削除した単語と同じ単語がサーバー上の辞書に登録されている場合、ATOK Syncで辞書の同期を実行すると再びローカルのユーザー辞書に書き込まれるため復活します。
ユーザー辞書に登録されている単語を削除した場合は以下の操作を行ってください。複数のローカルパソコンで削除された単語の情報を含めて同じ状態のユーザー辞書を利用することができます。
操作は次の流れで行います。
- AパソコンでATOK Syncを実行し、サーバー上の辞書と、Aパソコンのユーザー辞書の同期を行う
- Aパソコンで、不要なユーザー登録単語の削除を行う
- AパソコンでATOK Syncを実行し、ユーザー辞書の新規アップロードを行う
- Bパソコンで、基本辞書セットのユーザー辞書をクリアする
- Bパソコンで、ATOK Syncを実行し、ユーザー辞書の同期を行う
I AパソコンでATOK Syncを実行し、サーバー上の辞書と、Aパソコンのユーザー辞書の同期を行う
サーバー上のユーザー辞書と同期をとる必要がない場合には、この操作は省いてください。
■操作
- ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-ATOK Sync]を選択します。
[ATOK Syncツール]ダイアログボックスが表示されます。
- [実行]をクリックします。
あとは、画面に表示されるメッセージに従って操作します。
操作が完了すると、ハードディスクの辞書とサーバー上の辞書とで同期がとられます。
II Aパソコンで、不要なユーザー登録単語の削除を行う
この操作は、ユーザー辞書に対して行います。
■操作
- 削除する単語の読みを入力します。
- スペースキーを押して、削除する単語に変換します。
- Ctrl+Deleteキーを押します。
単語を削除するかしないか確認するメッセージが表示されます。
- [はい]をクリックします。
辞書から単語が削除されます。
III AパソコンでATOK Syncを実行し、ユーザー辞書の新規アップロードを行う
■操作
- ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-ATOK Sync]を選択します。
[ATOK Syncツール]ダイアログボックスが表示されます。
- [機能選択]をクリックします。
- [ユーザー辞書について機能を実行する]を にし、[新規]を選択します。
- [OK]をクリックします。
- [実行]をクリックします。
あとは、画面に表示されるメッセージに従って操作します。
操作が完了すると、サーバー上のデータが削除され、ハードディスクの辞書が新しく転送されます。
IV Bパソコンで、基本辞書セットのユーザー辞書をクリアする
■操作
- ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-辞書・学習設定]を選択します。
- [学習]の[詳細設定]をクリックします。
- [ユーザー辞書設定]の[ユーザー辞書のクリア]をクリックします。
- 確認のメッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。
- [OK]をクリックします。
- [OK]をクリックして、ATOKプロパティを閉じます。
V Bパソコンで、ATOK Syncを実行し、ユーザー辞書の同期を行う
■操作
- ATOKパレット上で右クリックし、基本のメニューから[辞書メンテナンス-ATOK Sync]を選択します。
[ATOK Syncツール]ダイアログボックスが表示されます。
- [実行]をクリックします。
あとは、画面に表示されるメッセージに従って操作します。
操作が完了すると、ハードディスクの辞書とサーバー上の辞書とで同期がとられます。Bパソコンのユーザー辞書は、手順III.でサーバーにアップロードしたユーザー辞書と同じ内容の辞書になります。
◆補足
削除した単語がユーザー辞書以外の辞書*1に登録されている単語であった場合、同期を行うことはできません。各ローカルパソコンで、不要な単語を削除する操作を行ってください。
これは、ユーザー辞書以外の辞書に登録されている単語を削除すると、「○○という単語を削除した」という情報が、ユーザー辞書に書き込まれますが、この削除情報はATOK Syncの同期の対象とはなりません。
*1ATOKでは、標準辞書などの辞書と登録単語や学習の情報が書き込まれるユーザー辞書との組み合わせで構成される辞書セットを変換時に使用しています。
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