下の操作を参考にしてください。
- セッションをフェールセーフにして、rootユーザーでログインします。
- Red Hat Linux 9の場合
- ログイン画面下の[セッション]をクリックします。
- [フェールセーフ]を選択し、[OK]をクリックします。
- rootユーザーでログインします。
- Turbolinux 10 Desktopの場合
- ログイン画面下の[セッション]をクリックします。
- [フェイルセーフ]を選択し、[OK]をクリックします。
- rootユーザーでログインします。
※上記以外の環境でお使いの場合は、お持ちのディストリビューションのマニュアル・ヘルプを確認してください。
- Red Hat Linux 9の場合
- 日本語を表示できるターミナルを起動します。
※具体的な操作については、上記■操作の手順1.を確認してください。
- SWAP領域として利用するファイルを作成するために、次のコマンドを入力し、実行します。
※これ以降の操作(手順3.〜6.)では、/に「swapfile」という名前で512MB(=524288KB)のSWAP用ファイルを作成する例を案内します。
dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024 count=524288
- 作成したファイルをSWAP領域として初期化するために、次のコマンドを入力し、実行します。
mkswap /swapfile 524288
- 初期化したSWAP領域を有効にするために、次のコマンドを入力し、実行します。
swapon /swapfile
- OSを再起動してもSWAP領域を有効にするために、テキストエディタなどで、/etc/fstabに次の行を追加し、編集します。
/swapfile swap swap defaults 0 0