コマンドやマクロを割り付けたボタンを文書ボタンと呼びます。文書ボタンには、文書に登録している文書マクロか、[ファイル-開く]などの一太郎の標準機能を割り付けることができます。
文書を保存すると文書ボタンの内容や位置も記憶され、文書ボタンをクリックすると、割り付けたマクロや機能を実行できます。
▼注意
- マクロは基本編集フェーズ以外では実行できません。
■コマンドやマクロを文書ボタンに割り付ける
文書ボタンを作ると、文書ボタンをクリックするだけで割り付けた機能やマクロが実行できます。
■操作
- 文書中で、ボタンを作りたい場所にカーソルを合わせます。
- [ツール-マクロ-文書ボタン]を選択します。
- 文書ボタンに割り付けたい機能やマクロを、[一覧]からクリックして選択します。
- [表示文字列]に、文書ボタンに表示させたい文字列を入力します。
- [OK]をクリックします。
選択した機能やマクロを実行する文書ボタンが、カーソルの位置に作られます。
◎文書ボタンに割り付けることができる機能
文書ボタンに割り付けることができるのは次の2つです。
- 標準機能
ファイルを開いたり、カーソルを移動させたりといった、一太郎にあらかじめ用意されているコマンド機能です。
- 文書マクロ
現在編集中の文書に登録されているマクロです。
■操作を記録し、文書ボタンで実行できるようにする
■操作例
〜文書の1行目をセンタリングするマクロを文書ボタンに割り付ける〜
1 センタリングする操作をマクロ記録する
- [ツール-マクロ-記録開始]を選択します。
マクロ記録ウィンドウが表示されます。
- 開いている一太郎文書の1行目を行単位で選択します。
- [書式-文字揃え-センタリング]を選択します。
1行目の文字列がセンタリングされます。
- マクロ記録ウィンドウ内の
[終了]をクリックします。
[マクロ登録]ダイアログボックスが表示されます。
- [マクロ名]に「センタリングマクロ」、[見出し]に「1行目をセンタリングする」と入力して、[マクロ種類]で[文書]を選択します。
- [OK]をクリックします。
記録したマクロが文書に登録されてマクロ記録が終了します。
2 記録したマクロを文書ボタンに割り付ける
- 文書ボタンを作りたい場所にカーソルを合わせます。
- [ツール-マクロ-文書ボタン]を選択します。
- [一覧]の[文書マクロ]をダブルクリックします。
- [センタリングマクロ]を選択します。
- [表示文字列]に「センタリング」と入力します。
- [OK]をクリックします。
文書に[センタリング]という文書ボタンが貼り付けられます。
この文書ボタンをクリックすると、センタリングマクロが実行されます。
■文書ボタンを削除・移動・コピーする
■操作
【削除する】
- 削除したい文書ボタンを範囲指定します。
- Deleteキー、または、Backspaceキーを押します。
文書ボタンが削除されます。
【移動する】
- 移動したい文書ボタンを範囲指定します。
- [編集-切り取り]を選択します。
- 移動したい位置にカーソルを合わせます。
- [編集-貼り付け]を選択します。
文書ボタンが移動されます。
【コピーする】
- コピーしたい文書ボタンを範囲指定します。
- [編集-コピー]を選択します。
- コピーしたい位置にカーソルを合わせます。
- [編集-貼り付け]を選択します。
文書ボタンがコピーされます。