長い専門用語や定型表現などは、思ったように変換されないことがあります。
こんなときに、あらかじめ用意してある省入力用のデータを使って、簡単に呼び出すことができるようにします。
省入力用のデータは、出荷時に用意されているデータを使うほかに、自分の入力に合わせてあとから新しいファイルを作って追加することができます。
■操作
- ATOK プロパティを起動します。
- ［入力・変換］シートに切り替え、［省入力・推測変換］の［省入力データ］を選択します。
省入力データに関する設定をする画面が表示されます。
- ［省入力データを使用する］を
にします。
にすると、設定されている省入力データファイルを使って、省入力・推測変換の候補が表示できるようになります。 - 使用する省入力データファイルを、［省入力データの内容］に表示されている一覧から選択します。
一覧には、省入力データファイルのタイトルが表示されるので、そのタイトルを目安に使用するものを
にします。 - ［OK］をクリックします。
設定した内容が反映されます。
■このほかにできること
一覧に登録されていない、省入力データファイルを追加するには
一覧に登録されていない、省入力データファイルを追加する場合は、［入力・変換］シートの［省入力・推測変換-省入力データ］で、［追加・削除］をクリックし、表示された［省入力データの追加・削除］ダイアログボックスの［追加可能な省入力データの一覧］の一覧から追加したい省入力データを選択し、［追加］をクリックします。
［追加可能な省入力データの一覧］に追加したい辞書がない場合は、［ファイルを指定して追加］をクリックして、省入力データファイルを参照することもできます。
新しく作った省入力データファイルや、人からもらった省入力データファイルを一覧に追加する場合に使います。
使わない省入力データファイルを一覧から外すには
［省入力データの内容］の一覧からデータファイルを外す場合は、［入力・変換］シートの［省入力・推測変換-省入力データ］で、［追加・削除］をクリックし、表示された［省入力データの追加・削除］ダイアログボックスの［省入力データの内容］の一覧から外したい省入力データを選択し、［削除］をクリックします。
なお、一覧から削除されるだけで、実データは保存していた場所に残っています。
省入力データを検索する優先順位を変えるには
省入力データを複数選択したとき、データを検索するときの優先順位を変更することもできます。
［↑上へ］／［↓下へ］をクリックすると、一覧での並びが変わります。
同じ読みを持つデータがあるときに、一覧の上にあるデータほど優先されます。