クリップボードにコピーされているデータを最適な形で文書中に貼り付けます。文字列・罫線・枠・作図などはもちろん、ほかのアプリケーションで作ったデータも貼り付けることができます。貼り付けるデータの形式によって、操作方法や貼り付け結果が異なります。
※このコマンドは、クリップボードにデータがない状態では選択できません。
■クリップボードのデータを貼り付ける
■操作
- 文字列や罫線など、貼り付けたいデータをクリップボードにコピーします。
- データを貼り付けたい位置にカーソルを合わせます。
- [ESCメニュー:ペースト-ペースト]を選択します。
クリップボードのデータが、カーソル位置に挿入されます。
■文字列や罫線などのデータを繰り返し複数回貼り付ける
一太郎文書中の文字列や罫線などのデータを貼り付ける場合には、貼り付ける回数を指定できます。
■操作
- 文字列や罫線など、貼り付けたいデータをクリップボードにコピーします。
- [ツール-オプション−オプション]を選択します。
- [編集-範囲と実行位置]の[実行位置の指定方法]を[指定する]にし、[OK]をクリックします。
- [ESCメニュー:ペースト-ペースト]を選択します。
- F10[回数]で、繰り返す回数を指定し、[OK]をクリックします。
- データを貼り付けたい位置をクリックします。
クリップボードのデータが、指定した回数分だけ指定した位置に挿入されます。
※貼り付ける回数を指定できるのは、[ツール-オプション-オプション]で、[編集-範囲と実行位置]の[実行位置の指定方法]を[指定する]にしているときだけです。
※ESCメニューを使うには、[ツール-オプション-オプション]で、[操作環境-コマンド操作]の[ESCメニューを使用する]を[する]にしておきます。
■文字列や罫線などのデータを挿入して貼り付ける
一太郎文書中の文字列や罫線などのデータを、ブロック単位で範囲指定してクリップボードにコピーした場合は、貼り付けるときに、貼り付け先にある文字列を繰り下げてデータを挿入するか(挿入)、貼り付け先にある文字列にデータを上書きするか(上書)を選択できます。
■操作
- 文字列や罫線などの貼り付けたいデータを、ブロック単位で範囲指定してクリップボードにコピーします。
- [ツール-オプション−オプション]を選択します。
- [編集-範囲と実行位置]の[実行位置の指定方法]を[指定する]にし、[OK]をクリックします。
- [ESCメニュー:ペースト-ペースト]を選択します。
- F9[貼付モード]で、貼り付け先にある文字列を繰り下げてデータを挿入するか(挿入)、貼り付け先にある文字列にデータを上書きするか(上書)を選択します。
F9[貼付モード]を選択するごとに、[挿入]/[上書]が切り替わります。
どちらのモードを選択しているかは、画面の左下に表示されます。 - データを貼り付けたい位置をクリックします。
クリップボードのデータが、挿入または上書されます。
※挿入/上書を選択できるのは、[ツール-オプション-オプション]で、[編集-範囲と実行位置]の[実行位置の指定方法]を[指定する]にしているときだけです。
※ESCメニューを使うには、[ツール-オプション-オプション]で、[操作環境-コマンド操作]の[ESCメニューを使用する]を[する]にしておきます。
■<コラム>ペーストコマンドでのファンクションキーの機能
- F9[貼付モード]
ブロック単位で範囲指定してクリップボードにコピーしたデータを貼り付ける場合に、データを貼り付ける方法を選択します。
- [挿入]
…貼り付け先にある文字列を繰り下げてデータを挿入する
- [上書]
…貼り付け先にある文字列を繰り下げず、データを上書きする
- [挿入]
- F10[回数]
クリップボードのデータが文字列や罫線などのときに、貼り付け先にデータを貼り付ける回数を指定します。
ブロック単位で範囲指定してクリップボードにコピーしたデータの場合は、貼り付ける方向も指定できます。