クリップウィンドウのシートの背景に、ブラウザを表示することができます。
ブラウザを起動して確認していたWeb画像の内容を、花子上で確認することができます。
また、クリップウィンドウのブラウザ内から、ドラッグ アンド ドロップ操作で花子の図面に画像をイメージ枠として貼り付けたり、Webページのイメージをそのままイメージ枠にして貼り付けたりすることもできます。
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■ブラウザをシートの背景にする
ブラウザは、クリップウィンドウのどのシートにも、背景として設定することができます。
セットアップ直後は、[ブラウザ]シートの背景として設定されています。
■操作
- クリップウィンドウを、ブラウザを表示したいシートに切り替えます。
- シートのタブ上で右クリックし、[シートの背景-ブラウザ]をクリックして、チェックマークが付いた状態にします。
切り替えたシートの背景に、ブラウザが設定されます。
※クリップウィンドウの上部右端にある、[メニュー]をクリックして[シートの背景-ブラウザ]を選択するのも同じ機能です。
※[高さをシートに合わせる]をオンにしているなど、シートの背景が見えない状態のときは、シートの背景のメニューは淡色で表示され、背景の設定を変更することはできません。
▼注意
- ダイヤルアップ環境でインターネットを利用している場合
ブラウザシートのホームページにインターネット上のアドレスを指定していると、ブラウザシートに切り替えた時点でダイヤルアップ接続を実行します。
?困ったときは
- シートに表示していたブラウザが消えた
ブラウザシート上にパレットをドロップすると、パレットを配置した分、ブラウザの領域が狭くなります。
- パレットを配置している場合
- 次のどれかで対応します。
- パレットをパレットトレイに戻す(パレットを閉じる)
- パレットを図面の領域に移動する
- パレットの高さをマウスで調整する
- パレットを配置していない場合
- シートのメニューを表示し、[シートの背景-ブラウザ]にチェックマークが付いているかいないかを確認します。 チェックマークが付いていない場合は、メニューから[シートの背景-ブラウザ]をクリックし、チェックマークが付いた状態に戻します。
- クリップウィンドウが消えた
クリップウィンドウは、閉じるほか、最小化することができます。
●こんなときは
- ブラウザの表示を止める・隠す
シート、またはクリップウィンドウのメニューにある[シートの背景]で[表示しない]を選択します。 シートの背景が、何も表示されていない状態になります。
また、ブラウザの上にパレットを配置して、ブラウザを隠す方法もあります。 クリップウィンドウ内では、常にパレットが上に配置されます。
■ブラウザシートに最初に表示するページを設定する
背景に[ブラウザ]を設定したシートに切り替えたときに、最初に表示するページを設定しておくことができます。 複数のシートにブラウザを表示する設定にしている場合は、各シートごとに、表示するページを違えておくこともできます。
■操作
- 内容を設定したいシートに切り替え、ブラウザのメニューを表示します。
ブラウザシート上部にある、タイトルバーの[ブラウザ]の部分をクリックします。
- メニューから[オプション]を選択します。
[クリップウィンドウ-ブラウザシート]ダイアログボックスが表示されます。
- Microsoft Internet Explorerでホームページに設定している場所と同じページを表示するか、別のページを表示するかを選択します。
別のページを表示する場合は、[アドレス]に表示するページを設定します。
[現在のページを使用]をクリックして、現在、ブラウザを設定したシートに表示しているページのアドレスを設定することもできます。
- [OK]をクリックします。
設定したページが、ブラウザを設定したシートのホームページになります。
■ブラウザシートの使い方
ブラウザを設定したシート上では、Webブラウザと同様に、Webページを参照したり、アンカー表示されているリンクをたどったりすることができます。
ブラウザを設定したシート上部にあるアドレスバーに、表示したいWebページのアドレスを入力して利用します。
また、タイトル部分にある各アイコンやメニューを利用して、ページを切り替えたり、情報を更新したりします。
また、花子で次の機能を使って保存したイメージデータを、ブラウザを設定したシートにプレビュー表示することもできます。
- アニメーションGIF形式で保存
- Web画像の切り出し
- SVG形式で保存
- HTML形式で保存
- コンテンツパレットのHTML形式で一覧作成
ブラウザを設定したシートに表示されているWebページの画像を、花子に貼り付けて利用することもできます。
●こんなときは
- プレビュー表示をブラウザシートに設定する
オプションパレットの[プレビューの指定]で、クリップウィンドウのシートに設定したブラウザにするか、ブラウザを起動するかを選択します。
シートにブラウザが設定されていない場合、プレビュー表示する際に、シートにブラウザを設定してプレビュー表示します。※[ツール-オプション]で、[操作環境-操作環境]に切り替え、[プレビューするブラウザの設定]で設定するのも同じです。
■HTMLキャプチャ機能を使う
ブラウザシートに表示されているWebページをイメージデータに変換して、花子のイメージ枠として貼り付けます。
この機能を「HTMLキャプチャ」と呼びます。
Webページ上のサイズを取得できる場合は、そのサイズを反映した大きさにします。なお、変換したイメージデータが図面の用紙サイズに入りきらない場合は、イメージデータの縦・横のうち、大きい方が用紙サイズに収まるサイズまで縮小します。 このときの縦横比は保たれ、相似形に縮小されます。
■操作
- ブラウザを設定したシートに、キャプチャしたいWebページを表示します。
- ブラウザシートのメニューから、[HTMLキャプチャ]を選択します。
表示していたWebページがイメージデータに変換され、花子の図面に、イメージ枠として貼り付けられます。
●こんなときは
- キャプチャするサイズを変更する
Webページをキャプチャするサイズを任意の大きさに変更する場合は、ブラウザシートのメニューから[オプション]を選択し、幅と高さを設定します。 最大6,000×6,000ドットの大きさまで設定することができます。
ただし、大きなサイズを設定すると、図面にイメージ枠として貼り付けたときに、縮小される比率も高くなります。 貼り付ける図面の用紙サイズに合わせてサイズを調整するようにします。
- キャプチャするサイズが大きい場合、メモリが足りなくなる場合があります。
その場合は、Windowsの画面の色の設定を変更したり、キャプチャする範囲を小さくしたりしてみます。