文書に大きな変更をしても、スタイルを崩さずに簡単に自動修正できます。
■自動でレイアウトを設定する
オートブック機能を使用すれば、文書の内容を解析して、 自動的にタイトルや見出しなどの段落スタイルを設定し、文書の体裁を整えます。
【一太郎の場合】
一太郎には、文書の内容を解析して、段落スタイルを設定してレイアウトを整えるオートブック機能があります。 あらかじめ段落スタイルの組み合わせであるスタイルセットが登録されているので、そこから選択するだけで簡単にレイアウトを整えることができます。
アウトラインフェーズ使用中、ナレッジウィンドウ[スタイル]から、スタイルセットを選択して、レイアウトを整えることもできます。
【Wordの場合】
[書式−オートフォーマット](Word 2003)あるいは入力オートフォーマット(Word 2007)を使用すると、見出しの上下関係や個条書きなどの文書構造を設定したり、罫線、番号、記号、および分数などの書式を文字列に適用したりできます。また、スタイルの変更機能でデザインを一括して変えることもできますが、文書構造の解析機能がないので自分で見出しなどの設定をする必要があります。
■横組み文書を縦組みに変換して整える
横組み文書を縦組み文書特有のスタイルに自動設定します。
【一太郎の場合】
文書を縦書きにし、体裁も縦書きで見栄えがよいように自動的に変換します。例えば、半角の数字は漢数字に、半角カタカナは全角カタカナに、単位は縦組み記号にするなどの変換を行います。
【Wordの場合】
Wordで横組み文書を縦組み文書に変更すると、縦組み特有のスタイルが設定できないため、半角英数字が横向きになってしまいます。それを修正するためには、1つ1つ選択して見栄えがよくなるように変更しなくてはなりません。
■文書完成後に用紙を変更する
完成した文書のレイアウトを崩さずに、用紙サイズを変更できます。
【一太郎の場合】
[ファイル-文書スタイル-簡易用紙変更]を選択して、文書のレイアウトを保ったまま用紙サイズを変更できます。細かいレイアウト調整などは、一太郎が自動的に行います。
【Wordの場合】
用紙サイズを変更すると、レイアウトは崩れてしまいます。段落ごとの細かいレイアウト調整は、あとから手動で変更します。
■表の拡大・縮小が自由にできる
表枠作成ツールで表を作っておくと、表の拡大・縮小と連動して文字サイズが変化するので、表の編集が手軽に行えます。
【一太郎の場合】
表のサイズの変更に連動して、文字のサイズも変化します。文字サイズを気にすることなく、表の拡大や縮小を行うことができます。
【Wordの場合】
表のサイズを変更しても、文字のサイズは連動しません。サイズ変更後に手動でサイズをそろえます。