一太郎では、正規表現を使って文字列を検索や置換することができます。
■正規表現で検索する
■操作例
〜「Windows XP」と「WindowsXP」の両方の表記を検索する〜
- [編集-検索]を選択します。
- [検索方法]の右端の
をクリックし、[文字]を選択します。
- [正規表現]を
にします。
- [検索文字]に「Windows XP」と入力します。
- 「Windows 」のうしろ(スペースのうしろ)にカーソルを合わせます。
- [メニュー▼]-[直前の正規表現の0回または1回]を選択します。
[検索文字]に「Windows ?XP」と入力されます。
- [検索方向]の右端の
をクリックし、検索する方向を選択します。 →詳しい説明
- [文書頭から検索]*1 をクリックします。
「Windows XP」と「WindowsXP」の両方の文字列が検索されます。
*1選択している[検索方向]によっては、[前を検索]/[次を検索]になります。
〜「一太郎2007」から「一太郎7」までのバージョン表記を検索する〜
- [編集-検索]を選択します。
- [検索方法]の右端の
をクリックし、[文字]を選択します。
- [正規表現]を
にします。
- [検索文字]に「一太郎」と入力します。
- 「一太郎」のうしろにカーソルを合わせます。
- [メニュー▼]-[正規表現のグループ化]を選択します。
[検索文字]に「一太郎()」と入力されます。
- 「()」の間にカーソルを合わせて、「200」と入力します。
[検索文字]に「一太郎(200)」と入力されます。
- 「200」のうしろにカーソルを合わせます。
- [メニュー▼]-[文字の範囲]を選択します。
[検索文字]に「一太郎(200[])」と入力されます。
- 「[]」の間にカーソルを合わせて、「4-7」と入力します。
[検索文字]に「一太郎(200[4-7])」と入力されます。
- 「[4-7]」のうしろにカーソルを合わせます。
- [メニュー▼]-[OR(いずれか一方)]を選択します。
[検索文字]に「一太郎(200[4-7]|)」と入力されます。
- 「|」のうしろにカーソルを合わせ、操作7〜12と同様にして「1[0-3]|[7-9]」と入力します。
[検索文字]に「一太郎(200[4-7]|1[0-3]|[7-9])」と入力されます。
- [検索方向]の右端の
をクリックし、検索する方向を選択します。 →詳しい説明
- [文書頭から検索]*1 をクリックします。
「一太郎2007」「一太郎2006」「一太郎2005」「一太郎2004」「一太郎13」「一太郎12」「一太郎11」「一太郎10」「一太郎9」「一太郎8」「一太郎7」という文字列が検索されます。
*1選択している[検索方向]によっては、[前を検索]/[次を検索]になります。
■正規表現で置換する
■操作例
〜「コンピューターユーザー」「コンピュータユーザ」「コンピューターユーザ」という文字列を検索して「コンピュータユーザー」に置換する〜
- [編集-置換]を選択します。
- [検索・置換方法]の右端の
をクリックし、[文字→文字]を選択します。
- [正規表現]を
にします。
- [検索]に「コンピューターユーザー」と入力します。
- 「コンピューター」と「ユーザー」の間にカーソルを合わせます。
- [メニュー▼]-[直前の正規表現の0回以上の繰り返し]を選択します。
[検索]に 「コンピューター*ユーザー」と入力されます。
- 「ユーザー」のうしろにカーソルを合わせます。
- [メニュー▼]-[直前の正規表現の0回以上の繰り返し]を選択します。
[検索]に 「コンピューター*ユーザー*」と入力されます。
- [置換]に「コンピュータユーザー」と入力します。
- 1つずつ確認しながら文字列を置き換えたい場合は、[1つずつ確認しながら置換する]を
にします。
※一度にまとめて置き換えたい場合は、
にしておきます。
- [検索方向]の右端の
をクリックし、検索する方向を選択します。 →詳しい説明
- [文書頭から置換]*1 をクリックします。
[1つずつ確認しながら置換する]を
にした場合は、検索文字列が範囲指定され、その都度置換してもよいか確認するメッセージが表示されます。
[1つずつ確認しながら置換する]をにした場合は、検索開始位置から指定した方向の文書に含まれるすべての検索文字列の文字をまとめて置換してもよいか確認するメッセージが表示されます。
*1選択している[検索方向]によっては、[前を置換]/[次を置換]になります。
- 確認メッセージの[はい]をクリックします。
検索文字列(「コンピューターユーザー」、「コンピュータユーザ」、「コンピューターユーザ」、「コンピュータユーザー」)が置換され、次の検索文字列が範囲指定されます。
[残り全て置換]をクリックすると、以降の文書に含まれる検索文字列がすべて一度に置換されます。
■正規表現で絞り込む
■操作例
〜議事録を「議長は」で始まり「可決した。」で終わる段落だけに絞り込む〜
- [編集-絞込-実行]を選択します。
- [正規表現]を
にします。
- [検索式]に「議長は」と入力します。
- 「議長は」の前にカーソルを合わせて、[メニュー▼]-[段落の先頭]を選択します。
[検索式]に 「^議長は」と入力されます。
- 「議長は」のうしろにカーソルを合わせて、[メニュー▼]-[任意の1文字]を選択します。
[検索式]に 「^議長は.」と入力されます。
- 「.」のうしろにカーソルを合わせて、[メニュー▼]-[直前の正規表現の0回以上の繰り返し]を選択します。
[検索式]に 「^議長は.*」と入力されます。
- 「*」のうしろにカーソルを合わせて、「可決した。」と入力します。
[検索式]に 「^議長は.*可決した。」と入力されます。
- 「可決した。」のうしろにカーソルを合わせて、[メニュー▼]-[段落の末尾]を選択します。
[検索式]に 「^議長は.*可決した。$」と入力されます。
- [OK]をクリックします。
「議長は」で始まり「可決した。」で終わる段落だけに絞り込まれます。
◎正規表現で「議長は」で始まり「可決した。」で終わる段落だけに絞り込んだ文章例
- 絞り込む文章を表示します。
監査役の報告 議長は監査役の監査報告を求め、監査役△△監査法人から監査報告があった。 第1号議案 第○期(○月から○月まで)営業報告書、賃借対照表および損益計算書承認の件 議長は、営業報告書、貸借対照表、損益計算書のそれぞれの内容につき概要の説明を行い、その承認を求めたい旨議場に諮ったところ、質疑なく満場一致でこれを可決した。 第2号議案 取締役1名選任の件 議長は、招集通知記載のとおり取締役1名は本総会終結の時をもって任期満了となるので、取締役1名の再任を願いたき旨議場に諮ったところ、満場一致でこれを可決した。なお被選任者は就任を承諾した。 第3号議案 取締役報酬改定の件 当社の現在の取締役の報酬額は、平成□□年□月□日開催の第□回定時株主総会にて承認を得て、月額□円以内と決定され現在に至っているが、その後の経済事情の変動等を勘案して、取締役の報酬を月額■円以内に改定したい旨を議場に諮ったところ、質疑なく満場一致でこれを可決した。 第4号議案 監査役報酬改定の件 議長は、当社の現在の監査役の報酬額は、平成△△年△月△日開催の第△回定時株主総会にて承認を得て、月額△円以内と決定され現在に至っているが、その後の経済事情の変動等を勘案して、監査役の報酬を月額▲円に改定したい旨を議場に諮ったところ、質疑なく満場一致でこれを可決した。 議長は、以上をもって本総会の目的事項のすべてを終了した旨を述べ、13:00、第○回定時株主総会の閉会を宣した。 |
- [検索式]に 「^議長は.*可決した。$」と入力して[OK]をクリックします。
- 先頭が「議長は」で始まり、末尾が「可決した。」で終わる段落だけが表示されます。
議長は、営業報告書、貸借対照表、損益計算書のそれぞれの内容につき概要の説明を行い、その承認を求めたい旨議場に諮ったところ、質疑なく満場一致でこれを可決した。 |