見積書や請求書など、所定の用紙に印刷する際、すでに印刷されている項目名などを除いて、入力した内容だけを印刷したい場合があります。
それぞれの場合に応じて操作します。
■フィールド印刷の機能を利用する
1 印刷しない定型部分のデータを入力する
枠線や項目名など、規定の用紙にすでに印刷済みで、一太郎では印刷する必要のない部分を入力しておきます。
2 フィールド枠を作成してデータを入力する
- [挿入-フィールド-作成]を選択します。
[フィールド作成]ダイアログボックスが表示されます。
- [種類]で、印刷したいデータに応じたものを選択し、[内容]や[文字配置]を設定します。
[内容]には、[種類]で選択したものに応じた項目が表示されます。
※[種類]で[文字]/[ページ番号]/[文書情報]/[自動フィールド]を選択した場合は、操作3〜4 は必要ありません。
- [○○型詳細]をクリックします。
[○○フィールド]ダイアログボックスが表示されます。
※「○○」の部分は、[種類]で選択したフィールドの種類に応じて変わります。例えば、[種類]で[日付]に分類されるものを選択した場合は、[日付型詳細]/[日付フィールド]のように表示されます。
- 必要に応じて各項目を設定し、[OK]をクリックします。
[フィールド作成]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックします。
「始点を指定してください」と表示されます。
- 印刷したいデータを入力する位置でドラッグし、フィールド枠を作成します。
- 作成したフィールド枠内に、印刷したいデータを入力します。
3 フィールド印刷機能を使って必要な部分だけ印刷する
- [ファイル-印刷]を選択します。
- [詳細]シートを選択します。
- [フィールド印刷]右端の
をクリックして、[フィールドだけを印刷する]を選択します。
- [OK]をクリックします。
フィールド枠に入力したデータだけが印刷されます。
■シートの背景機能を利用する
※ここでは、印刷したいデータを入力するシートを「Sheet1」、印刷する必要のない定型部分を入力して背景に重ねるシートを「Sheet2」として説明します。
■操作
1 新しく「Sheet2」を追加して、印刷する必要のない定型部分のデータを入力する
- [ファイル-シート-シートの追加]を選択します。
[シートの追加]ダイアログボックスが表示されます。
- [追加するシートの種類]で[一太郎文書]を選択し、[新規]をクリックします。
新しい一太郎文書のシートが追加され、画面左下のシートタブに「Sheet2」が表示されます。
- 印刷する必要のない定型部分のデータを入力します。
2 操作1で作成したシートを文書の背景に設定し、印刷したいデータを入力する
- 画面左下のシートタブの「Sheet1」をクリックします。
画面が「Sheet1」に切り替わります。
- [ファイル-シート-シートの背景]を選択します。
- [背景]で[他のシート]を選択します。
- [背景シート]の右端にある
をクリックして、[Sheet2]を選択します。
- [背景を印刷]が
になっていることを確認します。
- [OK]をクリックします。
「Sheet1」の背景に、操作1で入力した内容が表示されます。
- 印刷したいデータを入力します。
- [ファイル-印刷]を選択して、印刷を実行します。
操作2-7 で入力したデータだけが印刷されます。