- カーソル
- カーソル位置表示
- カーソル行位置
- カーソル列位置
- 改行幅
- 改行幅の総合計
- 外字コンバータ
- 外字ファイル
- 回転角
- 改ページ
- 書きかけ終了
- 拡大率
- 拡張外字
- 拡張子
- 重ね文字
- 飾り検索
- 仮想フォント
- 画像パレット
- 画像枠
- かな表記のゆれ同一視
- 画面分割線
- 画面連動ボタン
- カラーバー
- カラーパレット
- 簡易作図
- 簡易作図モード
- 環境ファイル
- カンマ挿入
- 簡略印刷
■カーソル
文字を入力する位置や、コマンドを実行する位置を示します。
入力モードにより、カーソルの形状は次のように変化します。
- 挿入モードのときは
- 上書モードのときは
※罫線モードでは、十字カーソルが表示されます。
※[ツール-オプション-オプション]で、[カーソル-文字カーソル]の[ドラフト編集画面のカーソルの幅]を[太い]にすると、エディタの画面/アウトラインの画面/ドラフト編集画面/マルチビューの画面上のカーソルを一太郎12以前と同じ太いカーソルに切り替えることができます。
■カーソル位置表示
現在カーソルがある位置が、○頁○行○字 で表示されます。
スクロールするなどして、画面上にカーソルがない場合は、[行]と[字]の表示は空白になります。
クリックすると、カーソルをジャンプさせるためのメニュー([編集-ジャンプ]を選択して表示されるメニューと同じ)が表示されます。
■カーソル行位置
[罫線-罫線〜斜線]で線を引くときなどに指定する、カーソルの行の位置のことです。
通常と行間があります。
- 通常
端点(始点や終点)を行の中央に指定します。
横に罫線・軌跡を引いた場合は、罫線のために1行分の縦幅が取られます。 - 行間
端点(始点や終点)を行と行の間に指定します。
横に罫線・軌跡を引いた場合でも、罫線のための縦幅は取られません。
■カーソル列位置
[罫線-罫線〜斜線]で線を引くときなどに指定する、カーソルの列の位置のことです。
全角と半角があります。
- 全角
端点(始点や終点)をカラム *1 の右端に指定します。
縦に罫線・軌跡を引いた場合は、全角文字分の横幅が取られます。 - 半角
端点(始点や終点)をカラムの中央に指定します。
縦に罫線・軌跡を引いた場合は、半角文字分の横幅が取られます。
*1半角1文字分の幅です。
■改行幅
行の上端から次行の上端までの距離を指します。行送りともいいます。
改行幅(行送り)は、次のコマンドで設定することができます。
- [書式-改行幅-広く〜ページ内均等割付]
- [書式-段落属性-設定]の[属性・改行幅]シート
- [書式-文字・段落スタイル]の[追加・削除▼]-[新規]の[属性・改行幅]シート
- [書式-文字・段落スタイル]の[スタイル変更]の[属性・改行幅]シート
※ドラフト編集画面の場合、[表示-表示切替-行送り]を選択してメニューにチェックマーク(レ)を付けるか、[表示-画面表示設定]の[ドラフト編集]シートの[行送り表示]を にすると、画面の左側に改行幅(行送り)が数値で表示されます。
■改行幅の総合計
範囲指定した段落のすべての行の改行幅(行送り)の合計のことです。
[ESCメニュー:書式-改行幅-合計指定]で設定します。
■外字コンバータ
一太郎Ver.6.3以前の旧バージョンの一太郎で作った外字ファイル(*.UFO)を、Windows標準のTrueType外字ファイル(*.TTE)、またはTrueTypeフォントファイル(*.TTF)に変換する機能です。
外字コンバータを利用して変換すれば、旧バージョンの外字ファイル(*.UFO)をWindows上で使うことができるようになります。
外字コンバータを使うには、[ツール-オプション-互換設定/コンバータ-外字コンバータ]を選択します。
■外字ファイル
ユーザーが独自に登録して使う文字のパターンとフォントのことです。
一太郎では、Windows標準の「標準外字」と、Unicode外字領域に割り当てた「拡張外字」を合わせて使うことができます。
一太郎Ver6.3以前の一太郎で作った外字ファイルは、[ツール-オプション-互換設定/コンバータ-外字コンバータ]でコンバート(変換)すると使うことができます。
■回転角
文字を回転させる際の、回転させる角度をいいます。
角度は時計回りの方向に0〜180度、0〜−180度の範囲で1度単位で指定します。
次のコマンドで設定します。
- [書式-文字飾り-回転]
- [書式-フォント・飾り-設定]の[飾り]シート
- [書式-フォント・飾り-入力時の設定]の[飾り]シート
- [書式-文字・段落スタイル]の[追加・削除▼]-[新規]の[飾り]シート
- [書式-文字・段落スタイル]の[スタイル変更]の[飾り]シート
- [挿入-差込-枠スタイル変更]の[飾り]シート
- [挿入-レイアウト枠-スタイル変更]の[飾り]シート
- [ツール-ランク-設定/解除]の[スタイル詳細]の[飾り]シート
■改ページ
指定した位置よりうしろの部分を強制的に次のページに送ることをいいます。
用紙いっぱいに文字を入れてなくても、途中でページを改めることができます。
改ページを挿入すると、 マークが表示されます。
[挿入-記号/リーダ/スペース-改ページ]で設定します。
■書きかけ終了
編集途中の内容を保存することなく一太郎を終了し、次回一太郎起動時に終了時と同じ内容で文書の編集を続けることができる機能です。
文書を完成させるまでの間、ファイルを保存したり開いたりする手間が省けます。
1つの一太郎で複数の文書を編集している場合でも、すべての文書の編集状態が記憶されます。
[ファイル-書きかけ終了]で行います。
■拡大率
現在設定されている文字サイズを100%として、%単位で指定する縦拡大率および横拡大率のことをいいます。
50〜200%の範囲で、1%単位の設定をすることができます。
次のコマンドで設定します。
- [挿入-差込-枠スタイル変更]の[フォント]シート
- [挿入-レイアウト枠-スタイル変更]の[フォント]シート
- [書式-フォント・飾り設定]の[フォント]シート
- [書式-フォント・飾り-入力時の設定]の[フォント]シート
- [書式-文字・段落スタイル]の[追加・削除▼]-[新規]の[フォント]シート
- [書式-文字・段落スタイル]の[スタイル変更]の[フォント]シート
- [書式-ページスタイル-設定]の[新規]/[詳細]の[フォント]シート
- [書式-文書スタイル]の[フォント]シート
- [書式-文書スタイル]の[ページ/ヘッダ・フッタ]シート の[ページ番号詳細]の[フォント・サイズ]シート
- [ツール-ランク-設定/解除]の[スタイル詳細]の[フォント]シート
■拡張外字
Unicodeの拡張外字領域に割り当てられた外字です。
■拡張子
ファイル名のうしろに付く最後のピリオド(.)に続く文字です。
通常は、ファイルやプログラムの種類を表します。
例えば、SAMPLE.TXT であれば、「.TXT」の部分を指します。
■重ね文字
や
のように、任意の文字に ○ □ △ ◇ のどれかを重ね合わせた文字のことです。
画面上の重ね文字には、紫色の下線が表示されます。
[挿入-記号/リーダ/スペース-重ね文字]で設定します。
■飾り検索
文書の中から、アンダーライン・文字囲・塗りつぶしなど、文字に付加している飾りを検索する機能です。
[編集-検索]の[検索方法]で[飾り]を選択して、実行します。
■仮想フォント
文書を開いたとき、文書中で使われているフォントが、画面上では表示できないフォントだったりパソコンにないフォントだったりした場合、仮に割り当てられるフォントのことです。
一時的に仮想フォントを割り当てることにより、表示・印刷ができるようになります。
■画像パレット
絵や写真などの画像ファイルの一覧を表示する機能です。
画像パレットを利用すると、選択フォルダ内の画像ファイルの画像を一覧しながら、クリックやドラッグ&ドロップで簡単に文書中に挿入することができます。画像は画像枠として挿入されます。
次のコマンドで表示します。
- [挿入-絵-画像パレット]
- ナレッジウィンドウ[作図]の
[画像枠]/
[説明文付き画像枠(下説明文)]/
[説明文付き画像枠(上説明文)]/
[説明文付き画像枠(横組 左説明文)]/
[説明文付き画像枠(横組 右説明文)]をクリック
■画像枠
絵や写真など画像ファイルを埋め込んだ領域のことです。
画像枠に利用できるファイル形式は、BMP・GIF・JPEG・WMF・EMF・PNG です。
[挿入-絵-画像枠作成]・[挿入-絵-画像パレット]で作り、[挿入-絵-画像の変更]で画像ファイルを変えたり、切り抜きパターンを指定したりします。
ドキュメントナビのモードによっては、[挿入-画像枠作成]・[挿入-画像パレット]で作り、[挿入-画像の変更]または[挿入-絵の編集-画像の変更]で変えられます。
花子フォトレタッチがセットアップされていれば、画像枠上で右クリックして表示されるメニューから[花子フォトレタッチで編集]を選択して、画像を編集することもできます。
※一太郎8では、図枠と呼んでいたものです。
■かな表記のゆれ同一視
あいまい検索の詳細設定の1つで、文字列を検索する際、(ぢ・じ、バ・ヴァ、ツィ・ティ・チ、ディ・ジ)などのかな表記上の違いを吸収し、同じ文字列として検索することをいいます。
次のコマンドで、[あいまい検索]を にし、[詳細]をクリックして設定します。
- [編集-検索]の[検索方法]で[文字]を選択する
- [編集-置換]の[検索・置換方法]で[文字→文字]または[文字→飾り]を選択する
- [編集-ジャンプ-文字]
- [編集-絞込-実行]
- [挿入-作図-部品呼び出し]の[詳細検索]
■画面分割線
線上でマウスの形が または
のときにドラッグして、分割画面の表示領域を変えます。
■画面連動ボタン
画面を分割している場合に、スクロールの連動の状態を切り替えます。
クリックして表示されるメニューから、画面の連動方法を選択します。
分割画面が3つ以上ある場合は、連動させる画面をクリックして指定します。
画面連動ボタンは連動の状態によって次のように変わります。
- 縦連動 …
- 横連動 …
- 縦横連動 …
■カラーバー
文書・段落・枠などの背景や、簡易作図の塗りつぶしでグラデーションを設定する際、グラデーションの色の移り変わりの割合を設定するバーのことです。
カラーバー上の任意の位置でクリックしてカラーパレットから色を選択してくれば、その位置で色が移り変わっていきます。
■カラーパレット
線や文字・文字飾りなどを選択する際に使う色が入っているパレットのことです。
新しいパレットを登録したり、パレット内の色を追加・編集・削除したりできます。
簡易作図機能など、一太郎で色を設定するいろいろな場面で使われています。
[ツール-オプション-カラーパレット]で設定します。
■簡易作図
[挿入-作図-簡易作図開始]を選択して、直線・長方形・円・楕円・軌跡などの簡単な図形を描く機能のことです。
描いた図形や[挿入-作図-部品呼び出し]で呼び出した部品、ナレッジウィンドウ[作図]で挿入したテンプレート図形などを指すこともあります。
■簡易作図モード
図形を描いたり、部品を呼び出すモードのことをいいます。
いったん簡易作図モードになると、図形を描いたりする操作を続けて行うことができます。
[挿入-作図-簡易作図開始]を選択すると簡易作図モードになります。
[挿入-作図-簡易作図終了]を選択すると、簡易作図モードを終了し、通常の文字入力モードに戻ります。
■環境ファイル
一太郎のいろいろな環境設定を記憶しているファイルのことです。
[表示-画面表示設定]の設定や[ツール-オプション-オプション]で設定している各種登録ファイルの設定内容などを記憶しています。
複数のコンピュータを同じ一太郎環境で使いたい場合などには、環境ファイルを利用すると便利です。
[ツール-環境ファイル]で、環境ファイルを作ったり読み込んだりすることができます。
■カンマ挿入
数字を表示する際、3桁ごとにカンマを挿入して表示することをいいます。
次のコマンドで設定します。
- [罫線-計算-計算]
- [挿入-フィールド-作成]の[種類]で[数字]の書式を選択して、[数字型詳細]
- [挿入-フィールド-変更]の[種類]で[数字]の書式を選択して、[数字型詳細]
■簡略印刷
印刷に時間のかかる枠や図形、罫線などを簡略化して印刷する機能のことです。
簡略印刷では、レイアウト枠・差込枠・画像枠などの枠や簡易作図で描いた図形は枠の輪郭だけになり、罫線はすべてパターン1(細い実線)で印刷されます。また、文書の背景も印刷されません。
このため、印刷時間を短縮することができます。全体のレイアウトを確認したいだけのときなどに便利です。
[ファイル-印刷]の[詳細]シートで[簡略印刷]をクリックして にすると実行できます。