ラベルにカスタマバーコードを貼り付けます。
「カスタマバーコード」とは、郵便番号や住所の情報が入ったバーコードです。一定通数以上、一定の条件で差し出された郵便物にカスタマバーコードを印刷しておくと、郵便料金が割り引きされます。
ここでは、住所・氏名・カスタマバーコードなどを入力した表計算ファイルを作って、複数枚のラベルにまとめて宛名を印刷する操作を説明します。
操作は、次の流れで行います。
- <手順1>カスタマバーコードの入った住所録データを準備する
- <手順2>ラベル用紙やプリンタを準備する
- <手順3>住所録データのファイルを読み込んで、宛名ラベル作りを始める
- <手順4>1枚目の宛名ラベルをデザインし、カスタマバーコードの枠を作る
- <手順5>ラベル上の枠に、住所録のデータを関連付ける
- <手順6>複数のラベルに、宛名を印刷する
▼注意
- 使用条件や使用できるラベルの大きさ、印刷時の注意事項など、詳しくは、郵便のホームページをご覧になるか、郵便局にお問い合わせください。
- お使いのプリンタ・用紙・バーコードリーダによっては、バーコードが正しく読みとれない場合があります。
<手順1>カスタマバーコードの入った住所録データを準備する
住所・氏名・カスタマバーコードをまとめて印刷するために、それぞれを入力した住所録のデータをCSVファイルや表計算ファイルで準備します。
カスタマバーコードの項目には、基本的には「郵便番号(7桁の数字)」+「住所表示番号の数字・アルファベットを−(ハイフン)でつないだもの」を入力します。
例えば、住所が「〒532-0011 大阪市淀川区西中島6-1-1 新大阪プライムタワー10F」の場合は、「53200116-1-1-10」になります。
▼注意
- ラベルマイティには、住所データからカスタマバーコードデータを自動生成する機能はありません。
- カスタマバーコードに必要な文字情報の抜き出し法など、詳しくは、郵便のホームページをご覧になるか、郵便局にお問い合わせください。
<手順2>ラベル用紙やプリンタを準備する
- カスタマバーコードを印字するラベルは、下地が、白色または地模様のない淡い色のものを使います。
- カスタマバーコードを印字するラベルは、反射率50%以上の紙を使い、印字面とカスタマバーコードのPCS(Print Contrast Signal)が、0.5以上になるようにします。
クラフト紙(茶色または淡い茶色のものに限ります)を使う場合は、反射率が40%以上50%未満のときは、印字面とカスタマバーコードのPCS値は0.7以上になるようにします。
なお、カスタマバーコードにはインクのにじみやかすれなどが極力ないようにします。 - カスタマバーコードの印字に使うインクは、黒または濃い青色とします。
▼注意
- 使用できるラベルの大きさ、印字位置など、詳しくは、郵便のホームページをご覧になるか、郵便局にお問い合わせください。
- バーコードの作成途中や作成後にプリンタを変えると、バーコードの表示が変わる場合があります。
ラベルを作る前に、プリンタの設定を行うことをお勧めします。
<手順3>住所録データのファイルを読み込んで、宛名ラベル作りを始める
■操作
1 ラベルの種類・用途を選ぶ
- ガイドメニューで、[宛名・住所シール]などの作りたいラベルの種類・用途をクリックします。
[用紙の選択]ダイアログボックスが表示されます。
※お使いのサンプルファイルによって、ガイドメニューに表示されるラベルの種類・用途は異なります。
- 会社名の一覧・用紙品番の一覧で手順2で準備した用紙を選び、用紙の置き方を選んで、[OK]をクリックします。
[編集方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。
2 差込機能を使えるようにし、住所録データを読み込む
- [差込・連番を使う]の[このあと差込ファイルを選ぶ]を
にします。
- [連続ラベル編集]をクリックします。
[差込データの読込]ダイアログボックスが表示されます。
- [ファイル名]に、手順1で準備したデータのファイル名を入力します。
[フォルダから選択]をクリックすると、ファイルの一覧でファイルを選択して、ファイル名を入力することができます。
- [先頭行を項目行として読み込む]を、
または
にします。
データの先頭行の内容に応じて、
または
を選びます。
- 先頭行に、「住所」「氏名」「カスタマバーコード」などの項目名が入力されている場合は、
にします。
- 先頭行に項目名がなく、実際のデータだけが入力されている場合は、
にします。
- 先頭行に、「住所」「氏名」「カスタマバーコード」などの項目名が入力されている場合は、
- [OK]をクリックします。
【ファイルに複数のシートがある場合】
[データ読込]ダイアログボックスが表示されます。
- [シート名]の右端の▼をクリックして、読み込みたいシートを選びます。
- [OK]をクリックします。
ラベルを作る画面になり、画面右側に[デザイン選択]シートが表示されます。
【ファイルに複数のシートがない場合】
ラベルを作る画面になり、画面右側に[デザイン選択]シートが表示されます。
3 読み込んだデータの内容を確認する
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側に差込・連番設定画面が表示されます。
- 差込・連番設定画面で、[差込]シートをクリックします。
[差込]シートの表に、読み込んだデータが表示されます。
- 目的のデータが読み込まれているかどうかを確認します。
※読み込むデータがまちがっていた場合は、[差込]シートの
をクリックして、別のデータを読み込み直します。
<手順4>1枚目の宛名ラベルをデザインし、カスタマバーコードの枠を作る
▼注意
- バーのサイズ、印字位置など、詳しくは、郵便のホームページをご覧になるか、郵便局にお問い合わせください。
■操作
1 ラベルのデザインを選ぶ
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側にデザイン設定画面が表示されます。
- デザインサンプルの一覧で、利用するデザインをクリックします。
2 カスタマバーコードの枠を作る
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側にバーコード設定画面が表示されます。
- バーコード設定画面で、[種類]の右端の▼をクリックして、[カスタマバーコード]を選びます。
- [コード]は、空欄のままにしておきます。
- [バーのサイズ]で、バーのサイズを設定します。
- 縦書きにする場合は、[縦書き]を
にします。
をクリックします。
編集画面にカスタマバーコードのバーコード枠が貼り付けられます。
- バーコード枠の位置を変えたり、大きさを変えたりして配置を整えます。
カスタマバーコードの上下左右には、2mm以上の空白が必要です。
また、カスタマバーコードは、郵便物の表面の縁から10mmおよび消印領域を除いた範囲内に印字される必要があります。
<手順5>ラベル上の枠に、住所録のデータを関連付ける
■操作
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側に差込・連番設定画面が表示されます。
- 画面左側の編集画面で、手順4の2で作ったバーコード枠をクリックします。
- 画面右側の[差込]シートで
をクリックします。
[関連付ける]ダイアログボックスが表示されます。
- [項目一覧]でカスタマバーコードのデータが入力されている項目を選び、[OK]をクリックします。
操作1 で選んだバーコード枠に、1件目のバーコードのデータが反映されます。
これで、用紙内の次のラベルには2件目のデータ、次のラベルには3件目のデータ、…というように、データが順番に入力されるようになりました。
- 郵便番号・住所・氏名などについても、操作1〜3 の手順で、枠にデータを関連付けます。
●こんなときは
- 枠と項目の関連付けを解除するには、編集画面で解除したい枠をクリックし、[差込]シートの
をクリックします。
<手順6>複数のラベルに、宛名を印刷する
▼注意
- 実際に印刷する前に、入力したデータが正しいかどうかを必ずご確認ください。
- 作成したカスタマバーコードが所定の規格に合致しているかどうかについて、郵便局に確認をとる必要があります。
詳しくは、郵便のホームページをご覧になるか、郵便局にお問い合わせください。 - お使いのプリンタ・用紙・バーコードリーダによっては、バーコードが正しく読みとれない場合があります。
■操作
1 印刷しないデータを選んだり、印刷するデータの枚数を設定する
- 差込・連番設定画面の[差込]シートの表で、印刷しないデータの[印刷]のセルをクリックします。
クリックしたデータは、[×]に変わります。再度クリックすると、[○]に戻ります。
- レコードごとに印刷する枚数を設定します。 →詳しい説明
2 印刷される内容を確認する
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側に印刷設定画面が表示されます。
画面左側に、データが差し込まれたラベルが一覧表示されます。 - 画面左側で、各ラベルに印刷されるデータ内容を確認します。
3 差込方法や印刷ページの設定をする
- 画面右側の印刷設定画面で、[差込]シートをクリックします。
- 目的に応じて、データの差込方法を選びます。
[連続]/[指定枚数]
- 差込・連番設定画面の[差込]シートで、各レコードごとに印刷する枚数を設定していない場合、[連続]が表示されます。差込データを、1件につきラベル1枚ずつ連続して印刷します。
各レコードごとに印刷する枚数を設定している場合、[指定枚数]が表示されます。各レコードごとに設定した枚数を印刷します。 [繰り返し]
- データを、[繰り返し数]で設定した数ずつ印刷します。
[用紙ごと]
- データを、1件につき用紙1ページずつ印刷します。
- [印刷範囲]で、印刷するページを設定します。
4 印刷を実行する
- 使いたいプリンタが選ばれ、用紙がセットされていることを確認して、
をクリックします。
印刷が実行されます。
※別のプリンタを使いたいときは、 をクリックしてプリンタを変えます。
●こんなときは
- 作ったラベルを保存するとき
使ったデータまたはデータのファイル名をいっしょに保存することができます。
いっしょに保存しておくと、次にラベルファイルを開いたとき、そのデータを読み込んだり、ファイルを選んだりする手間が省けて便利です。