このFAQは、法人のお客様(企業/官公庁・自治体/教育機関など)で、システム管理者の方を対象としています。
「一太郎2009 アップデートモジュール」を導入する際、以下の手順で操作すると、セットアップ画面を表示することなくセットアップ(サイレントセットアップ)を行うことができます。
操作は次の流れで行います。
I セットアップを行う前に
II.以降の操作を行う前に、次の点について確認します。
- 環境に、一太郎2009がセットアップされているかどうか確認します。
一太郎2009がセットアップされていない環境には、一太郎2009 アップデートモジュールを導入することができません。一太郎 2009がセットアップされていない場合は、一太郎2009をセットアップしてから操作を行います。
- 管理者(Administrator)権限でコンピューターにログオンします。
一太郎2009 アップデートモジュールをセットアップするには、Administratorsグループに所属しているユーザーや、「コンピューターの管理者」のユーザーでログオンする必要があります。
- 起動しているアプリケーションはすべて終了します。
一太郎2009など、起動しているアプリケーションがある場合はすべて終了してから操作を行います。
II サイレントセットアップを行う
以下の流れでサイレントセットアップを行います。
■操作
1 「t2009up11.exe」を展開しサーバーにコピーする
- ダウンロードページから、一太郎2009 アップデートモジュール「t2009up11.exe」を任意のドライブ・フォルダにダウンロードします。
ここでは、サーバーAに<data>フォルダを作成し、<data>フォルダ以下に「t2009up11.exe」をダウンロードし、同フォルダに展開した場合を例に、以降の手順を説明します。 - Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム-アクセサリ-ファイル名を指定して実行]*1を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[ファイル名を指定して実行]です。
- [参照]をクリックします。
- 画面左側の[コンピュータ]を選択し、手順1.で「t2009up11.exe」をダウンロードしたドライブ・フォルダを選択し、「t2009up11.exe」を選択し、[開く]をクリックします。
- [ファイル名を指定して実行]ダイアログボックスの[名前]欄で「t2009up11.exe」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「/c /t:"展開先のパス"」と入力します。
【例】\\A\data\t2009up11.exe▲/c▲/t:"\\A\data"
※入力例で記載の「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
また、半角アルファベットの大文字・小文字は上記のとおりに入力してください。 - [OK]をクリックします。
- 「このファイルを実行しますか?」と表示されたら[実行]をクリックします。
手順5.で指定した展開先へ「setup.exe」「t2009up11.msp」が作成されます。
2 サイレントセットアップを実行するためのショートカットを作成する
- サーバーAの<data>フォルダ内の「setup.exe」の上で右クリックします。
- 表示されたショートカットメニューから[ショートカットの作成]をクリックします。
「setup.exe-ショートカット」*1が作成されます。
*1OSによっては、「setup.exe へのショートカット」です。
- 手順2.で作成されたショートカットの上で右クリックします。
- 表示されたショートカットメニューから[プロパティ]を選択します。
- [ショートカット]シートを選択します。
- [リンク先]で、「setup.exe」の後ろに半角スペースを入力し、続けて「/s」と入力します。
【例】\\A\data\setup.exe▲/s
※入力例で記載の「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
また、半角アルファベットの大文字・小文字は上記のとおりに入力してください。- アップデートモジュールを導入完了時、Windowsの再起動を抑制する場合
続けて「/s /n」と入力します。
【例】\\A\data\setup.exe▲/s▲/n
- アップデートモジュールを導入完了時、Windowsの再起動を抑制する場合
- [適用]をクリックし、[OK]をクリックします。
3 ローカルクライアントBから、サーバーAの「setup.exe」をサイレントセットアップで実行する
ここでは、サーバーAに接続しているローカルクライアントBから、サーバーAの<data>フォルダにある「setup.exe」のショートカットを呼び出す方法について説明します。
以下の操作はローカルクライアントBでの操作となります。
- エクスプローラを起動します。
- サーバーAの<data>フォルダを表示します。
- 手順 2-2.で作成したショートカットの上で右クリックします。
- 表示されるショートカットメニューから[管理者として実行]*1を選択します。
*1ご使用のOSによっては、[開く]です。
- [ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスが表示されたら、[はい]または[続行]をクリックします。管理者アカウント以外でログオンしている場合は、管理者アカウントのユーザー名やパスワードを入力し、[はい]または[OK]をクリックします。
※ご使用のOSや設定によっては、[ユーザーアカウント制御]ダイアログボックスは表示されません。6.へ進みます。
- 画面には表示されませんが、一太郎2009 アップデートモジュールのセットアップがはじまります。
III こんなときは
【アップデートモジュール導入時のログファイルを出力する場合】
手順 2-6.で、setup.exeに続けて「▲/s▲/l▲"出力先フォルダ名\update.log"」と入力します。
※「▲」は半角スペースを表します。スペースキーを1回押してください。
【一太郎2009 アップデートモジュールが正常に導入できたかどうか確認する場合】
- 一太郎2009を起動し、[ヘルプ-バージョン情報]を選択して表示される画面の[バージョン]に「1.0.1.12」と表示されていれば、導入されています。
- 下記のファイルのタイムスタンプが記載日時以降であれば、導入されています。
?:\ProgramFiles\Justsystems*1\JSLIB32\jsvda.dll 2015/01/05 18:13:28
*1?:\ProgramFiles\Justsystem、?:\ProgramFiles(x86)\Justsystems、?:\ProgramFiles(x86)\Justsystem、または?:\JUSTの場合もあります。