ほかのアプリケーションに地図スタジオで作ったデータを貼り付けて印刷する場合、印刷したデータにがたつきが見られることがあります。
がたつきをできるだけ少なくしてきれいに印刷する場合は、次のいずれかの方法を試します。
I オブジェクトとして挿入する
アプリケーションに、地図スタジオ形式のファイルを、オブジェクトとして挿入します。
この方法は、対象のアプリケーションがOLE機能に対応している場合に利用できます。
※アプリケーションによっては、印刷結果にあまり差がない場合があります。
地図スタジオをアドイン設定している場合は、アプリケーションのツールボックスやメニューから地図スタジオを起動し、地図を作成してお試しください。
※NTTフレッツ・ソフト配信サービスで入手した地図スタジオの場合、以下の操作は実行できません。
■操作
- 作ったデータを、地図スタジオ形式(*.jch)のファイルとして保存します。
- 地図スタジオのデータを使いたいアプリケーションを起動し、[挿入-オブジェクト]など、オブジェクトを挿入するコマンドを選びます。
※アプリケーションによって操作は異なります。オブジェクトの挿入に関する操作について詳しくは、アプリケーションのヘルプなどをご覧ください。
- ファイルをオブジェクトとして挿入する画面で、地図スタジオ形式のファイルを設定します。
II PNG形式の画像ファイルにする
画像形式のファイルは、ファイルの種類によって、画質やファイルサイズなどが大きく変わります。できるだけきれいな画質を保ったデータにする場合は、PNG形式を利用します。
※画質を落としてデータを圧縮するJPEG形式とは異なり、PNG形式では、画質を落とさずにデータを圧縮できます。
なお、地図スタジオでは、画面の解像度に従って画像形式のファイルを作ります。このため、アプリケーションで表示するサイズによっては、画像を構成するドットが分散されてしまうため、画質が粗くなったように見える場合があります。
画像サイズを大きく保存することで、アプリケーションでの表示サイズが大きいときも、ドットの分散が少なくなるようにします。見た目の大きさは、アプリケーションに挿入したあとで、枠サイズを調整することで整えます。
■操作
1 画像サイズを指定する
- コマンドバーの をクリックします。
[絵で保存]ダイアログボックスが表示されます。
- [フォルダ]をクリックします。
[画像形式で保存]ダイアログボックスが表示されます。
- をクリックします。
[画像のサイズ変更]ダイアログボックスが表示されます。
- [倍率]に拡大率を入力するか、[横]・[縦]にサイズを直接入力します。
現在の画像サイズより大きなサイズを設定します。
- [OK]をクリックします。
[画像形式で保存]ダイアログボックスに戻り、調整したサイズが[サイズ]に反映されます。
2 PNG形式で保存する
- [画像形式で保存]ダイアログボックスの[ファイル名]に、名前を入力します。
- [ファイルの種類]の右端の▼をクリックして、一覧から[PNGファイル(*.PNG)]を選びます。
- [保存する場所]で、データを保存する場所を確かめ、[OK]をクリックします。
指定した画像サイズのPNG形式で、データが保存されます。
3 挿入先でデータを縮小する
- 地図スタジオのデータを使いたいアプリケーションを起動し、上記の操作で作ったPNG形式のファイルを挿入します。
※画像ファイルを挿入するコマンドを使って、データを挿入します。
画像ファイルを挿入するコマンドについて詳しくは、アプリケーションのヘルプなどをご覧ください。 - アプリケーションに挿入したデータを選び、枠サイズを縮小する操作で、見た目の大きさを調整します。