このFAQは、Just Right!3で、次のオプション校正辞書を、複数ご利用の方を対象としています。
- ライフサイエンス校正辞書2009 for Just Right!
- 医療校正辞書'09 for Just Right!
- 共同通信社 記者ハンドブック校正辞書 第11版 for Just Right!
Just Right!3では、複数のオプション校正辞書を、ひとつの校正設定に設定することはできません。
ひとつの校正設定に、複数のオプション校正辞書を設定する手順を、参考情報としてご紹介します。
※複数のオプション校正辞書を設定する手順と、この設定での校正実行はサポート対象外です。
操作は次の流れで行います。
【例】「共同通信社 記者ハンドブック校正辞書」と「ライフサイエンス校正辞書2009」を同時に利用する場合
I 記者ハンドブック校正辞書を元にした校正設定を用意する
■操作
- Just Right!を起動します。
- [校正-設定]を選択し、[新規作成]をクリックします。
- [校正設定名]に、分かりやすい名前を設定します。(例:[記]標準+[LSD])
- [元となる校正設定]の右端にある▼をクリックし、記者ハンドブック校正辞書の校正設定を選択します。(例:[記]標準)
- [OK]をクリックします。
[校正設定の編集]ダイアログボックスが開きます。
- [OK]をクリックします。
[校正設定の選択]ダイアログボックスに戻ります。
- [OK]をクリックします。
- Just Right!を終了します。
引き続き、操作IIを行います。
II 作成した校正設定ファイルを編集する
■操作
- Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム*1-アクセサリ-メモ帳]を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[プログラム]です。
※ここではメモ帳を使用しますが、テキストファイルを編集できるアプリケーションであれば、他のアプリケーションでも構いません。
- [ファイル-開く]を選択し、操作Iの3.で作成した校正設定ファイル*2を読み込みます。
*2【例】[記]標準+[LSD].PRS
作成した校正設定ファイルは、作成したときの校正設定名と同じ名前で、以下のフォルダに保存されています。- Windows Vistaで使用している場合
?:\Users*3\<各ユーザー名>\AppData\Roaming\Justsystem\JsProof
*3エクスプローラなどでは「ユーザー」と表示されます。
- Windows XP/2000で使用している場合
?:\Documents and Settings\<各ユーザー名>\Application Data\Justsystem\JsProof
※?にはWindowsの存在するドライブ名が入ります。
- Windows Vistaで使用している場合
- [プリセット名]で始まる行を検索します。
該当する行の「=」の右側に、作成したときの校正設定名と同じ文字列があることを確認します。
- ファイル内で、[辞書]で始まる行を検索します。
- 操作4.で検索した行以下に、次の行があれば削除します。
校正用拡張辞書1=
スペルチェック用拡張辞書1= - 次の行を追加します。
校正用拡張辞書1=LSD_JR.dic
スペルチェック用拡張辞書1=LSDE_JR3.DSS※「校正用拡張辞書1=」など、「辞書」に続く数字は、全角で入力します。その他の英数字・記号は半角で入力します。
- [ファイル-上書き保存]を選択します。
- メモ帳を終了します。
引き続き、操作IIIを行います。
III 作成した校正ファイルを、Just Right!で設定する
■操作
- Just Right!を起動します。
- [校正-設定]を選択します。
- [校正設定一覧]で、操作Iの3.で作成した校正設定を選択します。
- 必要に応じて、[編集]をクリックして各設定を行います。
- [OK]をクリックします。
●こんなときは
【「共同通信社 記者ハンドブック校正辞書」と「医療校正辞書'09」を同時に利用する場合】
- 操作I〜IIの4.を行います。
- 操作1.で検索した行以下に、次の行があれば削除します。
校正用拡張辞書3=
校正用拡張辞書4=
スペルチェック用拡張辞書2= - 利用する辞書の種類に応じて、次の行を追加します。
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用する場合
- 校正用拡張辞書3=JR_IRYO.DIC
- 校正用拡張辞書4=JR_IRYOS.DIC
- スペルチェック用拡張辞書2=JR_IRYOE3.DSS
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用しない場合
- 校正用拡張辞書3=JR_IRYO.DIC
- スペルチェック用拡張辞書2=JR_IRYOE3.DSS
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用する場合
- 操作IIの7.〜IIIを行います。
【「ライフサイエンス校正辞書2009」と「医療校正辞書'09」を同時に利用する場合】
- 操作Iの1.〜3.を行います。
- [元となる校正設定]の右端にある▼をクリックし、ライフサイエンス校正辞書の設定を選択します。(例:[LSD]ライフサイエンス(Ver.3用)
- 操作Iの5.〜IIの4.を行います。
- 操作3.で検索した行以下に、次の行があれば削除します。
- 校正用拡張辞書3=
- 校正用拡張辞書4=
- スペルチェック用拡張辞書2=
- 利用する辞書の種類に応じて、次の行を追加します。
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用する場合
- 校正用拡張辞書3=JR_IRYO.DIC
- 校正用拡張辞書4=JR_IRYOS.DIC
- スペルチェック用拡張辞書2=JR_IRYOE3.DSS
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用しない場合
- 校正用拡張辞書3=JR_IRYO.DIC
- スペルチェック用拡張辞書2=JR_IRYOE3.DSS
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用する場合
- 操作IIの7.〜IIIを行います。
【「共同通信社 記者ハンドブック校正辞書」と「ライフサイエンス校正辞書2009」、「医療校正辞書'09」を同時に利用する場合】
- 操作I〜IIの4.を行います。
- 操作1.で検索した行以下に、次の行があれば削除します。
- 校正用拡張辞書1=
- 校正用拡張辞書3=
- 校正用拡張辞書4=
- スペルチェック用拡張辞書1=
- スペルチェック用拡張辞書2=
- 利用する辞書の種類に応じて、次の行を追加します。
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用する場合
- 校正用拡張辞書1=LSD_JR.dic
- 校正用拡張辞書3=JR_IRYO.DIC
- 校正用拡張辞書4=JR_IRYOS.DIC
- スペルチェック用拡張辞書1=LSDE_JR3.DSS
- スペルチェック用拡張辞書2=JR_IRYOE3.DSS
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用しない場合
- 校正用拡張辞書1=LSD_JR.dic
- 校正用拡張辞書3=JR_IRYO.DIC
- スペルチェック用拡張辞書1=LSDE_JR3.DSS
- スペルチェック用拡張辞書2=JR_IRYOE3.DSS
- 医療校正辞書の標準病名辞書を利用する場合
- 操作IIの7.〜IIIを行います。
◆補足
- 設定が正しく反映されたか確認する方法
- Just Right!を起動し、[校正-設定]で、作成した校正設定を選択します。
- [校正-実行]を選択して、校正実行します。
- [ファイル-指摘情報の印刷]を選択し、[印刷項目設定]をクリックします。
- [校正実行時の情報]が
の場合は、クリックして
にします。
- [利用した辞書]が
の場合は、クリックして
にします。
- [OK]をクリックします。
- [以下の内容で印刷されます]の欄をスクロールし、末尾の[利用した辞書]に、設定した校正辞書が表示されているか確認します。
- 「指定したファイルが見つかりません」と表示される場合
校正設定ファイルに記述間違いがあります。作成した校正設定を削除し、再度操作I〜IIを行います。
- 校正設定ファイルの編集結果は、その校正設定を利用した校正実行にのみ影響します。他の校正設定への影響はありません。