縦組みで半角文字を入力した場合、文字が横に回転した状態で表示されます。 縦にしたい場合は、部分的に文字を回転し、文字のベース位置を調整します。
■1行に1文字ずつ入力したい場合
ここでは、下記のように、1行に半角文字を1文字ずつ入力する場合の操作を説明します。この場合、半角文字を回転し、文字のベース位置を調整します。
[例]文字サイズが36Pの場合
■操作
以下の手順で操作を行います。
1部分的に文字を回転する
- 縦に直したい文字枠を選択します。
描画パレットの
[図形の選択(拡大/縮小)]を選択して文字枠を2回クリックするか、
[横組文字枠作成]または
[縦組文字枠作成]を選択して文字枠を1回クリックします。
- 横に回転している文字を、マウスをドラッグして範囲指定します。
- [文字-文字属性]を選択します。
[文字属性]ダイアログボックスが表示されます。
- [飾り]シートを選択し、[回転する]の右端の▼をクリックして[270°]を選択して[OK]をクリックします。
範囲指定した文字が回転します。
文字を回転しただけでは、回転した文字は左方向に寄った状態で表示されます。
回転した文字の前後にある文字とのバランスを整えるために、文字のベース位置を変更します。
2文字のベース位置を調整する
- 回転した文字が範囲指定された状態で、[文字-文字属性]を選択します。
- [字間]シートを選択し、[ベース位置からのシフト量]を
にして[シフト量]の数値を調整し、[OK]をクリックします。
文字のシフト量が調整されます。
※シフト量は、文字の大きさに合わせて調節します。
■1行に2〜3文字を並べて入力したい場合
ここでは、下記のように、半角文字を2〜3文字並べて入力する場合の操作を説明します。
文字を回転させたあと、文字の付き位置を変更します。
■操作
- [文字-文字属性]を選択して、半角文字を270°回転します。
※詳しい操作は上の「部分的に文字を回転する」を参照してください。
- 1文字目を範囲指定し、[文字-付き位置-下付-中]を選択します。
例では、「第153回」の「1」を範囲指定します。
指定した文字の位置が左側に寄ります。
- 2文字目を範囲指定し、[文字-付き位置-中付]を選択します。
例では、「第153回」の「5」を範囲指定します。
指定した文字の位置が操作2.で配置した文字のとなりに表示されます。
- 3文字目を範囲指定し、[文字-付き位置-上付-中]を選択します。
例では、「第153回」の「3」を範囲指定します。
指定した文字の位置が操作3.で配置した文字のとなりに表示されます。
※2文字を並べたい場合は、1文字目に[下付]、2文字目に[上付]を設定します。[中付]の設定はおこないません。
※[下付]、[上付]には、[上/中/下]の3種類があります。[上]を選択すると、並んだ文字の間隔が詰まり、[下]を選択すると、間隔が広くなります。
また、[下付-上]を選択した場合は[上付-上]を選択する、[下付-下]を選択した場合は[上付-下]を選択する、などのように、選択する種類を合わせると、文字のバランスがよくなります。
■1行に4文字以上を並べて入力したい場合
半角文字を並べたい部分だけ、別の横組の文字枠を作成して、縦組の文字枠の上に重ねて配置します。
先に作成している縦組の文字枠では、半角文字を並べたい部分で、キーボードのスペースキーを押し、あらかじめスペース(空白)を空けておきます。