文書中の英単語のつづりがまちがっていないか、辞書に基づいてチェックすることができます。
チェックに使う辞書は、英単語辞書と日本語名称辞書、英語チェック用ユーザー辞書の3つです。用途に合わせて辞書を切り替えることもできます。
チェック後は、チェックされた個所を順にたどって訂正したり、必要な個所だけ個別に訂正したりします。
■スペルチェックして、指摘個所を訂正する
■操作
1 スペルチェックを開始する
- [ツール-スペルチェック-実行]を選択します。
スペルチェックが実行され、チェックした結果が[指摘表示]ダイアログボックスに表示されます。
また、文書中のチェック個所にはスペルチェックのマーク(青色の波線)が表示されます。※チェックは、[ツール-スペルチェック-設定]で設定している項目や辞書に基づいて行われます。
- [文書頭から訂正を開始]をクリックします。
[指摘個所を連続して訂正-スペルチェック]ダイアログボックスが表示され、文書の最初のチェック個所の校正情報が表示されます。
※[閉じる]をクリックしても、文書中のチェック個所にはマークが表示されたままになっています。訂正が必要な個所だけを選んでショートカットメニューやナレッジウィンドウを使って修正することができます。
2 チェックされた単語のスペルを訂正する
- [候補一覧]から、どの単語に置換したいかを選択します。
[候補]に選択した単語が表示されます。
置換したい単語が[候補一覧]にない場合は、[候補]に直接入力します。 - 必要に応じて、[マーククリア]/[まとめてマーククリア]/[置換]/[削除]/[以後無視]をクリックしたり、[まとめて置換]をクリックして表示されるダイアログボックスから指摘個所を修正します。
※以下の動作を行うと、[指摘個所を連続して訂正-スペルチェック]ダイアログボックスの[対象]と[指摘理由]に次のチェック個所の校正情報が表示されます。
[次のマークへ>]が淡色表示されている場合は、[指摘個所を連続して訂正-スペルチェック]ダイアログボックスが閉じます。- マーククリア
現在の指摘個所のスペルチェックのマークを消します。
- まとめてマーククリア
現在チェックされている単語と同じ表記の単語が文書中に複数ある場合、それらすべてのスペルチェックのマークをまとめて消します。
- 置換/削除
[対象]に表示されている単語や句読点を、[候補]に表示されている単語や句読点に置き換えます。
[候補]が空白の場合(スペルチェックの繰り返しの単語でチェックされた場合など)は、[置換]が[削除]に切り替わり、チェックされた単語や句読点を削除できます。 - まとめて置換
[対象]に表示されている単語や句読点が文書中に複数ある場合、それらすべてを[候補]に表示されている単語や句読点に置き換えることができます。
クリックして表示されるダイアログボックスで、置き換えるか置き換えないかを1つずつ設定することができます。 - 以後無視
指摘されている単語を、次回からチェックされないようにします。スペルチェックの繰り返しの単語や句読点の用法で指摘された個所はこの対象ではありません。
再びチェックされるようにするには、次の操作をします。- [ツール-スペルチェック-設定]を選択して表示される[スペルチェック]ダイアログボックスの[無視する単語のクリア]をクリックする。
- 英語辞書ユーティリティの[編集-無視する単語の編集]を選択して表示される[無視する単語の編集]ダイアログボックスで単語を選択して[削除]をクリックする。
- マーククリア
- 1つのチェック個所に複数の指摘理由がある場合は、[<前の情報へ]/[次の情報へ>]をクリックして前/次の指摘理由を表示し、必要に応じて修正します。
- 続けて次のチェック個所を修正する場合は、[次のマークへ>]をクリックします。
ダイアログボックスに次のチェック個所の校正情報が表示されます。
※1つ前のチェック個所に戻る場合は、[<前のマークへ]をクリックします。
- すべてのチェック個所の訂正が終了したら、[閉じる]をクリックします。
[指摘個所を連続して訂正-スペルチェック]ダイアログボックスが閉じられます。
●こんなときは
■ショートカットメニューを使って、特定のチェックされた単語のスペルを訂正する
スペルチェックを実行すると、すべてのチェック個所にスペルチェックのマーク(青色の波線)が表示されるので、その中から、訂正の必要な単語を選んで、訂正していきます。
■操作
- スペルチェックのマーク上で右クリックします。
チェック個所に対するショートカットメニューが表示され、指摘理由が表示されます。
- 訂正候補が表示された場合は、その中から置き換える文字を選択します。
文書中の単語が訂正候補に置き換わり、スペルチェックのマークが消えます。
◎スペルチェックのマーク上で表示されるショートカットメニュー
スペルチェックのマーク上で右クリックすると、次のようなショートカットメニューが表示されます。
- <スペルチェック指摘理由>
チェックの対象となった部分の指摘理由が表示されます。
- <訂正候補>
チェックされた単語の訂正候補が表示されます。訂正候補を選択すると、文書中の単語と置き換わります。
※訂正候補の数が、5個を超えた場合には、ショートカットメニューに[その他の候補]という項目が表示されます。[その他の候補]を選択すると、校正用のダイアログボックスが表示され、すべての訂正候補の中から選択することができます。
- 以後無視
チェックされた単語を、次からチェックされないようにします。
- 辞書登録
チェックされた単語を、英語チェック用ユーザー辞書に登録します。辞書に登録した単語は、次回から未登録語としてチェックされないようになります。
ただし、繰り返し単語や句読点の用法で指摘された個所はこの対象ではありません。 - 詳細
校正用のダイアログボックスが表示されます。指摘理由の詳細や訂正候補を確認して訂正できます。
- 前の校正マークへジャンプ
カーソル位置から、前のチェック個所へカーソルをジャンプします。
- 次の校正マークへジャンプ
カーソル位置から、次のチェック個所へカーソルをジャンプします。
■スペルチェックのマークをすべて消す
■操作
- [ツール-スペルチェック-スペルチェックのマーク表示をクリア]を選択します。
文書中のスペルチェックのマーク表示(青色の波線)がすべて消えます。
●こんなときは
- 特定のマークだけ消したい場合は、マーク上で右クリックして表示されるメニューから、[詳細]を選択し、表示される[指摘個所を訂正-スペルチェック]ダイアログボックスで[マーククリア]をクリックします。