一太郎2007で削除されたり、操作性が変更されたりした機能は次のとおりです。
■一太郎2007で削除された機能
●OASYSで作った文書を開く機能は削除されました
[ファイル-他形式の保存/開く]から、[OASYS文書を開く]は削除されました。ESCメニューからも削除されています。
一太郎2007では、OASYSで作った文書を開くことはできません。
●LANWORDで作った文書を開く機能は削除されました
[ファイル-他形式の保存/開く]から、[LANWORD文書を開く]は削除されました。ESCメニューからも削除されています。
一太郎2007では、LANWORDで作った文書を開くことはできません。
●文書校正でチェックできる項目から、受身表現・指示語が削除されました
[ツール-文書校正-文書校正の設定]でチェックできる項目のうち、[表現洗練]シートにあった[受身表現]と[指示語]が削除されました。
●文書校正の使用単語一覧機能は削除されました。
[ツール-文書校正]から、[使用単語一覧]が削除されました。
ナレッジウィンドウ[校正]の[語句を一覧して確認する]の[文書中に使われている単語]も削除されました。
また、ESCメニューや[文書校正]ツールボックスからも削除されています。
●文書校正の単語情報機能は削除されました
[ツール-文書校正]から、[単語情報]が削除されました。
ESCメニューや[文書校正]ツールボックスからも機能が削除されています。
●ヘルプモード、ダイアログボックスのポップアップヘルプは削除されました
次のヘルプ機能が削除されました。
- ヘルプモード
Shift+F1キーを押したり[標準]ツールボックスのヘルプモードアイコンをクリックしたりしたあとに、メニューやツールボックスのアイコンをクリックすると、コマンドやアイコンの機能説明が表示されていた機能です。
- ダイアログボックスのポップアップヘルプ
ダイアログボックスの設定項目上で右クリックしたり、ダイアログボックス右上の[?]をクリックしたあとに設定項目をクリックしたりすると、設定項目の説明が表示されていた機能です。
■一太郎2007で変更された機能
●文書校正スタイルの内容は、引き継がれないようになりました
一太郎2007では、文書校正に使用する校正エンジンや辞書が、Just Right!2に基づいた最新のものに変わりました。
そのため、一太郎2006以前のバージョンの文書校正スタイルや設定内容は引き継がれません。
●テキスト形式で保存・貼り付けを行ったとき、ふりがなが( )で挿入されるようになりました
一太郎2007では、ふりがなをふった文字をテキスト形式で保存したり貼り付けたりしたとき、親文字の後方に括弧で囲まれて、ふりがなが挿入されるようになりました。
例えば、グループルビのふりがなをふった「」は「一太郎(いちたろう)」となり、モノルビの「
」は「一(いち)太(た)郎(ろう)」となります。
●ふりがなの書式を揃えるときの動作が変更されました
[書式-ふりがな-書式を揃える]で、「フォント-標準/ふりがなのサイズ-オフ/ふりがなの色-オフ」にして実行したときの設定内容が変更されました。
一太郎2006 | 一太郎2007 | |
---|---|---|
フォント-標準 | MS明朝に変更 | 標準のフォントに従う |
ふりながのサイズ-オフ | 5Pに変更 | 標準の文字サイズの1/2サイズに変更 |
ふりがなの色-オフ | 黒に変更 | 標準の文字色に従う |
※「標準」は、親となるスタイル(段落属性・ページスタイル・文書スタイルなど)ですでに設定されている書式のことです。 |
●ナレッジウィンドウ[スタイル]からスタイルを設定/解除するときの動作が変更されました
先に指定範囲した状態で、ナレッジウィンドウ[スタイル]からスタイルを設定/解除したときに、指定した範囲にその段落スタイルがすべて設定/解除されるようになりました。
従来は、カーソル位置の段落スタイルによっては、設定/解除されない場合がありました。
●全角・半角変換で一括変換をするときの動作が変更されました
一太郎2007の[書式-全角・半角変換-一括変換]では、変換するかしないかを1つずつ確認したり、開始位置を指定したりできるようになりました。そのため、先に範囲指定をしないでコマンドを実行したときの動作が変更されました。
従来は、範囲指定を促すメッセージが表示されていましたが、一太郎2007では、カーソル位置または文書頭から変換が実行されます。