2つの文書を比較して、相違点を表示します。
現在編集中のシートの本文内にあるデータ(文字列・罫線・軌跡・文字枠の表示文字列)が比較の対象になります。
相違点には、段落単位・単語単位でマーク表示がされ、通し番号が付きます。
また、比較結果から相違点のある段落だけを抜き出して比較元文書の別シートに保存することもできます。文書の変更履歴を作るときなどに便利です。
■文書を比較する
■操作
- 比較元となる文書を開いておきます。
- [ファイル-文書の比較-文書の比較]を選択します。
[ファイル選択]ダイアログボックスが表示されます。
- 比較したい文書ファイルを選択します。
- [OK]をクリックします。
※選択した文書に複数のシートがある場合は、シートを選択するダイアログボックスが表示されます。 比較したいシートを1つ選択して、[OK]をクリックします。
※文書の比較中にEscキーを押すと、中止できます。
選択した文書が参照専用として開き、比較元の文書と選択した文書が上下に並んで表示されます。
相違点がある場合は、比較元の文書に相違点のマークが表示され、[文書の比較]ダイアログボックスが表示されます。
相違点がない場合は、「相違点はありませんでした。」というメッセージが表示されます。 - [相違点だけを抜き出して文書に挿入する]をクリックして
にします。
- [OK]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
■文書を比較して相違点を抜き出す
■操作
- 比較元となる文書を開いておきます。
- [ファイル-文書の比較-文書の比較]を選択します。
[ファイル選択]ダイアログボックスが表示されます。
- 比較したい文書ファイルを選択します。
- [OK]をクリックします。
※選択した文書に複数のシートがある場合は、シートを選択するダイアログボックスが表示されます。 比較したいシートを1つ選択して、[OK]をクリックします。
※文書の比較中にEscキーを押すと、中止できます。
選択した文書が参照専用として開き、比較元の文書と選択した文書が上下に並んで表示されます。
相違点がある場合は、比較元の文書に相違点のマークが表示され、[文書の比較]ダイアログボックスが表示されます。
相違点がない場合は、「相違点はありませんでした。」というメッセージが表示されます。 - [相違点だけを抜き出して文書に挿入する]をクリックして
にします。
- [OK]をクリックします。
[シート選択]ダイアログボックスが表示されます。
- 相違点の一覧を挿入したいシートを選択して、[OK]をクリックします。
※[(新規シート)]を選択すると、新しいシートが追加されます。
選択したシートが最大化され、相違点のある段落の一覧が挿入されます。
■相違点のマーク表示を解除(クリア)する
■操作
- [ファイル-文書の比較-相違点表示のクリア]を選択します。
編集中のシートの、相違点のマーク表示がすべて解除されます。
※相違点のマーク表示は、ファイルに保存されません。文書ファイルを閉じるとマーク表示は自動的に解除されます。
■注意/こんなときは
▼注意
- 相違点のマーク表示は、ファイルに保存できません。文書ファイルを閉じると、マーク表示は自動的に解除されます。
- 相違点のマーク表示は、エディタの画面/ドラフト編集画面/アウトラインの画面/マルチビューの画面/テキストビューア画面では表示されません。
- 相違点のマークが表示されているときに再度[文書の比較]を実行すると、それまでのマーク表示は解除され、新しく比較した結果がマーク表示されます。
- 相違点のマークが表示されている段落を編集すると、その段落のマーク表示が解除されます。ただし、改行などで行がずれた場合は、ずれた分だけ相違点のマーク表示も移動します。
●こんなときは
■<コラム>相違点の種類について
- 相違点がない段落
マークは表示されません。
- 変更された段落
段落の先頭に、青色の≠マークと相違点の通し番号が表示されます。単語単位で相違点を表示します。
- 追加された単語
単語に、赤色の塗りつぶし(網掛け)が設定されます。
- 削除された単語
削除された単語の位置に、赤色の縦線が設定されます。
- 変更された単語
単語に、青色の塗りつぶし(網掛け)が設定されます。
- 変更された罫線
変更された罫線がある行全体に、青色の塗りつぶし(網掛け)が設定されます。
- 追加された単語
- 追加された段落
段落の先頭に、赤色の+マークと相違点の通し番号が表示されます。 段落全体に、赤色の塗りつぶし(網掛け)が設定されます。
- 削除された段落
段落の先頭に、赤色の−マークと相違点の通し番号が表示されます。 削除された段落の前の行に、赤色のアンダーラインが設定されます。 ただし、先頭の段落より前に削除された段落がある場合は、先頭の段落の上に赤色のアッパーラインが表示されます。
※相違点の通し番号は段落単位で振られます。ただし、同じ種類の相違点の段落が連続する場合は、その先頭の段落に通し番号が振られます。
■<コラム>比較対象について
【比較対象になる領域】
- 現在編集中のシートの本文内にあるデータを比較します。段落単位で相違点が存在する場合は、さらに単語単位で一致するかしないかを比較します。
※次の領域にあるデータは比較しません。
ヘッダ・フッタ/脚注/レイアウト枠 - 文書を絞り込み表示している状態で比較した場合は、表示されている行だけが比較対象となります。
【比較のルール】
- 比較対象のデータが段落単位で一致するかしないかを比較します。段落単位で相違点が存在する場合は、さらに単語単位で一致するかしないかを比較します。
全角/半角、大文字/小文字、スペース/タブなどの違いも比較します。
- 行末の改行マークについてはその有無を相違点とはみなしません。
【比較対象のデータ】
- 文字列・罫線・軌跡・文字枠の表示文字列を比較します。
※次のデータは比較しません。
- 斜線・括弧
- 画像枠・レイアウト枠・オブジェクト枠の内容
- 文字属性/段落属性などの書式情報
- 付箋
- 改ページの有無
- 区切り線の有無
- 固定枠・行付き枠のアンカー
- 作図
【特別な文字列について】
- 重ね文字
分割して比較します。
[例]@は、○1として比較します。 - 組み文字
分解して比較します。
[例]は、ミリバールとして比較します。
- ふりがなの付いた文字
親文字だけを比較します。ふりがなは比較しません。
- 縦中横
テキストの内容だけを比較します。
- リーダ
半角スペースに置き換えて比較します。
- 脚注マーク
脚注番号だけを比較します。
- 注釈マーク
※に置き換えて比較します。
- 可変長スペース
タブに置き換えて比較します。