花子で編集した図面を、ベクトル図形のインターネット標準フォーマットのSVG(Scalable Vector Graphics)形式で保存することができます。
PNGやJPEGのようなビットマップ画像の場合、画像のサイズや解像度が固定されています。
これに対しSVG形式は、個々の直線や円などを座標・幅・高さなどの情報として保存します。このため、あとから画像のサイズを拡大縮小しても画像がつぶれたり間延びしたりすることがなく、データサイズもコンパクトに抑えることができます。
※SVGの仕様は、Ver.1.0(2001/09/04勧告)に準拠しています。
▼注意
- 保存する図形の種類ごとに、一部制限があります。
保存をする前に、詳細を確認してください。
- 保存したSVG形式のデータを閲覧するには
SVG形式のデータを閲覧するには、Adobe® SVG Viewer 3.0以上が必要です。
SVG Viewerは、花子のセットアップ開始画面から、セットアップすることができます。
■ページ単位で保存する
作成した図面を、1ページ単位で保存します。
[ファイル-他形式の保存/開く-SVG形式で保存]、[ファイル-名前を付けて保存]、[ファイル-一部保存-ページ]を使います。
※保存できるのは1ページ分だけです。
【方法1】現在表示しているページを保存する〜SVG形式で保存〜
現在表示しているページ(カレントページ)をSVG形式で保存します。
■操作
- 保存したいページに切り替えます。
- [ファイル-他形式の保存/開く-SVG形式で保存]を選択します。
- 保存する場所・ファイル名を設定し、[OK]をクリックします。
[SVG保存設定]ダイアログボックスが表示されます。
- [文字コード]を確認・設定します。
特に設定を変更する必要がない場合は、そのままでかまいません。
- [画像の保存場所]を設定します。
図面中にイメージデータが含まれる場合、SVGファイル内に埋め込むか、別ファイルにして保存するかを選択します。
[別ファイル]を選択した場合は、[画像フォルダ名]に、画像を保存するフォルダ名を設定します。
SVGファイルの保存先に指定したフォルダ以下に、ここで設定したフォルダが作成されます。
- [OK]をクリックします。
保存した内容を確認するかどうかを確認するメッセージが表示されます。
- すぐに保存した内容を確認する場合は、[はい]をクリックします。
オプションパレットの[プレビューの指定]で設定している場所に表示されます。セットアップ直後は、クリップウィンドウの[ブラウザ]シートに表示されます。
【方法2】先頭ページまたは指定した範囲の先頭ページを保存する〜名前を付けて保存・一部保存(ページ)〜
先頭ページ、または指定した範囲の先頭ページをSVG形式で保存します。
■操作
- [ファイル-名前を付けて保存]、または[ファイル-一部保存-ページ]を選択します。
一部保存を選択した場合は、保存するページを指定し、[OK]をクリックします。
- [保存形式]の右端の▼をクリックし、一覧から[SVG形式]を選択します。
- 保存する場所・ファイル名を設定し、[OK]をクリックします。
[SVG保存設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 以降、【方法1】の操作4以降と同じ操作をします。
■選択した図形だけを保存する
図面中の、選択した図形だけをSVG形式で保存できます。
■操作
- 描画パレットの
をクリックし、保存したい図形を選択します。
- [ファイル-一部保存-選択図形]を選択します。
- 座標を相対にするか、絶対にするかを選択し、[OK]をクリックします。
[一部保存(選択図形)]ダイアログボックスが表示されます。
- [保存形式]の右端の▼をクリックし、一覧から[SVG形式]を選択します。
- 保存する場所・ファイル名を設定し、[OK]をクリックします。
[SVG保存設定]ダイアログボックスが表示されます。
- 以降、【方法1】の操作4以降と同じ操作をします。