旧バージョンの一太郎(一太郎Ver.4/Ver.5/Ver.6)の外字ファイルは、そのままでは一太郎2006で使えません。使うためには、外字ファイルを変換し、フォントに外字ファイルを関連付けます。
■操作
1 旧バージョンの一太郎の外字ファイルを変換(コンバート)する
- [ツール-オプション-互換設定/コンバータ-外字コンバータ]を選択します。
- [種別]で[全角外字]または[半角外字]のどちらかを選択します。
- [ドットサイズ]の右端の
をクリックして選択します。
※一太郎で作成した外字ファイルは、1つの外字に複数のドットのデータが含まれている場合があります。 その中から、コンバートするドットのサイズを選択します。特に指定がない場合は[最大]を選択します。
- [JUST外字ファイル名]に変換元のファイル名(*.UFO)を入力します。
※コンバートしたい外字ファイル(*.UFO)のファイル名を、そのファイルが存在するドライブ・フォルダから指定します。
※ファイル名やファイルが存在するフォルダがわからない場合は、[参照]をクリックして一覧から選択します。
- [例]一太郎Ver.6.3の外字ファイルを指定する場合
※セットアップ直後の設定では 全角外字ファイルは「?:\JUST\JSLIB\ENV\JFGAIJ.UFO」、半角外字ファイルは「?:\JUST\JSLIB\ENV\JFHGAIJ.UFO」となります。
- [例]一太郎Ver.6.3の外字ファイルを指定する場合
- [TrueType外字ファイル名]に変換先のファイル名(*.TTE)を入力します。
※コンバート後のTrueType外字ファイルの名前を、ドライブ・フォルダから任意に設定します。
※拡張子はコンバート後に自動的に設定されるので、入力する必要はありません。全角外字ファイルの場合は「*.TTE」、半角外字ファイルの場合は「*.TTF」の拡張子が設定されます。
※ファイルの場所にこだわらない場合は、ファイル名だけ入力します。その場合はtaro16フォルダに作られます。
- [書体名]に外字ファイルの書体名を入力します。
※変換したファイルに任意の書体名を設定します。
- 全角外字の場合
コンバート後、書体名の先頭に自動的に[JSG]が付きます。[書体名]に何も入力しなかった場合は、[JUST外字ファイル名]の先頭に[JSG]の付いた名前が書体名となります。
[例][JUST外字ファイル名]が[外字.UFO]の場合は、書体名は[JSG外字]となります。 - 半角外字の場合
コンバート後、書体名の先頭に[JSG]は付きません。[JUST外字ファイル名]がそのまま書体名となります。
- 全角外字の場合
- [コンバート]をクリックします。
- 全角外字の場合
Windowsの標準外字に変換されます。コンバートが終了したら、「コンバートが終了しました。標準外字登録または拡張外字登録を行ってください」というメッセージが表示されるので、[確認]をクリックして操作2 へ進みます。 - 半角外字の場合
ここまでの操作で通常のフォントファイルと同様に扱えるようになり、一太郎2006で使えます。「コンバートが終了しました」と表示されたら、[確認]をクリックしたあと、[終了]をクリックし、外字コンバータを終了します。
- 全角外字の場合
2 変換した外字ファイルをフォントに関連付ける
- [標準外字登録]をクリックします。
[標準外字登録]ダイアログボックスが表示されます。
- [書体一覧]から外字を割り当てる書体を選択します。
[標準外字登録]ダイアログボックスが開いた時点で、コンバート時に設定した書体(JSG〜)には、すでにTrueType外字ファイルが割り当てられています。
実際に外字を入力するときは、入力した外字にその書体(フォント)を設定すると、外字の表示・印刷が可能となります。
なお、[System]に割り当てておくと、外字入力後にフォントを設定しなくても、外字を表示・印刷することができます。 - [登録]をクリックします。
- [OK]をクリックします。
- [終了]をクリックします。
3 外字を入力する
▼注意
- 実際に外字を入力するときには、割り当てた書体で入力しないと正しく表示されません。