このFAQは、法人のお客様(企業/官公庁・自治体/教育機関など)で、システム管理者の方を対象としています。
「JS共通 セキュリティ更新モジュール」を導入する際、以下の手順で操作すると、セットアップ画面を表示することなくセットアップ(サイレントセットアップ)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I セットアップを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- 管理者(Administrator)権限でコンピューターにログオンします。
JS共通 セキュリティ更新モジュールをセットアップするには、Administratorsグループに所属しているユーザーや、「コンピューターの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
Windows Vistaの標準ユーザーアカウントの場合は、アイコンを右クリックし、表示されるショートカットメニューの[管理者として実行]を選択してセットアップを行ってください。 - 起動しているアプリケーションはすべて終了します。
起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントセットアップを行う
以下の流れでサイレントセットアップを行います。
■操作
1 1台のクライアントにJS共通 セキュリティ更新モジュールを導入する
JS共通 セキュリティ更新モジュールをオプションをつけて、実行します。
- ダウンロードサイトから、JS共通 セキュリティ更新モジュール「JSSUP2.EXE」を任意のドライブ・フォルダにダウンロードします。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]*1を選択します。
*1Windows Vistaの場合は、[すべてのプログラム-アクセサリ-ファイル名を指定して実行]です。
- [参照]をクリックします。
- [ファイルの場所]*2の右端の▼をクリックし、手順1.で「JSSUP2.EXE」を保存したドライブ・フォルダを選択します。
*2Windows Vistaの場合は、画面左側の[コンピュータ]を選択し、手順1.で「JSSUP2.EXE」を保存したドライブ・フォルダを選択します。
- 「JSSUP2.EXE(またはJSSUP2)」を選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、[名前]の入力欄をクリックします。
「JSSUP2.EXE」が反転表示されます。
- 再度[名前]の入力欄をクリックして反転を消します。
- 「JSSUP2.EXE」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「-a -r」と入力します。
【例】?:\○○\JSSUP2.EXE▲-a▲-r
※「?:\○○」には、手順1.で指定したドライブ、フォルダ名が自動的に入ります。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「a」、「r」は大文字でも小文字でも構いません。
- [OK]をクリックします。
※Windows Vistaで、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示された場合は、[続行]をクリックします。
- JS共通 セキュリティ更新モジュールのセットアップがはじまるので、メッセージに従ってセットアップを進めます。
- セットアップが終了したら、Windowsフォルダに「SETUP.ISS」ファイルが転送されているかファイルを検索して確認します。
2 「JSSUP2.EXE」と「SETUP.ISS」をサーバーにコピーする
1 -手順 1.でダウンロードした「JSSUP2.EXE」と、1 -手順 11.で作成された「SETUP.ISS」をサーバーにコピーします。
ここでは、サーバーAに<data>フォルダを作成し、<data>フォルダ以下に「JSSUP2.EXE」と「SETUP.ISS」をコピーした場合を例に、以降の手順を説明します。
3 ローカルクライアントBから、サーバーAの「JSSUP2.EXE」をサイレントセットアップで実行する
ここでは、サーバーAに接続しているローカルクライアントBから、サーバーAの<data>フォルダにある「JSSUP2.EXE」のサイレントセットアップを呼び出す方法について説明します。
以下の操作はローカルクライアントBでの操作となります。
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]*1を選択します。
*1Windows Vistaの場合は、[すべてのプログラム-アクセサリ-ファイル名を指定して実行]です。
- [参照]をクリックします。
- [ファイルの場所]*2の右端の▼をクリックし、サーバーAを選択します。
*2Windows Vistaの場合は、画面左側の[ネットワーク]を選択し、サーバーAを選択します。
- <data>フォルダをダブルクリックします。
- 「JSSUP2.EXE(またはJSSUP2)」を選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスで、[名前]の入力欄をクリックします。
「JSSUP2.EXE」が反転表示されます。
- 再度[名前]の入力欄をクリックして反転を消します。
- 「JSSUP2.EXE」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「-s -a -s -f1[「SETUP.ISS」をコピーした場所]」と入力します。
【例】\\A\data\JSSUP2.EXE▲-s▲-a▲-s▲-f1\\A\data\SETUP.ISS
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「-f1」と[「SETUP.ISS」をコピーした場所]の間はスペースは入れません。
※「a」、「s」、「f」は大文字でも小文字でも構いません。
- [OK]をクリックします。
※Windows Vistaで、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示された場合は、[続行]をクリックします。
- 画面には表示されませんが、JS共通 セキュリティ更新モジュールのセットアップがはじまります。
III こんなときは
【パス指定時にロング名を使用する場合】
「"」(二重引用符)で囲みます。
【例】"\\A\Program files\JSSUP2.EXE"▲-s▲-a▲-s▲-f1"\\A\Program files\SETUP.ISS"
【JS共通 セキュリティ更新モジュールが正常に導入できたかどうか確認する場合】
操作II.の3 -手順8.において、さらに、「-f2」のオプションを追加します。ここで、ローカルクライアントBのc:\SETUP.LOGというファイルにログを記録する場合、以下のように記述を追加します。
【例】\\A\data\JSSUP2.EXE▲-s▲-a▲-s▲-f1\\A\data\SETUP.ISS▲-f2C:\SETUP.LOG
出力されたファイルのログの記録内容で、"[ResponseResult]"が、"ResultCode=0"と出力されていれば正常に導入されています。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
※「-f1」と[「SETUP.ISS」をコピーした場所]の間はスペースは入れません。
※「-f2」と「C:\SETUP.LOG」の間はスペースは入れません。
※「a」、「s」、「f」は大文字でも小文字でも構いません。