ふりがなのふり方を変えたり、よく使うふりがなを登録しておいて優先的に呼び出されるようにしたりすることができます。
- 親文字の1文字ごとにふりがなをふる/単語のまとまりにふりがなをふる
- 単語のうしろに( )でふりがなを入れる
- 特有の読みをふるために、読みを登録しておく
- 注意/こんなときは/テクニック/関連項目/困ったときは
■親文字の1文字ごとにふりがなをふる/単語のまとまりにふりがなをふる
ふりがなを親文字の1文字ごとにふるか、単語のまとまりにふるかを選ぶことができます。
- 1文字ごとにふりがなをふる(モノルビ)
- 単語のまとまりにふりがなををふる(グループルビ)
■操作
- [書式-ふりがな-すべての単語]を選択します。
[ふりがな−すべての単語]ダイアログボックスが表示されます。
[親文字一覧]には、自動的に文書から抽出された単語の一覧と、対応するふりがなが表示されます。※日本語校正用辞書に登録されている読みがふりがなとして自動的に表示されます。カタカナ・数字・アルファベットなどで登録されていない単語の場合は、ふりがなは自動的に表示されません。
- [ふりがな書式]で、[ふり方]の右端の
をクリックして表示される種類から、ふりがなのふり方を選択します。
- [モノルビにする]を選択した場合
親文字の1文字ごとにふりがながふられます。
[親文字一覧]のふりがなが、親文字の1文字ごとに/(スラッシュ)で区切られて表示されます。 - [グループルビにする]を選択した場合
単語のまとまりにふりがながふられます。
※モノルビ/グループルビの切り替えが有効になるのは、親文字が漢字の場合だけです。
- [モノルビにする]を選択した場合
- [OK]をクリックします。
選択したふり方でふりがながふられます。
▼注意
- [モノルビにする]は、ATOK 2006以降のATOKを選択している場合にだけ実行できます。ATOK 2005以前のATOKを選択している場合やATOK以外の日本語入力システム(IME)を選択している場合は、手動で[ふりがな]に/(スラッシュ)を入れて区切り方を指定します。
●こんなときは
- 親文字の1文字ごとにふりがなをふるときに、ふりがなが意図しない区切り方になっている場合や特定の語句だけ区切り方を変えたい場合は、手動で/(スラッシュ)の位置を変更します。
- [親文字一覧]でふりがなの区切り方を変えたい親文字を選択します。
- [ふりがな]で、ふりがなの文字列の途中に/(スラッシュ)を追加・削除します。
?困ったときは
→[書式-ふりがな-すべての単語]で1文字ごとにふりがなをふる際、文字に正しいふりがながふられない場合がある
■単語のうしろに( )でふりがなを入れる
■操作
- [書式-ふりがな-すべての単語]を選択します。
[ふりがな−すべての単語]ダイアログボックスが表示されます。
[親文字一覧]に自動的に文書から抽出された単語の一覧と、対応するふりがなが表示されます。※日本語校正用辞書に登録されている読みがふりがなとして自動的に表示されます。カタカナ・数字・アルファベットなどで登録されていない単語の場合は、ふりがなは自動的に表示されません。
- [書式]をクリックします。
[ふりがな書式]ダイアログボックスが表示されます。
- [文字位置]で[後方]を選択します。
- ふりがなのフォントやサイズ、色を設定します。
- [ふりがなの括弧]の右端の
をクリックして、ふりがなを囲む括弧の種類を選択します。
- [OK]をクリックします。
[ふりがな−すべての単語]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックします。
[親文字一覧]でふりがなを設定していたすべての単語のふりがなが、単語のうしろに括弧で囲まれて挿入されます。
▼注意
- [文字位置]を[後方]にして付けたふりがなは、通常の文字列として挿入されます。[書式-ふりがな-解除]で取り消すことはできません。BackspaceキーやDeleteキーでふりがなの文字を削除することができます。
■特有の読みをふるために、読みを登録しておく
あとからふりがなを変えたときなどに、次回からそのふりがなが[親文字一覧]に優先して表示されるようにできます。
■操作
- [書式-ふりがな-すべての単語]を選択します。
[ふりがな−すべての単語]ダイアログボックスが表示されます。
[親文字一覧]には、自動的に文書から抽出された単語の一覧と、対応するふりがなが表示されます。※日本語校正用辞書に登録されている読みがふりがなとして自動的に表示されます。カタカナ・数字・アルファベットなどで登録されていない単語の場合は、ふりがなは自動的に表示されません。
- [親文字一覧]で、読みを登録したい単語を選択します。
- 右クリックして表示されるメニューから[ふりがなを辞書に登録]を選択します。
日本語校正用ユーザー辞書に単語と読みを登録するためのダイアログボックスが表示されます。
- [単語]と[読み]を確認し[OK]をクリックします。
単語と読みが辞書に登録され、[ふりがな−すべての単語]ダイアログボックスに戻ります。次に[書式-ふりがな-すべての単語]を実行したときから、登録したふりがなが表示されるようになります。
■注意/こんなときは/テクニック/関連項目/困ったときは
▼注意
- すでにふりがなをふっている単語でも、[親文字一覧]の[ふりがな]に表示されるのは、日本語校正用辞書に登録されている読みです。この状態で[OK]をクリックしても、すでに付けられているふりがなが辞書の読みに変わることはありません。
すでに付けられているふりがなを変えるには、次のようにします。 - ふりがなをふった文字が行末にかかった場合は、2行にまたがらず設定文字全体が次行へ移動します。
- アウトラインの画面/ドラフト編集画面/イメージ編集画面/マルチビューの画面では、ふりがな枠に紫色の下線が付きます。ただし、[文字の位置]で[後方]を選択した場合は、紫の下線は付きません。
- エディタの画面/アウトラインの画面/ドラフト編集画面/イメージ編集画面/マルチビューの画面/テキストビューア画面では、親文字の上にふりがな用の場所を確保してふりがなが表示されます。これはふりがなを表示するための場所で、カーソルを移動することはできません。
●こんなときは
◆テクニック
- すでにふりがながふられている親文字を入力しなおすには、変えたい親文字上にカーソルを合わせ、灰色で選択された状態にしてからF2キーを押して新しい親文字を入力します。
■関連項目
→文書中の同じ単語すべてに一度にふりがなをふる・ふりなおす・取り消す
?困ったときは