Windows XP Professional x64 Editionに搭載の64ビットアプリケーション上では、32ビットIMEが使用できないという仕様により、ATOK 2005の動作については、以下のような制限があることを確認しています。
【64ビットアプリケーション上での利用】
64ビットアプリケーション上でATOKが利用できません。具体的には以下のような現象が発生します。
[例]
- Windowsのログオン画面で全角のユーザー名を入力することができない
※[Alt]+[Shift]キーを押下し、64ビットアプリケーション対応のIMEに切り替えて入力します。
- 64ビット版のメモ帳で日本語入力ができない
※ATOKは、一太郎などの32ビットアプリケーションでご使用ください。
【スタートアップツール/辞書インポートツール】
OS標準添付のMS-IME2002から、スタートアップツール、辞書インポートツールで辞書の引き継ぎができません。
※MS-IME2002の登録単語を引き継ぎたい場合は、以下のFAQを確認してください。
→他社の日本語入力システムに登録されている単語をATOK 2005の辞書に追加する
【Office連携ツール】
64ビット版のMicrosoft Internet ExplorerにOffice連携ツールをアドインした状態で、任意の文字列を範囲指定後、右クリックし、[ATOK 2005へ単語を登録する]を選択しても、単語登録が実行されません。
※32ビット版のMicrosoft Internet Explorerを使用してください。
【ATOK プロパティ】
以下の操作を行っても、ATOK プロパティが起動しません。
- Windowsの[スタート]をクリックし、[コントロールパネル-日付、時刻、地域と言語のオプション-地域と言語のオプション]を選択します。
- [言語]シートを選択し、[テキストサービスと入力言語]の[詳細]をクリックします。
- [設定]シートの[インストールされているサービス]から[ATOK 2005]を選択し、[プロパティ]をクリックします。
※ATOK プロパティを起動する場合は、ATOKパレットを右クリックし、基本のメニューから[プロパティ(環境設定)]を選択してください。
【その他】
- 64ビット版のMicrosoft Internet Explorerで辞書ダウンロードツールが利用できません。
- ATOKのプロパティ関連付けツールで、64ビットアプリケーションが一覧に表示されます。
◆補足
- ATOK 2005以前のバージョンについても同様です。
- ATOK連携電子辞典・連想変換辞書・専門用語変換辞書の動作については、ご使用のATOKのバージョンに準じます。