写真などの画像ファイルは、花子図面上での表示サイズを指定することができます。 同時に解像度を指定して、データサイズを小さくすることもできます。
※画像ファイルを花子に挿入するとき、挿入したあとのどちらでもサイズ調整できます。
※イメージ枠・画像枠のどちらの場合も、操作は同じです。
■指定した大きさで枠を挿入する
画像ファイルを挿入するときに、花子の図面上の表示サイズを指定できます。 解像度を調整して、図面をファイルとして保存するときのデータサイズを小さくすることもできます。
■操作
- コンテンツパレットの[画像]シートなどから、写真などの画像ファイルを挿入します。
パレットメニューの[挿入時のサイズ指定オプション]や[置換方法の指定-サイズを指定して置換]の設定によっては、[イメージ枠のサイズ指定]または[画像枠のサイズ指定]ダイアログボックスが表示されます。
- [横]/[縦]で、図面上の表示サイズを指定します。( )内の範囲で設定します。
- 画像の縦横比を保ってサイズを指定する
- [縦横比固定]を
にします。どちらか一方の値を調整すると、もう一方も連動して値が変化します。
- [横]と[縦]を印字領域に収まるサイズにする
- [印字領域サイズ]を
にします。ただし、元の画像サイズが印字領域より小さい場合は、淡色で表示されて選択できません。
- ファイルを保存する際のデータサイズも小さくしたい場合は、[解像度]の右端の▼をクリックし、解像度を一覧から選択するか、直接入力します。
入力欄左横の[現在値]を参考に、解像度を設定します。[推奨(200)]を選択すると、一定の印字品質を保って、ファイルサイズを抑えることができます。
※画像に対して、指定した解像度が設定できない場合は、自動的に[最大]が選択されます。
- [OK]をクリックします。
指定したサイズで、画像ファイルが図面に挿入されます。
■挿入したあとで枠のサイズを変える
イメージ枠または画像枠の、図面上の表示サイズを変更します。 複数の画像を、簡単に同じ大きさにそろえることができます。
■操作
- 表示サイズを変えたい画像を選択します。
- 右クリックし、表示されたメニューから[イメージ枠のサイズ指定]、または[画像枠のサイズ指定]を選択します。
[イメージ枠のサイズ指定]、または[画像枠のサイズ指定]ダイアログボックスが表示されます。
- [横]/[縦]で、図面上の表示サイズを指定します。( )内の範囲で設定します。
- 画像の縦横比を保ってサイズを指定する
- [縦横比固定]を
にします。どちらか一方の値を調整すると、もう一方も連動して値が変化します。
- [横]と[縦]を印字領域に収まるサイズにする
- [印字領域サイズ]を
にします。ただし、元の画像サイズが印字領域より小さい場合は、淡色表で示されて選択できません。
- ファイルを保存する際のデータサイズも小さくしたい場合は、[解像度]の右端の▼をクリックし、解像度を一覧から選択するか、直接入力します。
入力欄左横の[現在値]を参考に、解像度を設定します。[推奨(200)]を選択すると、一定の印字品質を保って、ファイルサイズを抑えることができます。
※画像に対して、指定した解像度が設定できない場合は、自動的に[最大]が選択されます。
- [OK]をクリックします。
イメージ枠、または画像枠が指定したサイズに変更されます。
※[挿入-イメージ枠の作成-サイズの指定]、または[挿入-画像枠の作成-サイズの指定]も同じ機能です。
■サイズ指定の画面を表示する基準の大きさを変える・サイズ指定の画面が表示されないようにする
画像ファイルを挿入する際に表示されるサイズ指定の画面は、表示しないようにすることができます。
その方法は、画像を挿入するときに、選択図形と置き換える(置換する)設定になっているかいないかで異なります。
選択図形と置き換えられるのは、次の場合です。
- コンテンツパレットの[画像]シートのパレットメニューで、[挿入時に選択図形と置換]にチェックマーク( レ )が付いているとき
- [図形-置換-イメージで置換]で画像を挿入するとき
選択図形と置き換えない場合は、サイズ指定の画面を表示する基準の大きさを変えることもできます。
■操作
【選択図形と置き換える設定の場合】
- コンテンツパレットを表示して、[画像]シートに切り替えます。
をクリックし、表示されるパレットメニューから[置換方法の指定-サイズを指定して置換]を選択します。
[サイズを指定して置換]に付いていたチェックマーク( レ )がなくなります。
画像を挿入しても、サイズ指定のダイアログボックスは表示されなくなります。
【選択図形と置き換えない設定の場合】
- コンテンツパレットを表示して、[画像]シートに切り替えます。
をクリックし、表示されるパレットメニューから[挿入時のサイズ指定オプション]を選択します。
[画像挿入時のサイズ指定オプション]ダイアログボックス*1が表示されます。
*1 セットアップ直後は、長辺が100mm以上の画像ファイルを挿入する場合に、サイズ指定の画面が表示される設定になっています。
- サイズ指定について選択します。
- 設定画面を表示する基準のサイズを変える
- [設定値より大きい画像の場合にサイズを指定する]が選択されていることを確認し、[設定値]にサイズを入力します。
写真のように、サイズが大きくなりがちな画像ファイルはあまり使わない...という場合は、基準の大きさを大きくします。この場合、サイズ指定の画面が表示される頻度は低くなります。 - 画像ファイルを挿入するときには、設定画面を表示しないようにする
- [サイズを指定しない]を選択します。
- 設定を変えたら、[OK]をクリックします。
画像を挿入する際、変更した内容が反映されます。
■解像度の設定に関する注意事項
[イメージ枠のサイズ指定]または[画像枠のサイズ指定]ダイアログボックスで[解像度]を設定する場合、次のような注意事項があります。
- 選択した画像が次のような場合は、解像度の設定はできません。
- 縦または横の解像度が10dpiより小さい場合
- 256色以下の画像ファイルの場合
- 解像度を小さくする場合
解像度を小さくするとデータが間引かれ、その分データサイズは小さくなります。
印刷に使う場合は、解像度を低くしすぎないように注意します。 [解像度]で[推奨]を選択すると、画質を保って画像を挿入できます。
※一般のプリンタで出力する際に必要な解像度は、200〜300dpi程度です。
※dpi(dot per inch)
画像ファイル(イメージ)内のドットの密度(1インチあたりのドット数、絵を構成する点の数)を表します。
解像度を高くすると、1インチあたりのドット数(絵を構成する点)も増えるので、より細かく色を使って画像を表現できます。ただし、それに比例して、ファイルサイズも大きくなります。
画像内のドット数は固定されています。このため、画像の表示サイズを大きくすると、ドットが分散されることになり、解像度は低くなります。
逆に、画像の表示サイズを小さくすると、狭い範囲にドットが集約されるので、解像度は高くなります。