[ファイル-セキュリティ]では、文書の編集・保存・印刷を制限(禁止)したり、パスワードを入力しないと文書を開けないようにしたりできます。
また、文書の特定の部分だけを隠した文書(マスキング文書)を作ることもできます。
- パスワードを入力しないと開けないようにする
[ファイル-セキュリティ]の[文書閲覧の制限]や、[ファイル-名前を付けて保存]の[詳細]でパスワードを付けて保存します。
パスワードが付いた文書は、パスワードを入力しないと、文書を開いたり文書内容をビューア表示したりできません。
ほかの人に見られたくない文書を作る場合に便利です。
- 文書の編集・保存・印刷を制限(禁止)する
[ファイル-セキュリティ]の[文書編集の制限/すかし]で設定します。
編集・保存・印刷を制限した文書でも、文書を開いて内容を確認することはできます。
文書の改ざんを防ぎたいとき、ほかの人に閲覧だけを許可する場合に便利です。
- 文書中の特定の部分だけを隠した文書(マスキング文書)を作る
文書中の隠したい文字列や図・表などをあらかじめマスキング対象として指定しておき、[ファイル-セキュリティ]の[情報のセキュリティ(マスキング)]でマスキング文書を作ります。
作成されたマスキング文書では、マスキング対象に指定した文字列が*や■などに置き換えられ、図・表が塗りつぶされます。
企業や官公庁などで内部文書を公開するときに、見せる相手や状況に応じて個人名や金額、機密事項などを隠した状態の文書を作ることができて便利です。テスト問題を作るときなどにも使えます。
■関連項目
- 同じ名前で保存できない文書を作ることもできます。
[ファイル-名前を付けて保存]の[詳細]で[参照専用保存]の属性を付けて保存します。
参照専用保存した文書は、文書を開いても同じ名前で同じ場所に保存することができません。
まちがって内容を削除・変更してしまうのを防ぎたいときに利用します。 - 電子署名付きの文書を作ったり、暗号化した文書を作ったりすることもできます。