花子の図面をPDF出力すると、図面の内容や印刷の設定によって、画面の表示どおりに出力されない場合があります。
データに応じて、次のように対処します。
■透過が指定されたデータ
透過が指定された次のデータは、黒、または白く塗りつぶされて出力される場合があります。
- 透過GIF・透過PNG
- [挿入-イメージ枠の作成-透過色設定]で、[透過]を
にしたイメージ枠
- パターン塗りで[透過]を
にした図形
この場合、以下の手順で、透過したデータをイメージデータに変換したあと、PDF出力します。
■操作
- 描画パレットの
[図形の選択(拡大/縮小)]をクリックします。
- 透明度を設定した図形を範囲選択します。
- [図形-図形のイメージ化]を選択します。
選択した範囲がイメージデータに変換され、図形のあった位置に貼り付けられます。
■文字
【中抜き文字が塗りつぶされる】
[ファイル-印刷]の[補助設定]シートにある[アンチエイリアスで印刷する]が の状態で、[ポストスクリプトプリンタ]で[PDFに適した形式で出力]を選択して出力すると、中抜き文字は、塗りつぶされた状態になります。
この場合、中抜き文字は、文字属性を持ったまま、見た目どおりの状態でPDF出力することができません。中抜きでの表現を優先するか、PDFファイル内で文字データとして扱うことを優先するかによって、次のどちらかの方法を選択します。
- 中抜きでの表現を残したい場合:「図形」として出力する
[ファイル-印刷]の[補助設定]シートの[ポストスクリプトプリンタ]で[ポストスクリプトコードで出力]を選択します。
- PDFファイル内で文字データとして扱いたい場合:中抜きは表現せず、文字データとして出力する
[ファイル-印刷]の[補助設定]シートの[文字をPDFに適した形式で出力する]を
にします。
【異なるフォントになったり、一部の文字が?などに置き換わる】
[ファイル-印刷]の[補助設定]シートにある[ポストスクリプトプリンタ]で[PDFに適した形式で出力]を選択すると、文字に設定されたフォントがお使いの環境にあるプリンタフォントに置き換わって出力されます。
このため、画面と異なる字体になったり、一部の文字が?などに置き換わってしまうことがあります。
このような場合は、[ファイル-印刷]の[補助設定]シートにある[ポストスクリプトプリンタ]で[GDIで出力]を選択して出力を試します。
■イメージデータ
Windows 98またはWindows Meの環境で花子を使用している場合、データによっては、イメージデータが正しく出力されないことがあります。
この場合は、次のいずれかの方法を試します。
- イメージデータの高さを調整する
花子上の画像枠やイメージ枠のサイズを変更してデータの高さを調整することで、正しく出力できる場合があります。
高さだけを調整する場合は枠の上下、相似形で調整する場合は枠の四隅のマークをドラッグします。 - [ポストスクリプトコードで出力]の設定にする
[ファイル-印刷]の[補助設定]シートにある[ポストスクリプトプリンタ]で[ポストスクリプトコードで出力]を選択します。※[ポストスクリプトプリンタ]が淡色で表示されて選択できない場合は、同じ設定画面に表示されている[アンチエイリアスで印刷する]をクリックして
にします。
なお、この設定を変更すると、透明度の印刷はできません。透明度を印刷したい場合は、次のFAQを確認してください。