電子署名・暗号化・パスワードなどを使用して、作成した文書を守ります。
■電子署名を付ける/文書を暗号化する
電子署名を使用して文書を守ります。文書を開く人に以下の点を確認させることができ、トラブル回避に役立ちます。
- 他人が作成者本人になりすましていないこと
- 文書が改ざんされていないこと
- 電子署名が、署名者自身のものであること
暗号化した文書と組み合わせて、より強固なセキュリティをかけることもできます。
【一太郎の場合】
一太郎では、以下の3種類の文書を作成することができます。
- 電子署名付き文書
秘密鍵を使って、文書に電子署名を付けて保存します。
- 暗号化した文書
公開鍵を使って、文書を暗号化して保存します。
- 電子署名付きで暗号化した文書
秘密鍵・公開鍵を併用すると、電子署名付き暗号化文書として保存できます。
【Wordの場合】
デジタル署名という名前で同様の機能があります。
■関連項目
■文書の編集・保存・印刷を制限(禁止)する
文書の編集・保存・印刷を制限することにより、外部への不正な流出を防止します。
【一太郎の場合】
一太郎では、パスワードを使用した文書の編集に対する制限はもちろん、印刷も制限することができます。 大切な文書を不正に印刷して、持ち出されることを防ぎます。
【Word 2003の場合】
一太郎のように、印刷まで制限することはできません。
【Word 2007の場合】
Word 2007では、別途プログラムを追加することにより一太郎と同様に文書の印刷を制限することができますが、この機能を利用するには認証のためのサーバーが必要になります。
■関連項目
■文書にマスキング処理を施す
文書にマスキング処理を施すことで、文書中の特定の部分だけを隠した文書を作ります。 内部文書を公開するときに、見せる相手や状況に応じて個人名や金額、機密事項などを隠した状態の文書が作成できます。
【一太郎の場合】
文書の重要個所・機密情報を塗りつぶすマスキング処理を行うことができます。 既存のファイルを利用できるので、ファイルを作りなおす必要がありません。
【Wordの場合】
Wordでは、マスキング処理を施すことはできません。
■同じファイル名で保存できないようにする
同じ名前で保存できない文書を作ることもできます。まちがって内容を削除・変更してしまうのを防ぎたいときに便利です。
【一太郎の場合】
一太郎では、内容の削除や変更を行いたくない文書を参照専用文書として保存することができます。 決算書や契約書といった重要な文書の内容をまちがって削除・修正しないようにできます。
また、普通の文書を一時的に参照専用で開くこともできます。 参照専用にして開いたファイルは、同じ場所に同じファイル名で保存することはできないため、まちがって内容を更新してしまうといった心配がありません。
【Wordの場合】
Wordでは、同じファイル名で保存できないようにする機能はありません。