辞書ユーティリティの[単語コメント一括処理]シートで使用する単語ファイルは、決められた書式のテキスト形式のデータで用意します。
単語ファイルは、次の方法で作成することができます。
テキストを編集できるアプリケーションで編集する
■操作
- テキストを編集できるアプリケーションを起動します。
- ファイルの先頭に「!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1」と入力し、改行します。
先頭に「!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1」と付けることで、単語ファイル(テキスト形式)に入力された品詞が、ATOK 2007の品詞体系であることを表します。
- 「読み、単語、品詞、単語コメント、自動置換する/しない、置換候補1,2,3,4,5」をタブで区切り、コメントまたは置換候補のうしろで改行します。
- テキストファイル形式で保存します。
●こんなときは
- 単語ファイルには、ファイル管理の目安となる内容を注釈行として挿入することができます。
辞書ユーティリティを使う
- 辞書ユーティリティの[ツール-単語・用例の一覧出力]の[単語出力]シートでも、単語ファイルを作成できます。
- 辞書ユーティリティで作成した単語ファイルにコメントを追加して、単語コメント用の単語ファイルとして使用することもできます。
単語ファイルの記述フォーマット
■単語ファイルの例
!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1 | ||||||||||
いちたろう | 一太郎 | 固有商品 | 商品名 | しない | ||||||
ゆうびん | 〒 | 名詞 | 宛先 | しない | 〒770-0000 〒581-0000 〒106-0031 | |||||
ことぶき | 壽 | 名詞 | 旧字体 | する | 寿 | |||||
わたなべ | 渡辺 | 固有人姓 | 総務部 | しない | san_watanabe@○○△△ |
■内容の書き方の注意点
- ファイルの先頭に必要な記述
ファイルの先頭には、次の記述が必要です。
- !!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1
「!!ATOK_TANGO_TEXT_HEADER_1」は、必ず半角で入力します。
「ATOK_TANGO_TEXT_HEADER」は、大文字・小文字のどちらでもかまいません。 - 書き方
- 「読み」・「単語」・「品詞」・「単語コメント」・「自動置換する/しない」・「置換候補12345」は、タブで区切って入力します。
- コメントまたは置換候補のうしろで改行します。
- 読みについて
- 「読み」は、全角・半角を問わず32文字以内で入力します。(ただし、全角文字の場合、濁点・半濁点を含む文字は2文字と数えます。)
- 読みに使用できる文字
全角ひらがな、全角・半角のカタカナ、アルファベット、数字
記号(゛゜−+*/_#$%&=@:;・ ’ ^ ~ `<>¥〜) - 読みに使用できない文字
スペース・漢字・独仏文字・発音記号・特殊記号
※読みの先頭に、ー(長音)、゛(濁音)゜(半濁音)は使用できません。
- 単語について
- 辞書に登録する単語は、全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
※サロゲートペアで表現される文字は、2文字と数えます。
- 単語に使用できる文字
漢字、ひらがな、全角・半角のカタカナ、アルファベット、数字、記号
※特殊記号は使用できません。
- 辞書に登録する単語は、全角・半角を問わず100文字以内で入力します。
- 品詞について
- 品詞名、または品詞番号を入力します。
- 単語コメントについて
- 単語に付ける、独自のコメントや置換候補は、全角・半角を問わずは100文字以内で入力します。
- コメントに使用できる文字
漢字、ひらがな、全角・半角のカタカナ、アルファベット、数字、記号
- 自動置換する/しない
- 文字を変換するときに、設定した置換候補に自動的に置き換えるか置き換えないかを設定します。
- 置換候補
- 単語を別のことばに置き換えるときに、置き換えることばを置換候補として設定します。
- 1つの単語に対して、最大で5つまで設定できます。