添削内容を文書に取り入れる(採用)か添削内容を取り消す(却下)かを選択したり、指摘を確認済みにするかしないかを選択したりして、文書に反映していきます。
最終的に反映結果を確定させ、採用した添削文字列を通常の文字列として文書中に挿入したり、文書中から実際に削除したりします。
※添削結果を反映する場合は、添削の反映モードに切り替えてから実行します。
■添削された内容を文書に反映する
添削内容を1つずつ確認しながら、または、まとめて文書に反映します。
■操作
【添削内容を確認しながら、1つずつ本文に取り込む場合】
- [ツール-添削(赤入れ)-反映開始]を選択します。
添削の反映モードに切り替わり、添削専用画面に反映用のコマンドバーとナレッジウィンドウが表示されます。
- コマンドバーの
[添削採用/却下]をクリックします。
※[ツール-添削(赤入れ)-採用/却下する]を選択しても同じです。
[添削反映]ダイアログボックスが表示されます。
- [対象]で反映する範囲を選択します。
指定した範囲の添削個所だけを反映したい場合は、[範囲指定]を選択します。
文書中のすべての添削個所を反映したい場合は、[全文書]を選択します。
- [添削内容を確認しながら実行]を
にします。
- [OK]をクリックします。
- 操作3 で[範囲指定]を選択した場合は、反映したい添削個所を含むよう範囲を指定します。
1つ目の添削個所が選択され、[添削反映の確認]ダイアログボックスが表示されます。
- 現在選択されている添削個所に対する反映処理を選択します。
- 挿入と削除の添削内容を採用する場合は、[添削採用]をクリックします。
該当する添削の吹き出しに[採用]と表示され、次の添削個所に進みます。
※罫線行にある添削文字列や文字飾りを添削として扱っているときは、[添削反映]をクリックすると実際に挿入/削除されます。
- 挿入と削除の添削内容を却下する場合は、[添削却下]をクリックします。
該当する添削の吹き出しに[却下]と表示され、次の添削個所に進みます。
※罫線行にある添削文字列や文字飾りを添削として扱っているときは、[添削取消]をクリックすると添削した内容が取り消されます。
- 指摘の内容を確認済みにする場合は、[確認済み]をクリックします。
※指摘に対して採用や却下はできません。
該当する指摘の吹き出しに[確認済]と表示され、次の添削個所に進みます。
- 反映処理をしない場合は、[次へ]をクリックして次の添削個所に進みます。
※添削内容の採用/却下によって画面上の添削個所の表示が次のように変わります。
[添削採用]をクリック [添削却下]をクリック 挿入の添削個所 吹き出しに[採用]と表示されます。アンダーラインの付いた添削文字列はそのまま表示されます。 吹き出しに[却下]と表示され、添削文字列は非表示になります。 削除の添削個所 吹き出しに[採用]と表示され、添削文字列は非表示になります。 吹き出しに[却下]と表示されます。取消ラインの付いた添削文字列はそのまま表示されます。 [添削反映]をクリック [添削取消]をクリック 罫線行の挿入文字列/アンダーラインの個所 アンダーラインが消えます。実際に挿入された文字と同じになります。 添削した内容が取り消され、アンダーラインの付いた文字ごと削除されます。 罫線行の削除文字列/取消ラインの個所 取消ラインのついた文字ごと削除されます。 添削した内容が取り消され、取消ラインが消えます。 - 挿入と削除の添削内容を採用する場合は、[添削採用]をクリックします。
- コマンドバーの
[添削反映を終了]をクリックします。
※[ツール-添削(赤入れ)-反映終了]を選択しても同じです。
[反映終了]ダイアログボックスが表示されます。
- [確定して終了]または[残して終了]をクリックします。
- [確定して終了]をクリックすると、採用した添削個所を文書に反映し、実際に文字列を挿入・削除します。却下した添削個所や未処理の添削個所、指摘は削除されます。
※文字飾りを添削として扱う場合は、[確定して終了]を選んだ場合でも、文書中にある文字飾りはそのまま残ります。
- [残して終了]をクリックすると、添削文字列や指摘をそのままの状態で残します。以降も添削を続けたいときや、反映をやり直したりしたいときはこちらを選択します。
- [確定して終了]をクリックすると、採用した添削個所を文書に反映し、実際に文字列を挿入・削除します。却下した添削個所や未処理の添削個所、指摘は削除されます。
【添削内容を確認せずに、一度に本文に取り込む場合】
- [ツール-添削(赤入れ)-反映開始]を選択します。
添削の反映モードに切り替わり、添削専用画面に反映用のコマンドバーとナレッジウィンドウが表示されます。
- コマンドバーの
[添削採用/却下]をクリックします。
※[ツール-添削(赤入れ)-採用/却下する]を選択しても同じです。
[添削反映]ダイアログボックスが表示されます。
- [対象]で反映する範囲を選択します。
指定した範囲の添削個所だけを反映したい場合は、[範囲指定]を選択します。
文書中のすべての添削個所を反映したい場合は、[全文書]を選択します。
- [添削内容を確認しながら実行]を
にします。
- [OK]をクリックします。
- 操作3 で[範囲指定]を選択した場合は、反映したい添削個所を含むように範囲を指定します。
確認のメッセージが表示されます。
- [はい](文字飾りを添削として扱う場合は[継続])をクリックします。
対象範囲内または全文書のすべての挿入・削除の添削個所が採用になり、指摘は確認済みになります。
※文字飾りを添削として扱う場合は、対象となる文字飾りはすべて実際に挿入/削除されます。
※操作7 で[いいえ](文字飾りを添削として扱う場合は[中止])をクリックすると、[添削反映]ダイアログボックスに戻ります。
- コマンドバーの
[添削反映を終了]をクリックします。
※[ツール-添削(赤入れ)-反映終了]を選択しても同じです。
[反映終了]ダイアログボックスが表示されます。
- [確定して終了]または[残して終了]をクリックします。
- [確定して終了]をクリックすると、採用した添削個所を文書に反映し、実際に文字列を挿入・削除します。却下した添削個所や未処理の添削個所、指摘は削除されます。
※文字飾りを添削として扱う場合は、[確定して終了]を選んだ場合でも、文書中にある文字飾りはそのまま残ります。
- [残して終了]をクリックすると、添削文字列や指摘をそのままの状態で残します。以降も添削を続けたいときや、反映をやり直したりしたいときはこちらを選択します。
- [確定して終了]をクリックすると、採用した添削個所を文書に反映し、実際に文字列を挿入・削除します。却下した添削個所や未処理の添削個所、指摘は削除されます。
●こんなときは
- 反映モードのまま、現在の反映結果を確定する
コマンドバーの[添削反映を終了]をクリックした場合、反映モードを終了して通常の文字入力モードに戻ります。反映モードのまま、現在の反映結果を確定したい場合は、[ツール-添削(赤入れ)-反映結果の確定]を選択します。確認のメッセージが表示されるので、[はい]をクリックします。反映モードのまま、採用した添削内容が文書に反映されます。添削の情報はすべて削除されます。
※[反映結果の確定]を選択しても、文書中にある文字飾りはそのまま残ります。文字飾りを添削として扱う場合は、コマンドバーの
[添削採用/却下]より該当個所の添削反映を行う必要があります。
- 採用や却下の処理に対してコメントを付けたい場合は、吹き出し内の[←](縦組みの場合は[↑])マーク以降に反映コメントを入力することができます。
■<操作例>ほかの人に添削を依頼して、その結果を反映する
■操作例
1 依頼者が文書を作る
- 文書を作ります。
- [ツール-添削(赤入れ)-添削(赤入れ)開始]を選択します。
通常の文字入力モードから添削モードに切り替わり、添削専用画面に添削用のコマンドバーとナレッジウィンドウが表示されます。
- 文書を保存します。
添削モードのまま文書が保存されます。
- 添削者に文書を渡します。
2 添削者が文書を添削する
- 依頼者から受け取った文書を開きます。
添削モードのまま文書が読み込まれます。
- コマンドバーの
[添削オプション]で添削者名や添削に使う色を設定します。
- 文書を添削します。
- 文書を保存します。
添削モードのまま文書が保存されます。
- 依頼者に文書を戻します。
3 依頼者が添削内容を反映する
▼注意
- 添削者が一太郎2008以前の一太郎で添削していた場合は、添削コメント・反映コメント・添削状態の情報は表示されません。
- 添削された文書を開きます。
- [ツール-添削(赤入れ)-反映開始]を選択します。
添削モードから添削の反映モードに切り替わり、反映用のコマンドバーが表示されます。
- 添削内容の採用/却下を判断し、文書中に添削結果を反映させます。
※採用/却下をした段階で文書を保存すれば、添削と反映の結果を文書ファイルとして残しておくことができます。反映された結果を確定して、すべての添削情報を削除して最終的な文書を作成し、別の名前で保存すれば、添削情報付き文書ファイルと、添削情報のない最終結果の文書ファイルの両方を作成することができます。
■添削者や添削日時を確かめる
■操作
- 添削個所に付いている添削マーク(
・
・
)にマウスのポインタを合わせます。
添削者名や添削日時がツールチップで表示されます。
●こんなときは
- 添削マークをクリックして表示される[添削情報]ダイアログボックスでも添削者や添削日時を確かめることができ、[次添削文字>>]または[<<前添削文字]をクリックすると、文書末方向または文書頭方向にある添削内容の情報が順に表示されます。