グリッド、または補助線の交点に、必ずスナップする設定にすることができます。
設定したグリッドや補助線の交点に合わせて、図形の描画や移動をしたいときに利用します。
なお、この設定を有効にすると、スナップ範囲が解除されるため、任意の位置に描いたり、移動したりすることはできなくなります。
この設定が無効な場合は、設定しているスナップ範囲に入ったときにだけ、グリッドまたは補助線の交点にスナップします。
■操作
- オプションパレットを表示します。
- 項目の一覧から、[グリッドスナップ時、常にスナップ]、または[補助線スナップ時、常にスナップ]を選択します。
- グリッド、または補助線の交点に常にスナップする設定にするときは、[設定]の列の[しない]をクリックして[する]を選択します。
設定を切り替えると、すぐにスナップの設定が反映されます。
※[ツール-オプション]の[操作環境-操作環境]で、[グリッドにスナップ時、常にスナップする]/[補助線の交点にスナップ時、常にスナップする]で設定を変更するのも同じ機能です。
●こんなときは
- スナップの設定は変えずに、キーを併用することで、一時的にスナップを無効にすることはできます。
■スナップ範囲について
[グリッドにスナップ]や[補助線の交点にスナップ]が有効な状態では、初期設定では、スナップ範囲の設定に従って、最寄りのグリッドまたは補助線の交点にスナップします。
スナップ範囲を解除して、いつもグリッド、または補助線の交点にスナップさせたいときにだけ、上述の設定を有効にします。
【スナップ範囲とは】
スナップ範囲は、1図形を指定する際に、クリックを認識する範囲を設定する項目である[選択範囲]と連動しています。
[選択範囲]の値を調整することで、スナップしやすくなるかどうか、その動きが変化します。
【[選択範囲]の設定とスナップの動作】
[選択範囲]の設定は、[図形選択]ダイアログボックスの[図形選択]シートで設定します。
描画パレットで図形の選択ツールを選択して[詳細]をクリックすると表示されます。
[1図形選択詳細]の[選択範囲]の設定 | スナップするシーン | 図形描画/移動時のマウスの動作 |
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[狭]に近づける | 指定した位置(ポインタ)が、対象のグリッド、または補助線の交点に近い場合にスナップ | 指定が厳密になるため、結果スナップしづらくなり、マウスはスムーズに動作する |
[広]に近づける | 指定した位置(ポインタ)が、対象のグリッド、または補助線の交点から離れていてもスナップ | スナップしやすくなるため、マウスはグリッドや補助線の交点にしか動かなくなる |