ファイルを開くときや保存するときに、「参照専用です」や「他で編集しています」というメッセージが表示される場合は、次の原因が考えられます。
●読み込もうとしているファイルや、ドライブ・フォルダーが読み取り専用になっている
開こうとしているファイルに「読み取り専用(参照専用)」の属性が設定されていないか確認します。
エクスプローラーなどで該当ファイル上で右クリックして、表示されるメニューから[プロパティ]を開き、[読み取り専用]の属性が設定されている場合は解除します。
また、ファイルが保存されているドライブ、フォルダーに対して書き込み権のない状態となっていても、上記のようなメッセージが表示されます。
エクスプローラーで、該当のドライブやフォルダーを右クリックして、表示されるメニューから[プロパティ]を開き、読み取り専用の属性確認やアクセス権の設定(フルコントロール可能になっているか)*1を確認します。
*1[プロパティ]ダイアログボックスの[セキュリティ]タブで確認できます。
※ファイル保存の際、「参照専用です」と表示される場合は、保存場所をデスクトップなどに変更してファイルの保存を試します。
●エクスプローラーにおいてプレビューウィンドウを表示させている状態で、ダブルクリックして開いている
エクスプローラーのプレビューウィンドウを表示させている状態で、プレビューされていないファイルをダブルクリックして開こうとしている場合、ダブルクリックの操作が早いと、「他で編集されています」と表示されることがあります。
この場合、ファイルを選択してプレビューが表示し終わったあと、少しタイミングを置いてからダブルクリックすると、メッセージが表示されることなく、ファイルを開くことができます。
※このケースにあたる場合、エクスプローラーのプレビューウィンドウを表示しない設定にしたり、一太郎の[ファイル-開く]から開くと、メッセージは表示されません。
●開こうとするファイルの保存場所に同名の$$$ファイルが残っている
一太郎でファイルを開いた際、ファイルの保存された場所に、編集中の作業ファイルとして一時的に$$$ファイルが作成されます。(例:「会報誌.jtd」を編集中に、「会報誌.$$$」が作成される)
通常の場合、そのファイルを閉じると、$$$ファイルも自動的に削除されますが、なんらかの原因で$$$ファイルがそのまま残っていると、次回以降、ファイルを開くときに「他で編集されています」と表示されることがあります。
そのファイルを閉じているのに、同名の$$$ファイルが残っている場合は、エクスプローラーなどで$$$ファイルを右クリックして、表示されるメニューから[削除]を選択し、削除したあと、ファイルの読み込みを試します。
◆補足
上記を確認しても該当しない場合、そのファイルに何らかの問題が発生している可能性も考えられます。次の手順で修復読込を行い、メッセージが解消されるか確認します。
- [ファイル-開く]を選択します。
- [詳細]をクリックします。
- [高速読込]を 、[修復読込]を にして、[OK]をクリックします。
- ファイルの一覧で、希望のファイルを選択して、[OK]をクリックします。