一太郎 for Linux を Turbolinux FUJIにインストールした場合、一太郎はメニューに自動的に登録されません。また、ファイルの関連付けも行われません。
一太郎 for Linux をインストール後に、手動でメニューに登録したり、ファイルの関連付けを行います。
それぞれの場合に応じて操作します。
I メニューに登録する方法
ここでは、[スタート-プログラム-オフィス]に「一太郎」と「JS環境設定ツール」を登録する方法を記載します。
以下のいずれかの操作を行ってください。
■操作
【コンソールとテキストエディタで直接設定する場合】
この方法でメニューへの登録を行うと、全てのユーザーのメニューに登録します。
- rootユーザーでログインします。
- アプリケーション用のデスクトップファイルのシンボリックリンクを作成します。
- [メニュー-プログラム-システム-コンソール]を選択します。
- 次のコマンドを入力し、実行します。
#ln -fs /opt/jwd/share/desktop/* /usr/share/applications/
- テキストエディタで以下のファイルを開きます。
/etc/xdg/menus/applications-merged/vendor-office.menu
- 以下のように、<Include>要素と<Layout>要素に太字で記載した内容を追加します。
※一太郎とJS環境設定ツールのメニュー用デスクトップファイルが追加されます。
<!-- Group office menu -->
<Menu>
<Menu>
<Name>Office</Name>
<Directory>kde-office.direcctory</Directory>
<Include>
...(中略)...
<Filename>taro.desktop</Filename>
<Filename>jwdconf.desktop</Filename>
<Category>X-TurbolinuxーOffic< </Include>
<Layout>
<Marge type="files" />
...(中略)...
<Filename>taro.desktop</Filename>
<Filename>jwdconf.desktop</Filename>
</Layout>
</Menu>
</Menu>
- 上書き保存します。
- ログアウトします。
【KDEメニューエディタを利用する場合】
この方法でメニューへの登録を行うと、ログイン中のユーザーのメニューに対してのみ登録します。
- メニュー登録したいユーザーでログインします。
- パネルの[メニュー]を右クリックします。
- 表示されるショートカットメニューから、[メニューエディタ]を選択します。
[KDEメニューエディタ]が起動します。
- 一覧にある[プログラム]の[+]をクリックし、[-]に変更します。
- [オフィス]を選択します。
- 「一太郎」をメニューに登録します。
- [ファイル-新規項目]を選択します。
[新規項目]画面が表示されます。
- [項目名]に「一太郎」と入力します。
- [OK]をクリックします。
一覧に「一太郎」が登録されます。
- [コマンド]に、以下のように入力します。
/opt/jwd/bin/taro
- 必要に応じて、[コメント]に、「日本語ワードプロセッサ」と入力します。
- [名前]の右端に表示されているアイコン領域をクリックします。
[アイコン選択]画面が表示されます。
- [その他のアイコン]を選択します。
- [ブラウズ]をクリックします。
[開く]画面が表示されます。
- [よく使われるフォルダ]に、以下のフォルダを入力し、[Enter]キーを押します。
/opt/jwd/share/icon
- 表示されたファイル一覧から、「taro.png」を選択します。
- [開く]をクリックします。
[KDEメニューエディタ]画面に戻ります。
- [ファイル-新規項目]を選択します。
- 「JS環境設定ツール」をメニューに登録します。
- 一覧の[プログラム-オフィス]を選択します。
- [ファイル-新規項目]を選択します。
[新規項目]画面が表示されます。
- 「項目名」に「JS環境設定ツール」と入力します。
- [OK]をクリックします。
一覧に「JS環境設定ツール」が登録されます。
- [コマンド]に、以下のように入力します。
/opt/jwd/bin/jwdconf
- 必要に応じて、[コメント]に、「Justsystemアプリケーションの動作環境を設定します。」と入力します。
- [名前]の右端に表示されているアイコン領域をクリックします。
[アイコン選択]画面が表示されます。
- [その他のアイコン]を選択します。
- [ブラウズ]をクリックします。
[開く]画面が表示されます。
- [よく使われるフォルダ]に、以下のフォルダを入力し、[Enter]キーを押します。
/opt/jwd/share/icon/
- 表示されたファイル一覧から、「JwdConf.png」を選択します。
- [開く]をクリックします。
[KDEメニューエディタ]画面に戻ります。
- 「一太郎」と「JS環境設定ツール」が一覧に登録できたら、[ファイル-保存]を選択します。
- [ファイル-終了]を選択します。
[KDEメニューエディタ]が終了します。
- ログアウトします。
II ファイルの関連付けを行う方法
以下の操作を行うと、全てのユーザーでファイルの関連付けが行われます。
■操作
- rootユーザーでログインします。
- アプリケーション用のデスクトップファイルのシンボリックリンクを作成します。
- [メニュー-プログラム-システム-コンソール]を選択します。
- 次のコマンドを入力し、実行します。
#ln -fs /opt/jwd/share/desktop/* /usr/share/applications/
- 文書関連付け用デスクトップファイルのシンボリックリンクを作成します。
- [メニュー-プログラム-システム-コンソール]を選択します。
- 次のコマンドを入力し、実行します。
#ln -fs /opt/jwd/share/mime/kde/* /usr/share/mimelnk/application/
- ログアウトします。