一太郎2007では、作成した文書をプレゼンテーション形式で保存することができます。
プレゼンテーション形式で保存した文書は、Microsoft PowerPoint 2003/2002/2000/97で開くことができます。
ただし、一太郎文書をPowerPoint形式で保存すると、テキストデータのみ保存されます。テキスト部分の書式や段落スタイル、挿入した画像などは保存されません。
ここでは、一太郎の設定がPowerPoint形式で保存するとどのように変換されるかを詳しく説明しています。
■ページのレイアウト
- 改ページの位置でスライドが切り替わります。
- 改ページにより、スライドのタイトルと本文を作ることができます。
- ページの先頭行は自動的にスライドのタイトルに変換されます。
- ページの先頭以外の行は自動的にスライドの本文に変換されます。
- アウトラインレベル(ランク)を設定すると、改ページしなくてもスライドのタイトルと本文を作ることができます。
- アウトラインレベル1(ランク1)に設定した行は、自動的にスライドのタイトルに変換されます。
- アウトラインレベル1(ランク1)以外に設定した行は、自動的にスライドの本文に変換されます。
■文字属性
- フォントの設定は、そのまま引き継がれます。文字の飾りは、すべてPowerPointの初期設定に変換されます。
文字属性 変換後 色 黒 フォント 和文 一太郎で設定されていた和文フォント 英文 一太郎で設定されていた英文フォント シンボルフォント 一太郎で設定されていたシンボルフォント フォントサイズ ページの1行目の文字列 32ポイント ページの2行目以降の文字列 28ポイント
■段落属性
- ページの1行目(タイトルに変換される行)と2行目以降(本文に変換される行)には自動的に次の段落属性が設定されます。一太郎の段落属性・段落記号は変換されません。
- 1行目(タイトルに変換される行)
段落属性 変換後 サイズ 3.18cm×22.87cm 位置 横位置 1.27cm(始点:左上隅) 縦位置 0.76cm(始点:左上隅) 属性 塗りつぶし なし 線 なし - 2行目以降(本文に変換される行)
段落属性 変換後 サイズ 12.58cm×22.87cm 位置 横位置 1.27cm(始点:左上隅) 縦位置 4.45cm(始点:左上隅) 属性 塗りつぶし なし 線 なし
- 1行目(タイトルに変換される行)
■文字枠
- 連番や縦中横、ふりがな、組み文字などの文字枠は、表示文字列をテキストデータとして変換します。
■罫線
- 変換されません。
■枠・図形
- 変換されません。