文書校正のチェックを行ったときに、チェックされた単語に対して置換できる単語の候補(訂正候補)が表示されることがあります。この訂正候補を自分で登録すると、用語の統一を図ることができます。
例えば、「パソコン」を「パーソナルコンピュータ」と書くというルールにしている場合に、「パソコン」の訂正候補に「パーソナルコンピュータ」を登録しておくと、「パソコン」がチェックされ、「パーソナルコンピュータ」に統一することができます。
■<手順1>訂正候補を登録する
訂正候補の登録は、[ツール-文書校正-日本語辞書ユーティリティ]を選択して起動する日本語辞書ユーティリティで行います。登録方法について詳しくは、日本語辞書ユーティリティのヘルプをご覧ください。
■<手順2>登録した訂正候補に置き換える
▼注意
- 文書校正機能は、ビューアフェーズでは実行できません。ほかの作業フェーズに切り替えてから実行してください。
- あらかじめ一太郎に用意されている5種類の文書校正スタイルの内容は変更できません。以下の操作は、自分で作った文書校正スタイルで行ってください。
■操作
1 文書校正スタイルに辞書登録チェックを設定する
- [ツール-文書校正-文書校正の実行]を選択します。
[文書校正の実行]ダイアログボックスが表示されます。
- [設定]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [文書校正スタイル一覧]で、任意の文書校正スタイル(*の付いていないもの)を選択します。
※*の付いた文書校正スタイルはあらかじめ一太郎に用意されているもので、内容の変更ができません。*の付いた文書校正スタイルしかない場合は、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
※このチェック項目だけをチェックしたい場合も、新しく文書校正スタイルを作ります。 →詳しい説明
- [編集]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが表示されます。
- [用語基準]シートを選択します。
- [辞書登録された指摘]を
にします。
※辞書登録された指摘の対象個所だけをチェックしたい場合は、そのほかのすべてのチェック項目を
や[チェックしない]、[しない]にします。
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定-スタイル編集]ダイアログボックスが閉じ、操作3 で選択した文書校正スタイルに、[辞書登録された指摘]のチェック項目が設定されます。
- [OK]をクリックします。
[文書校正の設定]ダイアログボックスが閉じ、[文書校正の実行]ダイアログボックスに戻ります。
2 文書校正を実行する
- [現在の文書校正スタイル]の右端の
をクリックして、操作1 で辞書登録チェックを設定した文書校正スタイルを選択します。
- [実行]をクリックします。
文書のチェックが実行され、チェックした結果が[指摘表示]ダイアログボックスに表示されます。
文書中の辞書登録された指摘の対象個所には文書校正マーク(赤色の波線)が表示されます。 - [文書頭から訂正を開始]をクリックします。
[指摘個所を連続して訂正-文書校正]ダイアログボックスが表示され、文書中の最初のチェック個所の校正情報が表示されます。
- [候補一覧]で、登録した訂正候補を選択し、[置換]をクリックします。
文書中の単語が訂正候補に置き換わります。
- すべてのチェック個所の修正が終了したら、[閉じる]をクリックします。
※文書校正マーク上で右クリックして表示されるメニューからもチェック個所の指摘理由を確認したり、修正したりすることができます。
→ショートカットメニューを使って、特定の指摘個所だけを修正する
●こんなときは
- 常に特定の項目だけをチェックしたい場合は、文書校正スタイルを新規に登録しておくと便利です。
- 特定のチェック項目に着目したい場合は、そのチェック項目の文書校正マークがある段落だけを絞り込んで表示できます。