差込機能を使えば、Excelなどの表計算ファイルやCSV形式ファイルを利用して、宛名ラベルなどを作ることができます。
差込機能は、文字枠だけでなく、バーコード枠や絵や写真枠にも対応しています。
ここでは、表計算ソフトで作った住所録のデータを使って、宛名ラベルに宛名を差込印刷する操作を説明します。
操作は次の流れで行います。
- <手順1>住所録のデータを読み込んで、ラベル作りを始める
- <手順2>1枚目のラベルをデザインする
- <手順3>ラベル上の枠に、住所録のデータを関連付ける
- <手順4>複数のラベルに、住所録のデータを印刷する
<手順1>住所録のデータを読み込んで、ラベル作りを始める
■操作
1 ラベルの種類・用途を選ぶ
- ガイドメニューで、[宛名・住所シール]などの作りたいラベルの種類・用途をクリックします。
[用紙の選択]ダイアログボックスが表示されます。
※お使いのサンプルファイルによって、ガイドメニューに表示されるラベルの種類・用途は異なります。
- 会社名や用紙品番、用紙の置き方を選び、[OK]をクリックします。
[編集方法の選択]ダイアログボックスが表示されます。
2 差込機能を使えるようにし、住所録のデータを読み込む
- [差込・連番を使う]の[このあと差込ファイルを選ぶ]を
にします。
- [連続ラベル編集]をクリックします。
[差込データの読込]ダイアログボックスが表示されます。
- [ファイル名]に、読み込みたい住所録データのファイル名を入力します。
[フォルダから選択]をクリックすると、ファイルの一覧で住所録データのファイルを選択して、ファイル名を入力することができます。
- [先頭行を項目行として読み込む]を、
または
にします。
住所録データの先頭行の内容に応じて、
または
を選びます。
- 先頭行に、「郵便番号」「住所」「氏名」などの項目名が入力されている場合は、
にします。
- 先頭行に、項目名がなく、実際のデータだけが入力されている場合は、
にします。
- 先頭行に、「郵便番号」「住所」「氏名」などの項目名が入力されている場合は、
- [OK]をクリックします。
【ファイルに複数のシートがある場合】
[データ読込]ダイアログボックスが表示されます。
- [シート名]の右端の▼をクリックして、読み込みたいシートを選びます。
- [OK]をクリックします。
ラベルを作る画面になり、画面右側に[デザイン選択]シートが表示されます。
【ファイルに複数のシートがない場合】
ラベルを作る画面になり、画面右側に[デザイン選択]シートが表示されます。
3 読み込んだ住所録データの内容を確認する
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側に差込・連番設定画面が表示されます。
※手順1 の2-2で[連続ラベル編集]を選んでいない場合は、コマンドバーに
が表示されています。その場合は、次を参照して、編集方法を「連続ラベル編集」に切り替えます。
- 差込・連番設定画面で、[差込]シートをクリックします。
[差込]シートの表に、読み込んだ住所録のデータが表示されます。
- 目的の住所録のデータが読み込まれているかどうかを確認します。
※読み込むデータがまちがっていた場合は、[差込]シートの
をクリックして、別の住所録のデータを読み込み直します。
<手順2>1枚目のラベルをデザインする
■操作
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側にデザイン設定画面が表示されます。
- デザインサンプルの一覧で、利用するデザインをクリックします。
<手順3>ラベル上の枠に、住所録のデータを関連付ける
ラベル上の「郵便番号」「住所」「氏名」などの枠に、住所録の該当するデータを関連付けます。
■操作
- 画面左側の編集画面で、郵便番号の枠をクリックします。
- 画面右側の[差込]シートで
をクリックします。
[関連付ける]ダイアログボックスが表示されます。
- [項目一覧]で「郵便番号」の項目を選び、[OK]をクリックします。
操作1 で選んだ郵便番号の枠に、住所録の1件目の郵便番号が表示されます。
これで、用紙内の次のラベルには2件目の郵便番号、次のラベルには3件目の郵便番号、…というように、データが順番に入力されるようになりました。
- 住所や氏名についても、操作1〜3の手順で、枠にデータを関連付けます。
●こんなときは
- 枠と項目の関連付けを解除するには、編集画面で解除したい枠をクリックし、[差込]シートの
をクリックします。
- 住所録のデータに該当する枠がラベル上にない場合に、枠を追加することもできます。
<手順4>複数のラベルに、住所録のデータを印刷する
■操作
1 印刷しないデータを選んだり、印刷するデータの枚数を設定する
- 差込・連番設定画面の[差込]シートの表で、印刷しない差込データの[印刷]のセルをクリックします。
クリックしたデータは、[×]に変わります。再度クリックすると、[○]に戻ります。
- レコードごとに印刷する枚数を設定します。 →詳しい説明
2 印刷される内容を確認する
- コマンドバーの
をクリックします。
画面右側に印刷設定画面が表示されます。
画面左側に、データが差し込まれたラベルが一覧表示されます。 - 画面左側で、各ラベルに印刷されるデータ内容を確認します。
3 差込方法や印刷ページの設定をする
- 画面右側の印刷設定画面で、[差込]シートをクリックします。
- 目的に応じて、データの差込方法を選びます。
[連続]/[指定枚数]
- 差込・連番設定画面の[差込]シートで、各レコードごとに印刷する枚数を設定していない場合、[連続]が表示されます。差込データを、1件につきラベル1枚ずつ連続して印刷します。
各レコードごとに印刷する枚数を設定している場合、[指定枚数]が表示されます。各レコードごとに設定した枚数を印刷します。 [繰り返し]
- 差込データを、[繰り返し数]で設定した数ずつ印刷します。
[用紙ごと]
- 差込データを、1件につき用紙1ページずつ印刷します。
- [印刷範囲]で、印刷するページを設定します。
4 印刷を実行する
- 使いたいプリンタが選ばれ、用紙がセットされていることを確認して、
をクリックします。
印刷が実行されます。
※別のプリンタを使いたいときは、 をクリックしてプリンタを変えます。
●こんなときは
- 作ったラベルを保存するとき
使った住所録のデータまたはデータのファイル名をいっしょに保存することができます。
いっしょに保存しておくと、次にラベルファイルを開いたとき、住所録のデータを読み込んだり、住所録のファイルを選んだりする手間が省けて便利です。