人に見られたくない文書は、開くときにパスワードを入力させるようにすると、文書の機密性を高めることができます。
■文書にパスワードを付ける
■操作
【文書を作成途中にパスワードを付けておく場合】
- [ファイル-セキュリティ]を選択します。
- [文書閲覧の制限]で[設定]をクリックします。
[文書閲覧の制限]ダイアログボックスが表示されます。
- [開くときにパスワードを必要とする]をクリックして
にします。
- [パスワード]にパスワードを入力し、確認のために[パスワードの確認入力]に同じパスワードを入力します。
全角・半角を問わず15文字以内で入力します。
※入力したパスワードは、ほかの人が見てもわからないように「******」という記号で表示されます。
- [暗号化の方法]の右端の
をクリックし、文書の暗号化方式を選択します。
※[暗号化の方法]で選択した暗号化方式によっては、旧バージョンの一太郎やWindows XP以前のOSで文書を開くことができなくなります。 →詳しい説明
- [OK]をクリックします。
文書にパスワードが設定されます。
このあと[ファイル-名前を付けて保存]や[ファイル-上書保存]で文書を保存すると、パスワードもいっしょに保存されます。※文書を保存するときは、[保存形式]で、[通常]/[定型(テンプレート)]/[通常(圧縮)]/[定型(テンプレート)(圧縮)]/[7形式]〜[Ver4形式]のどれかを選択してください。
【保存するときにパスワードを付ける場合】
- [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- [場所]の右端の
をクリックして、ファイルを保存するドライブ・フォルダを選択します。
- [ファイル名/URL]に、ファイル名を入力します。
- [保存形式]の右端の
をクリックし、ファイルを保存する形式を選択します。
[通常]/[定型(テンプレート)]/[通常(圧縮)]/[定型(テンプレート)(圧縮)]/[7形式]〜[Ver4形式]のどれかを選択します。
- [詳細]をクリックします。
[詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- [パスワード設定]をクリックして
にします。
- 全角・半角を問わず15文字以内でパスワードを入力します。
※入力したパスワードは、ほかの人が見てもわからないように「******」という記号で表示されます。
- [暗号化の方法]の右端の
をクリックし、文書の暗号化方式を選択します。
※[暗号化の方法]で選択した暗号化方式によっては、旧バージョンの一太郎やWindows XP以前のOSで文書を開くことができなくなります。 →詳しい説明
- [OK]をクリックします。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックして保存を実行します。
パスワード確認のため、[確認パスワード]ダイアログボックスが表示されます。
- 設定したパスワードをもう一度入力します。
※入力したパスワードは、ほかの人が見てもわからないように「******」という記号で表示されます。
- [OK]をクリックします。
[確認パスワード]ダイアログボックスと[名前を付けて保存]ダイアログボックスが閉じ、選択した場所に、パスワードの付いた文書として保存されます。
※[編集-補助-ファイルへコピー]を実行して文書の一部分だけを保存するときにも、[詳細]をクリックしてパスワードを付けて保存できます。
■関連項目
- ほかの人に閲覧だけを許可して、編集・保存・印刷を制限する文書を作ることもできます。
■パスワードを付けた文書を開く
ファイルにパスワードが設定されている場合、ファイルを開いたりビューア表示したりする際にパスワードを入力する必要があります。
- ファイルを開くとき
[開く]ダイアログボックスなどでファイルを指定して[OK]をクリックしたタイミングで、パスワードを入力するためのダイアログボックスが表示されます。
正しいパスワードを入力して[OK]をクリックすると、ファイルを開くことができます。
- ファイルの一覧でファイルの内容をビューア表示するとき
ビューア画面に、パスワードが設定されているというメッセージが表示されます。
Shift+1(ぬ)キーを押すとパスワードを入力するためのダイアログボックスが表示されます。
正しいパスワードを入力して[OK]をクリックすると、ファイルの内容をビューア表示することができます。
※アルファベットのパスワードを設定しているときは、大文字・小文字(Shift+Caps Lock 英数キーのロック状態)に注意が必要です。
※パスワードを付けた文書を開いたあとは、編集して別の名前で保存してもパスワードの確認ダイアログボックスは表示されません。
■付けたパスワードを変える
■操作
【[ファイル-セキュリティ]を利用する場合】
- パスワードを変えたい文書を画面に表示します。
- [ファイル-セキュリティ]を選択します。
- [文書閲覧の制限]で[設定]をクリックします。
[文書閲覧の制限]ダイアログボックスが表示されます。
- [開くときにパスワードを必要とする]が
になっていることを確認します。
- [パスワード]と[パスワードの確認入力]に表示されている現在のパスワード[****]を削除します。
- [パスワード]に新しいパスワードを入力し、確認のために[パスワードの確認入力]に同じパスワードを入力します。
全角・半角を問わず15文字以内で入力します。
※入力したパスワードは、ほかの人が見てもわからないように「******」という記号で表示されます。
- [暗号化の方法]の右端の
をクリックし、文書の暗号化方式を選択します。
※[暗号化の方法]で選択した暗号化方式によっては、旧バージョンの一太郎やWindows XP以前のOSで文書を開くことができなくなります。 →詳しい説明
- [OK]をクリックします。
パスワードが変更されます。
このあと、文書を保存するとパスワードもいっしょに保存されます。※文書を保存するときは、[保存形式]で、[通常]/[定型(テンプレート)]/[通常(圧縮)]/[定型(テンプレート)(圧縮)]/[7形式]〜[Ver4形式]のどれかを選択してください。
【[ファイル-名前を付けて保存]を利用する場合】
- パスワードを変えたい文書を画面に表示します。
- [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- ファイルを保存するドライブ・フォルダ、ファイル名、[保存形式]を設定します。
- [詳細]をクリックします。
[詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- [パスワード設定]に表示されている現在のパスワード[****]を削除します。
- 新しいパスワードを全角・半角を問わず15文字以内で入力します。
※入力したパスワードは、ほかの人が見てもわからないように「******」という記号で表示されます。
- [暗号化の方法]の右端の
をクリックし、文書の暗号化方式を選択します。
※[暗号化の方法]で選択した暗号化方式によっては、旧バージョンの一太郎やWindows XP以前のOSで文書を開くことができなくなります。 →詳しい説明
- [OK]をクリックします。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックして保存を実行します。
パスワード確認のため、再度パスワードを入力するダイアログボックスが表示されます。
- 設定したパスワードをもう一度入力します。
- [OK]をクリックします。
パスワードが変更されてファイルが保存されます。
■付けたパスワードを解除する
■操作
【[ファイル-セキュリティ]を利用する場合】
- パスワードを解除したい文書を画面に表示します。
- [ファイル-セキュリティ]を選択します。
- [文書閲覧の制限]で[設定]をクリックします。
[文書閲覧の制限]ダイアログボックスが表示されます。
- [開くときにパスワードを必要とする]をクリックして
にします。
- [OK]をクリックします。
パスワードが解除されました。
このあと、文書を保存してください。
【[ファイル-名前を付けて保存]を利用する場合】
- パスワードを解除したい文書を画面に表示します。
- [ファイル-名前を付けて保存]を選択します。
- ファイルを保存するドライブ・フォルダ、ファイル名、[保存形式]を設定します。
- [詳細]をクリックします。
[詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- [パスワード設定]をクリックして
にします。
- [OK]をクリックします。
[名前を付けて保存]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックして保存を実行します。
パスワードが解除されてファイルが保存されます。
■<コラム>パスワードとして使える文字と文字数の制限
- パスワードとして使える文字
- 全角のひらがな・漢字
- 全角と半角のカタカナ・アルファベット・数字・キーボードの記号
※パスワードをアルファベットで入力するときは、大文字・小文字(Shift+Caps Lock 英数キーのロック状態)に注意が必要です。
- パスワードに設定できる文字数
- [保存形式]が[通常]/[定型(テンプレート)]/[通常(圧縮)]/[定型(テンプレート)(圧縮)]/[7形式]/[7定型]]の場合は、全角・半角問わず15文字以内
- [保存形式]が[Ver6形式]/[Ver6定型]/[Ver5形式]/[Ver5定型]の場合は、全角7文字(半角15文字)以内
- [保存形式]が[Ver4形式]の場合は、全角4文字(半角8文字)以内
■注意
▼注意
- パスワードを忘れてしまうと、その文書は開けなくなります。パスワードは決して忘れないようにしてください。
- パスワードは、一太郎ファイルとして保存する場合に限り有効です。パスワードを付けたい文書は、[保存形式]で[通常]/[定型(テンプレート)]/[通常(圧縮)]/[定型(テンプレート)(圧縮)]/[7形式]〜[Ver4形式]のどれかを選択して保存してください。
- パスワードを設定するときに[暗号化の方法]で選択した暗号化方式によっては、旧バージョンの一太郎で文書を開くことができなくなります。
- 一太郎2006-Ver.4互換
従来の一太郎の暗号化方式です。一太郎Ver.4.3以降のバージョンの一太郎で開くことができます。
- RC4(128bit)
[一太郎 2006-Ver.4互換]より安全性の高い暗号化方式です。
一太郎2007以降のバージョンの一太郎で開くことができます。
一太郎2006以前のバージョンの一太郎では開くことができません。 - AES128
Windows Vistaで新しく利用できるようになった暗号化方式です。
Windows Vista以降のOSを使用している場合に、一太郎2007以降のバージョンの一太郎で開くことができます。
Windows XP以前のOSを使用している場合や、一太郎2006以前のバージョンの一太郎では開くことができません。
- 一太郎2006-Ver.4互換