- 英語辞書ユーティリティ
- 拡張辞書
- 削除単語
- スペルチェック
- スペルチェック用辞書
- 単語ファイル
- 訂正候補
- 日本語校正用辞書
- 日本語辞書ユーティリティ
- 日本語名称辞書
- 無視する単語
- ユーザー辞書フォルダ
■英語辞書ユーティリティ
スペルチェックの対象にする単語を調整するために、スペルチェックで使う辞書をカスタマイズするツールです。
[ツール-スペルチェック-英語辞書ユーティリティ]を選択すると起動します。
次のようなことができます。
- 英語チェック用ユーザー辞書の単語の登録・削除
- 英語チェック用ユーザー辞書の作成
- 英語チェック用システム辞書の単語を削除(削除単語として登録)・復活
- 無視する単語の削除
■拡張辞書
文書校正やスペルチェックの設定時に指定できる、辞書の種類の1つです。
拡張辞書には、ユーザー辞書(日本語校正用ユーザー辞書または英語チェック用ユーザー辞書)を指定します。
拡張辞書に指定すると、登録されている単語はチェックに使用されますが、チェック結果の書き込みは行われないため、読み出し用の辞書として使えます。
拡張辞書を使うことで、指摘内容を追加する読み出し用の辞書を複数指定することができるため、「全社共通辞書」「部門内での辞書」などの辞書を作り分けておき、必要に応じて同時に利用することもできます。
■削除単語
英語辞書ユーティリティの[削除単語]シートで削除した、英語チェック用システム辞書の単語のことです。削除単語は、英語チェック用ユーザー辞書に登録されています。
英語チェック用システム辞書の単語を削除単語として登録すると、「辞書に登録されていません」などと指摘されるようになります。
また、削除単語を元に戻すこともできます。
■スペルチェック
英単語のつづりが正しいかを、スペルチェック用辞書に基づいてチェックする機能のことをいいます。
チェックにかかった単語は、正しいつづりに置換したり、辞書に登録したり、以後チェックされないように辞書に登録したりできます。
[ツール-スペルチェック-実行]で実行します。
チェックしたい単語の上で右クリックして表示されるメニューから[スペルチェック]を選択すると、1語だけのスペルチェックを実行することもできます。
■スペルチェック用辞書
スペルチェックで使われる辞書です。次の2種類があります。
- 英語チェック用システム辞書
スペルチェック時に中心となる、読み出し専用の辞書です。
システム辞書の内容は、変えることができません。
システム辞書には、英単語辞書・日本語名称辞書の2種類があります。- 英単語辞書
英単語、外国の地名、人名、企業名などが登録されている辞書です。
- 日本語名称辞書
ローマ字表記の日本の地名、人名、企業名などが登録されている辞書です。
- 英単語辞書
- 英語チェック用ユーザー辞書
登録した単語を書き込む辞書です。
ユーザー辞書には、固有名詞や専門用語など、システム辞書にない単語を登録したり、システム辞書の単語を削除単語として登録したりできます。このため、用途や使い勝手に合わせた辞書を作って、使い分けることができます。
■単語ファイル
所定の書式で1行につき1単語記述し、テキスト形式で保存したファイルのことです。
日本語辞書ユーティリティ・英語辞書ユーティリティの[ツール-一括登録-単語ファイル]で単語をまとめて登録するときに使います。
書式は、日本語辞書で使う単語ファイルか、スペルチェック用辞書で使う単語ファイルかによって、異なります。
■訂正候補
[ツール-文書校正-文書校正の実行]で文書校正を行ったとき、チェックされた単語に対して置換する単語として表示される候補のことです。
[ツール-文書校正-文書校正の実行]を実行し、チェック個所に表示される文書校正マーク上で右クリックすると、チェックされた単語の訂正候補が表示されます。
訂正候補は、チェックで使われている日本語校正用辞書・スペルチェック用辞書に基づいて表示されます。
■日本語校正用辞書
[ツール-文書校正-文書校正の実行]で誤字・脱字などをチェックするときや、[書式-ふりがな-すべての単語]でふりがなをふるときに使われる辞書です。文書中の単語は、これらの辞書に基づいてチェックされ、訂正候補やふりがななどが表示されます。
用途や使い勝手に応じて、辞書に単語を新しく登録したり、辞書に登録されている単語を削除したりすることができます。
日本語校正用辞書には、日本語校正用システム辞書と日本語校正用ユーザー辞書の2種類があります。
- 日本語校正用システム辞書
チェック時に中心となる読み出し専用の辞書です。
システム辞書の内容は、変えることができません。 - 日本語校正用ユーザー辞書
ユーザーが登録した単語を書き込む辞書です。
ユーザー辞書には、固有名詞やパソコン用語など、システム辞書にない単語を登録することができ、用途に合わせた辞書を作ることができます。
■日本語辞書ユーティリティ
より意図に合ったチェックを行うために、チェックに使う日本語校正用ユーザー辞書をカスタマイズするツールです。
[ツール-文書校正-日本語辞書ユーティリティ]を選択すると起動します。
次のようなことができます。
- 日本語校正用ユーザー辞書の単語の登録・削除・変更・一覧出力
- 日本語校正用ユーザー辞書の作成
- 無視する単語の削除・一覧出力
■日本語名称辞書
スペルチェックに使われるシステム辞書のうち、ローマ字表記の日本の地名、人名、企業名などが登録されている英語チェック用辞書のことです。
セットアップ直後の状態では JSJPNNM.DSS が設定されています。
この辞書に登録されている単語を訂正候補に使うには、[ツール−スペルチェック-設定]を選択し、[置換候補に使用]の[日本語名称辞書]を にします。
■無視する単語
チェックされた個所を確認・修正するときに、[以後無視]をクリックして、チェック対象からはずした単語のことです。
無視する単語は、単語とチェック項目の組み合わせで、日本語校正用ユーザー辞書または英語チェック用ユーザー辞書に登録されています。これにより、次回以降は同じ理由では指摘されなくなります。
日本語辞書ユーティリティまたは英語辞書ユーティリティを使って、再びチェック対象に戻すこともできます。
■ユーザー辞書フォルダ
日本語校正用ユーザー辞書・英語チェック用ユーザー辞書を保存するためのフォルダです。
日本語辞書ユーティリティ・英語辞書ユーティリティでユーザー辞書を作るときに、[ユーザー辞書の作成]ダイアログボックス(日本語辞書ユーティリティ)や[辞書作成]ダイアログボックス(英語辞書ユーティリティ)の[辞書ファイル]でファイル名だけを指定すると、このフォルダに辞書ファイルが作られます。
※ユーザー辞書はほかの場所にも作ることができます。