一太郎から、花子を透過編集モードで起動して利用することができます。
一太郎の簡易作図機能とは違い、花子のすべての機能を使って、さまざまな図形を文書上に描けます。
一太郎の文書を表示したまま図形を描けるので、文書と図形のバランスを確認しながら編集を進められます。
描いた図形は、一太郎の作図データとして取り込まれます。
花子透過編集モードで描いて一太郎に取り込んだ図形は、簡易作図機能を使って編集することができます。また逆に、一太郎の簡易作図機能を使って作った図形は、花子透過編集モードで編集することができます。
■操作
- 一太郎で、[挿入-作図-花子透過編集]を選択します。
花子が起動します。
一太郎文書に図形がある場合は、その図形を読み込んで花子が起動します。 - 図形を作成・編集します。
花子透過編集のモードで作成した図形のほか、一太郎の簡易作図で作成した図形や部品も編集できます。
- 作成・編集が終わったら、[ファイル-花子を終了して一太郎へ戻る]を選択します。
編集結果を反映するかしないかを確認するメッセージが表示されます。
- [はい]をクリックします。
花子が終了し、花子で作成・編集した図形が、一太郎の文書に取り込まれます。
※一太郎で、ナレッジウィンドウの[作図]で[花子透過編集]をクリックするのも同じ機能です。
▼注意
- 花子透過編集モードから一太郎に戻るときに、一部、失われるデータや情報があります。詳しくは、次のページをご覧ください。
- 花子透過編集モードを利用するには、花子と一太郎が同じ環境にセットアップされている必要があります。
組み合わせられる一太郎と花子のバージョンは、一太郎10・花子10以降です。
※一太郎9・花子9の場合、次の製品のどれかと組み合わせている場合に利用できます。
「ATOK12/一太郎9/花子9パワーアップキット」・「Officeユーザーズキット」・「Justsystem Office9」
?困ったときは
- 「反映されない図形があります。」とメッセージが表示される
花子の透過編集モードから一太郎に戻ると、反映されない図形データがある場合に確認のメッセージが表示されます。
- 一太郎文書に反映させたいデータがある場合
[いいえ]を選択し、透過編集モードに戻ります。
位置によって失われるデータは、一太郎文書に反映できる領域やページに移動します。また、[ファイル-複製を保存]を選択して、花子のデータとして保存し、必要な部分をあとから利用できるようにします。
反映させたいデータを反映・保存する操作が完了したら、透過編集モードを終了するコマンドを選択します。
- そのまま図形データが失われてもよい場合
[はい]を選択します。
- 一太郎文書に反映させたいデータがある場合
●こんなときは
- 花子透過編集で作成した花子の文字付き図形を、透過編集終了時に、一太郎で編集できる合成図形にするかしないかなどを切り替えられます。