ほかのコンピュータやOSで文字が正しく表示されなかったり、表示が変わったりする可能性のある文字がないかなど、チェックしたい項目を設定して、文書校正を実行します。
- ほかのパソコンで表示できなくなることが考えられる文字(機種依存文字)をチェックする
- JIS X 0213:2004で例示字形が変更になった漢字をチェックする
- 印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字をチェックする
- こんなときは
▼注意
- 文書校正機能は、ビューアフェーズでは実行できません。ほかの作業フェーズに切り替えてから実行してください。
- あらかじめ一太郎に用意されている5種類の文書校正スタイルの内容は変更できません。チェック項目を変更する場合は、自分で作った文書校正スタイルで行ってください。
■ほかのパソコンで表示できなくなることが考えられる文字(機種依存文字)をチェックする
■操作
1 文書校正のスタイルに外字・機種依存文字チェックを設定する
- [ツール-文書校正-文書校正の実行]を選択します。
[文書校正の実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [設定]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [文書校正スタイル一覧]で、任意の文書校正スタイル(*の付いていないもの)を選択します。
※*の付いた文書校正スタイルはあらかじめ一太郎に用意されているもので、内容の変更ができません。*の付いた文書校正スタイルしかない場合は、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
※このチェック項目だけをチェックしたい場合も、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
- [編集]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが表示されます。
- [環境依存]シートを選択します。
- [外字/機種依存文字]の右端の
をクリックして、チェックする文字の種類を選択します。
- チェックしない
外字・Unicode文字・機種依存文字のどれもチェックしません。
- 外字
外字だけをチェックします。
- Unicode文字
Unicode文字だけをチェックします。
- 外字とUnicode文字
外字とUnicode文字の両方をチェックします。
- 外字とUnicode文字と機種依存文字
外字・Unicode文字・機種依存文字の3種類をチェックします。
※外字・機種依存文字だけをチェックしたい場合は、そのほかのチェック項目をすべて
や[チェックしない]、[しない]にします。
- チェックしない
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが閉じ、操作3 で選択した文書校正スタイルに、[外字/機種依存文字]のチェック項目が設定されます。
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが閉じ、[文書校正の実行]ダイアログボックスに戻ります。
2 文書校正を実行する
- [現在の文書校正スタイル]の右端の
をクリックして、操作1 で外字・機種依存文字チェックを設定した文書校正スタイルを選択します。
- [実行]をクリックします。
文書のチェックが実行され、チェックした結果が[指摘表示]ダイアログボックスに表示されます。
文書中のほかのパソコンで表示できなくなることが考えられる外字・機種依存文字には文書校正マーク(赤色の波線)が表示されます。 - [文書頭から訂正を開始]をクリックします。
[指摘個所を連続して訂正-文書校正]ダイアログボックスが表示され、文書中の最初のチェック個所の校正情報が表示されます。
- 必要に応じて、訂正候補を選択してチェック個所を修正します。
- すべてのチェック個所の修正が終了したら、[閉じる]をクリックします。
※文書校正マークの上で右クリックして表示されるメニューからもチェック個所の指摘理由を確認したり、修正したりすることができます。
→ショートカットメニューを使って、特定の指摘個所だけを修正する
■JIS X 0213:2004で例示字形が変更になった漢字をチェックする
JIS X 0213:2004で例示字形が変更になり、同じ文字コードで字形・デザインが異なる漢字をチェックすることができます。
■操作
1 文書校正のスタイルにJIS X 0213:2004で変更された例示字形チェックを設定する
- [ツール-文書校正-文書校正の実行]を選択します。
[文書校正の実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [設定]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [文書校正スタイル一覧]で、任意の文書校正スタイル(*の付いていないもの)を選択します。
※*の付いた文書校正スタイルはあらかじめ一太郎に用意されているもので、内容の変更ができません。*の付いた文書校正スタイルしかない場合は、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
※このチェック項目だけをチェックしたい場合も、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
- [編集]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが表示されます。
- [環境依存]シートを選択します。
- [JIS X 0213:2004で変更された例示字形]の右端の
をクリックして、チェックする文字の種類を選択します。
- チェックしない
JIS X 0213:2004で例示字形が変更された漢字をどれもチェックしません。
- すべて指摘する
JIS X 0213:2004で例示字形が変更になった168文字に加え、MSゴシックV5.00などで字形が変更された漢字1文字(喩)をチェックします。
- MSゴシックなどの変更分のみ指摘する
MSゴシックV5.00などで字形が変更されたと定義されている漢字122文字をチェックします。
※JIS X 0213:2004で例示字形が変更になった漢字だけをチェックしたい場合は、そのほかのチェック項目をすべて
や[チェックしない]、[しない]にします。
- チェックしない
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが閉じ、操作3 で選択した文書校正スタイルに、[JIS X 0213:2004で変更された例示字形]のチェック項目が設定されます。
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが閉じ、[文書校正の実行]ダイアログボックスに戻ります。
2 文書校正を実行する
- [現在の文書校正スタイル]の右端の
をクリックして、操作1 でJIS X 0213:2004で変更された例示字形チェックを設定した文書校正スタイルを選択します。
- [実行]をクリックします。
文書のチェックが実行され、チェックした結果が[指摘表示]ダイアログボックスに表示されます。
JIS X 0213:2004で例示字形が変更になった漢字には文書校正マーク(赤色の波線)が表示されます。 - [文書頭から訂正を開始]をクリックします。
[指摘個所を連続して訂正-文書校正]ダイアログボックスが表示され、文書中の最初のチェック個所の校正情報が表示されます。
- 必要に応じて、訂正候補を選択してチェック個所を修正します。
- すべてのチェック個所の修正が終了したら、[閉じる]をクリックします。
※文書校正マークの上で右クリックして表示されるメニューからもチェック個所の指摘理由を確認したり、修正したりすることができます。
→ショートカットメニューを使って、特定の指摘個所だけを修正する
■印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字をチェックする
簡易慣用字体・デザイン差などを含む文字をチェックすることができます。
チェック個所には、その文字に対応付けられた印刷標準字体が、訂正候補として表示されます。
■操作
1 文書校正のスタイルに印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字チェックを設定する
- [ツール-文書校正-文書校正の実行]を選択します。
[文書校正の実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [設定]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [文書校正スタイル一覧]で、任意の文書校正スタイル(*の付いていないもの)を選択します。
※*の付いた文書校正スタイルはあらかじめ一太郎に用意されているもので、内容の変更ができません。*の付いた文書校正スタイルしかない場合は、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
※このチェック項目だけをチェックしたい場合も、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
- [編集]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが表示されます。
- [環境依存]シートを選択します。
- [印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字]を
にします。
※印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字だけをチェックしたい場合は、そのほかのチェック項目をすべて
や[チェックしない]、[しない]にします。
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが閉じ、操作3 で選択した文書校正スタイルに、[印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字]のチェック項目が設定されます。
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが閉じ、[文書校正の実行]ダイアログボックスに戻ります。
2 文書校正を実行する
- [現在の文書校正スタイル]の右端の
をクリックして、操作1 で印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字チェックを設定した文書校正スタイルを選択します。
- [実行]をクリックします。
文書のチェックが実行され、チェックした結果が[指摘表示]ダイアログボックスに表示されます。
印刷標準字体に対して簡易慣用字体・デザイン差を含む文字には文書校正マーク(赤色の波線)が表示されます。 - [文書頭から訂正を開始]をクリックします。
[指摘個所を連続して訂正-文書校正]ダイアログボックスが表示され、文書中の最初のチェック個所の校正情報が表示されます。
- 必要に応じて、訂正候補を選択してチェック個所を修正します。
- すべてのチェック個所の修正が終了したら、[閉じる]をクリックします。
※文書校正マークの上で右クリックして表示されるメニューからもチェック個所の指摘理由を確認したり、修正したりすることができます。
→ショートカットメニューを使って、特定の指摘個所だけを修正する
■こんなときは
●こんなときは
- [文書校正スタイル一覧]に、*の付いた文書校正スタイルしかない場合/常にこの項目だけをチェックしたい場合
次のように操作して、新しい文書校正スタイルを作り、必要なチェック項目を設定します。- [新規作成]をクリックします。
- スタイル名を入力し、元となる文書校正スタイルを選択して[OK]をクリックします。
- 必要なチェック項目を設定して[OK]をクリックします。
[文書校正スタイル一覧]に、必要なチェック項目が設定された文書校正スタイルが追加されます。
- 特定のチェック項目に着目したい場合は、そのチェック項目の文書校正マークがある段落だけを絞り込んで表示できます。