一太郎メイクは、一太郎を自分の好みや目的に合ったタイプに切り替えることができる機能です。
それぞれのタイプの一太郎には、画面表示設定や文書スタイル設定、ツールボックス、オプション設定などの内容が記憶されており、タイプを切り替えるだけでそれらの設定をまとめて変えることができます。
それぞれのタイプの一太郎のショートカットをデスクトップやスタートメニューに登録することもできるので、タイプを指定した状態で一太郎を起動することができ、便利です。
一太郎Liteタイプや縦組タイプなど、あらかじめ登録されている6種類のタイプ(初期登録タイプ)の一太郎から選択して切り替えるほか、好みや目的に合う一太郎のタイプを新しく作ることもできます。
タイプの切り替えや作成は、[表示-一太郎メイク]を選択します。
- 別のタイプの一太郎に切り替える
- 一太郎のタイプを新しく作る
- タイプの名前やアイコン、説明文を変える
- タイプのショートカットをデスクトップやスタートメニューに登録する
- 作ったタイプを削除する
- 初期登録タイプをセットアップ直後の状態に戻す
- こんなときは
■別のタイプの一太郎に切り替える
■操作
- [表示-一太郎メイク]を選択します。
[一太郎メイク]ダイアログボックスが表示されます。
- [切り替え]をクリックします。
[切り替え]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧から、切り替えたいタイプの一太郎を選択します。
- [OK]をクリックします。
※選択したタイプのショートカットをデスクトップやスタートメニューに登録していない場合は、登録するかしないかを確認するダイアログボックスが表示されるので、[はい]または[いいえ]をクリックします。
現在表示している一太郎が、一覧で選択したタイプの一太郎に切り替わります。
▼注意
- タイプに記憶されている画面表示設定は、現在開いている文書やタイプを切り替えたあと新規作成する文書に反映されます。既存ファイルを開いたときに反映するかしないかは、タイプの設定が、文書の画面表示設定を「読み込む」になっているか「読み込まない」になっているかによって異なります。*1
「読み込む」になっている場合は、それぞれの文書に記憶されている画面表示設定で表示されます。
「読み込まない」になっている場合は、タイプに記憶されている画面表示設定が反映されます。
*1[ツール-オプション-オプション]の[ファイル操作-ファイル操作]で設定します。
- タイプに記憶されている文書スタイルの設定は、現在開いている文書や既存ファイルを開いたときには反映されません。タイプを切り替えたあと新規作成する文書に反映されます。
- タイプに記憶されている連番書式・連番参照書式・ページ参照書式・脚注書式の設定は、一度でも各機能の設定をしたことがある文書には反映されません。各機能を一度も設定したことがない文書やタイプを切り替えたあと新規作成する文書に反映されます。
- 切り替える前の一太郎のタイプは、切り替え操作直前にシステムに記憶していた内容で更新されます。
[例]
- 標準タイプの一太郎を起動します。
ナレッジウィンドウが表示されます。
- ナレッジウィンドウを非表示にします。
※ナレッジウィンドウの表示/非表示は、自動的にシステムに記憶されます。
- 一太郎Liteタイプの一太郎に切り替えます。
画面が一太郎Liteタイプの一太郎に切り替わります。
標準タイプの一太郎はナレッジウィンドウが非表示の状態で更新されます。 - 再度標準タイプの一太郎に切り替えます。
ナレッジウィンドウは表示されません。
- 標準タイプの一太郎を起動します。
●こんなときは
- 好みや目的に合うタイプを新しく作って、一覧に追加することもできます。
■一太郎のタイプを新しく作る
好みや目的に合った画面表示やツールボックス、オプション、文書スタイルなどの設定を記憶した新しい一太郎のタイプを作ります。
■操作
1 新しいタイプを作る
- [表示-一太郎メイク]を選択します。
[一太郎メイク]ダイアログボックスが表示されます。
- [新規作成]をクリックします。
[新しいタイプの作成]ダイアログボックスが表示されます。
- [名前]に、新しく作るタイプの名前を入力します。
- 新しく作るタイプに割り付けるアイコンをアイコンの一覧から選択します。
※一覧以外の任意のアイコンを設定することはできません。
- [説明]に、新しく作るタイプの説明文を入力します。
- 新しく作るタイプのショートカットをデスクトップに登録する場合は[デスクトップに登録]を
に、スタートメニューに登録する場合は[スタートメニューに登録]を
にします。
- [OK]をクリックします。
新しく作ったタイプが登録され、現在表示している一太郎を新しいタイプに切り替える確認のメッセージが表示されます。
- [確認]をクリックします。
現在表示している一太郎が新しいタイプに切り替わります。
2 画面表示やオプションなどの設定を変える
- 画面表示設定やツールボックス、オプション、文書スタイルなどの各項目を、好みや目的に合うように設定します。
※画面表示設定・文書スタイル・書式関連*1 の設定値を変えた場合は、ダイアログボックスの[記憶]をクリックして、設定値をシステムに記憶しておく必要があります。
*1タイプに記憶されるのは、連番書式・連番参照書式・ページ参照書式・脚注書式です。
- 別のタイプの一太郎に切り替えます。
別のタイプに切り替えたタイミングで、操作2-1 で設定した内容が新しく作ったタイプに記憶されます。
▼注意
- 登録できるタイプの数は、あらかじめ一太郎に登録されている6種類のタイプ(初期登録タイプ)も含めて20個までです。
- 新しいタイプに切り替える前の一太郎のタイプは、作成操作直前にシステムに記憶していた内容で更新されます。
[例]
- 標準タイプの一太郎を起動します。
ナレッジウィンドウが表示されます。
- ナレッジウィンドウを非表示にします。
※ナレッジウィンドウの表示/非表示は、自動的にシステムに記憶されます。
- 新しい一太郎のタイプを作ります。
画面が新しく作ったタイプに切り替わります。
標準タイプの一太郎はナレッジウィンドウが非表示の状態で更新されます。 - 再度標準タイプの一太郎に切り替えます。
ナレッジウィンドウは表示されません。
- 標準タイプの一太郎を起動します。
●こんなときは
■タイプの名前やアイコン、説明文を変える
■操作
- [表示-一太郎メイク]を選択します。
[一太郎メイク]ダイアログボックスが表示されます。
- [切り替え]をクリックします。
[切り替え]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧から、名前などを変えたいタイプの一太郎を選択します。
- [詳細]をクリックします。
[詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- 名前を変える場合は、[名前]に表示されている名前を入力しなおします。
- 割り付けるアイコンを変える場合は、アイコンの一覧からアイコンを選択します。
※一覧以外の任意のアイコンを設定することはできません。
- 説明文を変える場合は、[説明]に表示されている説明文を入力しなおします。
- [OK]をクリックします。
変えた内容が反映され、[切り替え]ダイアログボックスに戻ります。
- 現在表示している一太郎を操作3 で選択したタイプの一太郎に切り替える場合は[OK]を、切り替えない場合は[閉じる]をクリックします。
▼注意
- 初期登録タイプの一太郎(一覧で *マークが付いているタイプ)を選択している場合は、名前やアイコン、説明文を変えることができません。
また、現在表示している一太郎のタイプ(一覧で チェックマーク(レ)が付いているタイプ)を選択している場合は、名前を変えることができません。別のタイプの一太郎に切り替えてから名前を変えます。※異なるタイプの一太郎を複数起動している場合は、現在起動しているすべてのタイプの名前を変えることができません。
■タイプのショートカットをデスクトップやスタートメニューに登録する
各タイプの一太郎のショートカットをデスクトップやスタートメニューに登録しておくと、タイプを指定した状態で一太郎を起動することができます。起動したあとでタイプを切り替える操作を行う必要がないので、便利です。
あとからいつでも登録することができます。
■操作
- [表示-一太郎メイク]を選択します。
[一太郎メイク]ダイアログボックスが表示されます。
- [切り替え]をクリックします。
[切り替え]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧から、ショートカットをデスクトップやスタートメニューに登録したいタイプの一太郎を選択します。
- [詳細]をクリックします。
[詳細]ダイアログボックスが表示されます。
- ショートカットをデスクトップに登録する場合は[デスクトップに登録]を
に、スタートメニューに登録する場合は[スタートメニューに登録]を
にします。
両方を
にして、まとめて登録することもできます。
- [OK]をクリックします。
ショートカットが登録され、[切り替え]ダイアログボックスに戻ります。
- 現在表示している一太郎を操作3 で選択したタイプの一太郎に切り替える場合は[OK]を、切り替えない場合は[閉じる]をクリックします。
●こんなときは
- タイプを削除した場合は、ショートカットも同時に削除されます。
- 登録しているショートカットを解除する場合は、[詳細]ダイアログボックスで、[デスクトップに登録]や[スタートメニューに登録]の
を
にします。
- タイプを切り替えるときに、ショートカットを登録するかしないかを確認するダイアログボックスが表示されることがあります。ここで[はい]をクリックすると、選択したタイプの一太郎のショートカットがデスクトップとスタートメニューの両方に登録されます。
※デスクトップやスタートメニューにショートカットを登録していないタイプの一太郎に切り替えるときでも、今後この確認ダイアログボックスを表示したくない場合は、[次回からこのダイアログボックスを表示しない]を
にしてから[いいえ]をクリックします。
■作ったタイプを削除する
■操作
- [表示-一太郎メイク]を選択します。
[一太郎メイク]ダイアログボックスが表示されます。
- [切り替え]をクリックします。
[切り替え]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧から、削除したい一太郎のタイプを選択します。
- [削除]をクリックします。
削除の確認メッセージが表示されます。
- [はい]をクリックします。
選択した一太郎のタイプが削除されます。
▼注意
- 削除した一太郎のタイプを元に戻すことはできません。削除は慎重に行ってください。
- 初期登録タイプの一太郎(一覧で *マークが付いているタイプ)、または、現在表示している一太郎のタイプ(一覧で チェックマーク(レ)が付いているタイプ)は、削除できません。別のタイプの一太郎に切り替えてから削除します。
※異なるタイプの一太郎を複数起動している場合は、現在起動しているすべてのタイプを削除できません。
●こんなときは
- タイプを削除した場合は、ショートカットも同時に削除されます。
■初期登録タイプをセットアップ直後の状態に戻す
あらかじめ一太郎に登録されているタイプ(初期登録タイプ)の記憶内容をセットアップ直後の状態に戻すことができます。
初期登録タイプの一太郎の記憶内容を変えてしまった場合でも、簡単に元に戻すことができるので便利です。
■操作
- [表示-一太郎メイク]を選択します。
[一太郎メイク]ダイアログボックスが表示されます。
- [切り替え]をクリックします。
[切り替え]ダイアログボックスが表示されます。
- 一覧から、元に戻したいタイプの一太郎を選択します。
- [初期化]をクリックします。
初期化の確認メッセージが表示されます。
- [はい]をクリックします。
選択したタイプの一太郎の記憶内容がセットアップ直後の状態に戻ります。
▼注意
- 初期登録タイプのうち現在表示している一太郎のタイプ(一覧で チェックマーク(レ)が付いているタイプ)は、初期化できません。別のタイプの一太郎に切り替えてから初期化します。
※異なる初期登録タイプの一太郎を複数起動している場合は、すべての初期登録タイプを初期化できません。
■こんなときは
●こんなときは
- 一太郎を常駐しているときにタスクバーのアイコンから一太郎を起動すると、標準タイプの一太郎が起動します。
※すでに一太郎が起動している場合は、現在表示されている一太郎で文書が開きます。