ATOK 2006での主な新機能や強化点は次のとおりです。
■入力しなおした単語を学習
人名など同音語が多い単語を入力するときに、別の単語を組み合わせて入力することはありませんか? 入力しなおした単語を学習することができ、次回から変換できるようになります。
→読みを修正したり、入力しなおしたりした文字を学習する−訂正学習−
■推測候補モード
入力した読みからはじまる慣用的な表現や英単語、過去に入力したフレーズが表示されます。続けて入力していくと、候補が絞り込まれていきます。
郵便番号を入力すると、その番号から始まる候補が表示されます。
■日付入力支援機能
「明日」や「今」のようなキーワードから日付や時刻に変換したり、「2006/2/10」から「平成18年2月10日」のような別の形式に変換したりするなど、日付を入力するときに便利な機能が追加されました。
■関東地方の方言に対応
関東地方の方言に対応しました。ATOKパレットから目的のモードに切り替えるだけで、話し言葉をスムーズに変換できます。
[変換例]
- 歩ってった
- ひゃっこいねえ
- 青なじみできちった
■使い方を誤りやすい表現を解説
「気が置けない」・「役不足」などのように、使い方を誤りやすい表現に対し、解説が表示されます。
■電子辞典検索
「明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典 /R.2」をはじめ、ATOK連携電子辞典を使って、ことばの意味を確認できます。
辞典を切り替えなくても、利用可能な辞典すべてを調べ、最初に見つかった辞典に自動で切り替えて表示されるようになりました。また、検索結果を拡大表示する機能も追加されました。
推測変換候補、推測候補モードの候補からも電子辞典検索ができるようになりました。
この機能は、ATOK 2006で使用できる電子辞典がセットアップされている場合に利用できます。
■Office連携ツール
Internet ExplorerやWord、ExcelなどのMicrosoft Office製品上から、ATOKの電子辞典検索が行えるようになりました。また、Outlookにも対応し、OutlookのメールからATOKへ単語や省入力データの学習を行ったり、アドレス帳から辞書を作成したりできます。