指定した範囲の文字列・罫線・枠・作図などのデータを、指定した位置に移動します。移動したデータは、クリップボードにコピーされます。
文字/行/段落/ページ単位で移動した場合は、移動元のデータは削除され、移動先に挿入されます。移動元の削除したあとのスペースには以降の文字列が繰り上がり、移動先にある文字列は繰り下がります。
ブロック単位で移動する場合は、移動元の削除したあとのスペースに以降の文字列を繰り上げるか(削除)、以降の文字列を繰り上げず空白のまま残すか(消去)を選択できます。また、移動先にある文字列を繰り下げてデータを挿入するか(挿入)、移動先にある文字列にデータを上書きするか(上書)も選択できます。
■操作
【文字/行/段落/ページ単位で移動する場合】
- [ESCメニュー:移動-文字/行/段落/ページ]のどれかを選択します。
移動したい範囲に応じて単位を選択します。
- 移動したい範囲の始点と終点を指定します。
- 移動先にカーソルを合わせます。
- Enterキーを押します。
操作2 で指定した範囲のデータが削除され、カーソル位置に挿入されます。
移動元の削除したあとのスペースには以降の文字列が繰り上がります。
※移動先を指定する前にF10[回数]を選択すると、移動先にデータを貼り付ける回数を指定することができます。
【ブロック単位で移動する場合】
- [ESCメニュー:移動-ブロック]を選択します。
- F9[削除モード]で、移動元のスペースに以降の文字を繰り上げるか(削除)、以降の文字を繰り上げず空白のまま残すか(消去)を選択します。
F9[削除モード]を選択するごとに、[削除]/[消去]が切り替わります。
どちらのモードを選択しているかは、画面の左下に表示されます。 - 移動したい範囲の始点と終点を指定します。
指定した範囲のデータが削除または消去されます。
- 移動先にカーソルを合わせます。
- F9[貼付モード]で、移動先にある文字列を繰り下げてデータを挿入するか(挿入)、移動先にある文字列にデータを上書きするか(上書)を選択します。
F9[貼付モード]を選択するごとに、[挿入]/[上書]が切り替わります。
どちらのモードを選択しているかは、画面の左下に表示されます。 - Enterキーを押します。
カーソル位置にデータが挿入または上書きされます。
※移動先を指定する前にF10[回数]を選択すると、移動先にデータを貼り付ける回数を指定することができます。
●こんなときは
- 枠だけを移動するときは、[ESCメニュー:枠-移動]を使います。
■移動コマンドでのファンクションキーの機能(ドキュメントナビ/ESCメニュー:移動)
- 移動したい範囲を指定中
- F1[文字]/F2[行]/F3[段落]/F4[ページ]/F5[ブロック]
範囲指定の単位を切り替えます。
- F9[削除モード]
ブロック単位で移動して削除される範囲の文字列の扱いを選択します。
- [削除]
…削除される範囲に、以降の文字列を繰り上げる
- [消去]
…削除される範囲に以降の文字列を繰り上げず、空白のまま残す
- [削除]
- F10[回数]
移動先にデータを貼り付ける回数を指定します。
ブロック単位で範囲指定したときは、貼り付ける方向も指定できます。
- F1[文字]/F2[行]/F3[段落]/F4[ページ]/F5[ブロック]
- 移動先を指定中
- F9[貼付モード]
ブロック単位で範囲指定したデータを、移動先へ貼り付ける方法を選択します。
- [挿入]
…移動先にある文字列を繰り下げてデータを挿入する
- [上書]
…移動先にある文字列を繰り下げず、データを上書きする
- [挿入]
- F10[回数]
移動先にデータを貼り付ける回数を設定します。
ブロック単位で範囲指定したときは、貼り付ける方向も指定できます。
- F9[貼付モード]