このFAQは、法人のお客様(企業/官公庁・自治体/教育機関など)で、システム管理者の方を対象としています。
「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」を導入する際、以下の手順で操作すると、セットアップ画面を表示することなくセットアップ(サイレントセットアップ)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I セットアップを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- 環境に、一太郎がセットアップされているかどうか確認します。
一太郎Lite2がセットアップされていない環境には、「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」を導入することができません。一太郎Lite2がセットアップされていない場合は、一太郎Lite2をセットアップしてから操作を行います。
- 管理者(Administrator)権限でコンピューターにログオンします。
「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」をセットアップするには、Administratorsグループに所属しているユーザーや、「コンピューターの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
- 起動しているアプリケーションはすべて終了します。
一太郎Lite2など、起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントセットアップを行う
以下の流れでサイレントセットアップを行います。
■操作
1 1台のクライアントに「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」を導入する
「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」をオプションをつけて、実行します。
- ダウンロードサイトから、一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール「tl2sup3.exe 」を任意のドライブ・フォルダにダウンロードします。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。
- [参照]をクリックします。
- [ファイルの場所]欄をクリックし、手順1.で「tl2sup3.exe」を保存したドライブ・フォルダを選択します。
- 「tl2sup3.exe (またはtl2sup3)」を選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、[名前]の入力欄をクリックします。
「tl2sup3.exe 」が反転表示されます。
- 再度[名前]の入力欄をクリックして反転を消します。
- 「tl2sup3.exe」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「-a -r」と入力します。
【例】?:\○○\tl2sup3.exe▲-a▲-r
※「?:\○○」には、手順1.で指定したドライブ、フォルダ名が自動的に入ります。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「a」、「r」は大文字でも小文字でも構いません。
- [OK]をクリックします。
- 「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」のセットアップがはじまるので、メッセージに従ってセットアップを進めます。
- セットアップが終了したら、Windowsフォルダに「setup.iss」ファイルが転送されているかファイルを検索して確認します。
2 「tl2sup3.exe」と「setup.iss」をサーバーにコピーする
1 -手順 1.でダウンロードした「tl2sup3.exe」と、1 -手順 11.で作成された「setup.iss」をサーバーにコピーします。
ここでは、サーバーAに<data>フォルダを作成し、<data>フォルダ以下に「tl2sup3.exe」と「setup.iss」をコピーした場合を例に、以降の手順を説明します。
3 ローカルクライアントBから、サーバーAの「tl2sup3.exe」をサイレントセットアップで実行する
ここでは、サーバーAに接続しているローカルクライアントBから、サーバーAの<data>フォルダにある「tl2sup3.exe」のサイレントセットアップを呼び出す方法について説明します。
以下の操作はローカルクライアントBでの操作となります。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。
- [参照]をクリックします。
- [ファイルの場所]欄をクリックし、サーバーAを選択します。
- <data>フォルダをダブルクリックします。
- 「tl2sup3.exe(またはtl2sup3)」を選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、[名前]の入力欄をクリックします。
「tl2sup3.exe」が反転表示されます。
- 再度[名前]の入力欄をクリックして反転を消します。
- 「tl2sup3.exe」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「-s -a -s -f1[「setup.iss」をコピーした場所]」と入力します。
【例】\\A\data\tl2sup3.exe▲-s▲-a▲-s▲-f1\\A\data\setup.iss
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「-f1」と[「setup.iss」をコピーした場所]の間はスペースは入れません。
※「a」、「s」、「f」は大文字でも小文字でも構いません。
- [OK]をクリックします。
- 画面には表示されませんが、「一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュール」のセットアップがはじまります。
III こんなときは
【パス指定時にロング名を使用する場合】
「"」(二重引用符)で囲みます。
【例】"\\A\Program files\tl2sup3.exe"▲-s▲-a▲-s▲-f1"\\A\Program files\setup.iss"
【一太郎Lite2 セキュリティ更新モジュールが正常に導入できたかどうか確認する場合】
操作II.の3 -手順8.において、さらに、「-f2」のオプションを追加します。ここで、ローカルクライアントBのc:\SETUP.LOGというファイルにログを記録する場合、以下のように記述を追加します。
【例】\\A\data\tl2sup3.exe▲-s▲-a▲-s▲-f1\\A\data\setup.iss▲-f2C:\SETUP.LOG
出力されたファイルのログの記録内容で、"[ResponseResult]"が、"ResultCode=0"と出力されていれば正常に導入されています。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「-f1」と[「setup.iss」をコピーした場所]の間はスペースは入れません。
※「-f2」と「C:\SETUP.LOG」の間はスペースは入れません。
※「a」、「s」、「f」は大文字でも小文字でも構いません。