- 定型文書/テンプレート
- 提出確認(提出確認フェーズ)
- ディレクトリ
- データの種類
- テキストビューア画面
- デジビュー
- 手のひらモード
- テロップ枠
- 添削(赤入れ)
- 添削者名
- 添削モード
- 添削文字列
- 電子署名セキュリティ文書
- 電子署名セキュリティXMLテンプレート文書
- テンプレート図形
■定型文書/テンプレート
繰り返して利用する文書などをフォーマット化して、あとから何度も利用できる形にして保存した文書のことをいいます。 見積書やFAX送付状など、同じ形式の文書を作るときに便利です。
一太郎では、[ファイル-名前を付けて保存]/[ナビ-よく使うテンプレート-保存]の[保存形式]で[定型(テンプレート)]または[定型(テンプレート)(圧縮)]を選択して保存した文書のことをいいます。
ドキュメントナビモードの場合は、[ファイル-よく使うテンプレートとして保存]から保存できます。
定型文書として保存した文書を開いた場合、文書内容だけが読み込まれてファイル名は読み込まれないため、新規文書として扱われ、うっかり保存して元の内容が変えられてしまうことがありません。
新規文書として読み込まれた文書は、新しいファイル名を付けて保存します。
定型文書の原本を修正・編集したい場合は、[ファイル-開く]で[詳細]をクリックし、[定型文書編集]を にします。
定型文書の拡張子は *.JTT (圧縮した場合は *.JTTC )です。
■提出確認(提出確認フェーズ)
文書作成を支援するために一太郎2006から追加された作業フェーズの1つです。
文書全体を見渡して、ページの構成や文章の表現をチェックするのに適しています。
また、文書の背景にすかし文字を入れる、文書の改ざんを禁止する、文書中の外字を画像に変換するなど、文書を公開する前の仕上げの作業を効率よく行うことができます。
次の操作で切り替えます。
- [表示-作業フェーズ-提出確認]を選択する
- フェーズタブの
[提出確認]をクリックする
■ディレクトリ
Windows 95以降は、フォルダと呼んでいるものです。
フロッピーディスクやハードディスクの中のファイルを整理する入れ物のようなもので、ディレクトリの中にディレクトリを作るなど、階層構造にすることができます。
■データの種類
クリップボードにコピーされているデータは次の2種類に分類できます。 [編集-貼り付け]を実行すると、データに適した形式で貼り付けることができます。
- 一太郎で作ったデータ、文字データ
一太郎文書中の文字列や罫線、作図、画像枠や差込枠、レイアウト枠などです。
また、ほかのアプリケーションで作ったテキスト形式のデータも含まれます。
貼り付けたデータは、一太郎で編集できます。 - ほかのアプリケーションやツールで作ったデータ
ほかのアプリケーションやツールで作った図・表・グラフ・数式などです。
これらのデータを一太郎文書中へ貼り付けると、オブジェクト枠 になります。 オブジェクト枠には、データを作ったアプリケーションの情報が含まれます。 データをダブルクリックすると自動的に作成元のアプリケーションを起動し、一太郎文書に貼り付けられたままの状態でデータを編集することができます。
なお、表計算ソフトで作った表など、テキスト形式で貼り付けることができるデータもあります。
テキスト形式で貼り付けたデータは、オブジェクト枠になりません。
また、絵や写真などは、画像の形式によっては画像枠になります。
■テキストビューア画面
ビューアフェーズの編集画面タイプの1つで、文書中のテキストデータだけを表示するシンプルな画面です。
枠はアンカーだけが表示され、作図データは表示されないので、文章だけを読みたいときに便利です。また、文書の編集は禁止されるので、完成した文書やほかの人が作った文書などをまちがえて変更してしまう心配もありません。
ビューアフェーズでは、次の操作でテキストビューア画面に切り替えることができます。
- [表示-テキストビューア]を選択する
- コマンドバーの
[テキストビューア画面に切り替え]をクリックする
- [表示-画面表示設定]を選択して表示されるダイアログボックスの[共通]シートで[テキストビューア]を選択する
- 画面上で右クリックして表示されるメニューから[テキストビューア]を選択する
※テキストビューア画面では、画面モードの切り替えと表示倍率の変更だけ操作できます。コマンドバーのそのほかのボタンや機能は、淡色で表示され、選択できません。
※文字付きの画像枠とオブジェクト枠や段落記号の画像は、テキストビューア画面でも表示されます。
■デジビュー
ジャストシステムが提供する、ハードディスクなどにある画像ファイルを一覧表示し、整理・編集などを行うアプリケーションです。
いろいろな表示方法で一覧できるほか、移動・コピー・削除・名前の変更など、ファイルの整理も行えます。
■手のひらモード
用紙を手でつかんでずらすような感覚で、画面を上下左右へ自由にスクロールできるモードです。
※手のひらモードは、ビューアフェーズのイメージビューア画面でだけ利用できます。
手のひらモードになるとマウスのポインタが に変わります。
文書上で左ボタンを押すと に変わるので、この状態のままマウスを好きな方向へドラッグすると、画面をスクロールできます。
ビューアフェーズのイメージビューア画面では、次の操作で手のひらモードに切り替えることができます。
- [ツール-手のひらモード]を選択する
- コマンドバーの
[手のひらモード]をクリックする
- 右クリックして表示されるメニューから[手のひらモード]を選択する
■テロップ枠
文書中にテロップのように横に流れる文字を挿入するための枠です。
文字を流す速さや、文字色なども設定できます。
[挿入-絵-テロップ枠作成]またはナレッジウィンドウ[作図]の[枠の挿入]の[その他の枠▼]-[テロップ枠]で作ります。
ドキュメントナビのモードによっては、[挿入-テロップ枠作成]で作ります。
■添削(赤入れ)
文書の内容を削ったり書き加えたりして内容をよくしていくことをいいます。
一太郎では、添削モードに切り替えて文字を編集することを 添削(赤入れ) といいます。
通常の文字入力モードのままで文字列を挿入・削除して編集すると、編集の結果がわからなくなってしまうことがあります。添削モードに切り替えると、編集の結果が添削文字として扱われ、元の文書を損なわずに内容を変えることができます。文字列を挿入・削除しないで、文章に対して指摘だけを入れることもできます。
また、誰が添削を行ったかの識別や添削内容の反映も簡単にできるようになっています。
[ツール-添削(赤入れ)-添削(赤入れ)開始]を選択すると、添削モードに切り替わります。添削モードに切り替わると、添削専用画面になり、添削用のコマンドバーとナレッジウィンドウが表示されます。
添削者や添削に使う色は、コマンドバーの [添削オプション]をクリックして表示される[添削オプション]ダイアログボックスで設定します。
添削結果を文書に反映する場合は、[ツール-添削(赤入れ)-反映開始]を選択して、添削の反映モードに切り替えます。
■添削者名
添削を行った人の名前です。
添削モードで編集が加えられた部分について、誰が編集を行ったのかをあとから確認することができます。
添削者名は、コマンドバーの [添削オプション]をクリックして表示される[添削オプション]ダイアログボックスの[名前]で設定します。
添削者名は、各添削個所の吹き出しや添削マーク( ・
・
)をクリックして表示される[添削情報]ダイアログボックスで確認できます。
■添削モード
画面上で文字を添削するためのモードです。添削モードに切り替えると、元の文書を損なわずに内容を変えることができます。
[ツール-添削(赤入れ)-添削(赤入れ)開始]を選択すると、添削モードに切り替わります。添削モードに切り替わると、添削専用画面になり、添削用のコマンドバーとナレッジウィンドウが表示されます。
添削モードでは、削除した文字列には取消ラインが付き、入力した文字列にはアンダーラインが付きます。 *1
また、文字列の先頭には添削文字列であることを示すマーク( ・
)が付き、添削内容を表示・編集するための吹き出しが表示されます。
文字列を削除・挿入しないで、文章に対して指摘を入れることもできます。指摘個所にはマーク( )が付き、吹き出しも表示されます。
*1添削モードの画面表示には添削前表示と添削後表示の2種類があり、削除文字列・挿入文字列の表示のされ方が異なります。
※吹き出しは、表示/非表示を切り替えることができます。
添削モードを終了するには、[ツール-添削(赤入れ)-添削(赤入れ)終了]を選択するかコマンドバーの [添削を終了]をクリックします。
添削結果を文書に反映する場合は、[ツール-添削(赤入れ)-反映開始]を選択して、反映モードに切り替えます。
■添削文字列
[ツール-添削(赤入れ)-添削(赤入れ)開始]を選択して添削モードに切り替え、添削モードで挿入・削除・指摘した文字列のことです。
添削モードで編集した文字列には、コマンドバーの [添削オプション]をクリックして表示される[添削オプション]ダイアログボックスで設定した色のアンダーラインや取消ラインが付き、先頭には添削したことを示すマーク(
・
・
)が付きます。
※添削モードの画面表示には添削前表示と添削後表示の2種類があり、添削文字列の表示のされ方が異なります。
※[添削オプション]ダイアログボックスで、[文字飾りも添削として扱い、罫線行の添削も行う]を にしているときは、通常の文字入力モードで設定したアンダーラインや取消ラインを付けた文字列も添削文字列として扱われ、本文に反映できます。
■電子署名セキュリティ文書
一太郎の次のコマンドで保存した文書です。
拡張子は「.JTSD」、文書アイコンは です。
- [ファイル-電子署名-署名を追加して保存]の[保存]で、電子署名を付けて保存した文書
- [ファイル-電子署名-署名を追加して保存]の[暗号化して保存]で、電子署名を付け暗号化して保存した文書]
- [ファイル-電子署名-暗号化して保存]で、暗号化して保存した文書
次のような特長があります。
- 電子署名セキュリティ文書は編集が禁止された状態で開きます。ただし、データのコピー・印刷などは行えます。
- 一太郎2004以降のバージョンの一太郎、および一太郎ビューア3.0以降のバージョンの一太郎ビューアで開くことができます。
■電子署名セキュリティXMLテンプレート文書
一太郎の次のコマンドで保存した文書です。
拡張子は「.JTDX」、文書アイコンは です。
- [ファイル-署名を追加して保存]*1の[保存]で、電子署名を付けて保存したXMLテンプレート文書
*1XMLテンプレート文書(.JTDX)を開いているときだけ表示されます。
次のような特長があります。
- 電子署名セキュリティXMLテンプレート文書は編集が禁止された状態で開きます。ただし、データのコピー・印刷などは行えます。また、テンプレート上に表示されている[送信]ボタンや[保存]ボタンから電子署名付きのままメール送信したり保存したりもできます。
- 一太郎2005以降のバージョンの一太郎、および一太郎ビューア3.0以降のバージョンの一太郎ビューアで開くことができます。
■テンプレート図形
矢印・立方体・円錐・星形など、あらかじめテンプレートとして用意されている図形のことです。
吹き出しのように、文字枠が付いている図形もあります。
テンプレート図形を利用すれば、複雑な図形を簡単に描くことができ便利です。
ナレッジウィンドウ[作図]のテンプレート図形の一覧から図形を選択して描きます。
一部のテンプレート図形は、[作図]ツールボックスからも選択できます。